時代を超えて愛される昭和レトロなスイーツ「欧風菓子 白鳥」【6151が撮るコーヒーのある風景vol.9】
昭和に流行したスワンシュークリーム。今もなお昔ながらの製法を受け継ぎ毎日ひとつひとつ丁寧に手作りで仕上げられた、ロマンティックな姿をした白鳥型のシュークリームを求めて、東京の「欧風菓子 白鳥(おうふうかししらとり)」を訪れました。
創業から大切に受け継がれるこだわりのレシピ
お元気ですか、6151です。
今回は昭和レトロを感じるスイーツ「スワンシュークリーム」が有名な「欧風菓子 白鳥」へ。地元でも長く愛される老舗洋菓子店の逸品に出合うべくやってきました、東武東上線の中板橋駅。南口を出てすぐ目に入る緑の看板が目印です。
駅前の商店街に堂々と構えるお店、グリーンの看板がすぐ目につきました。1階は菓子店、2階がイートインフロア、3階で製造と一棟でお店を回しているのだそう。できたてのスイーツがすぐ店頭に並び、その場で楽しめるところもうれしい。
スイーツは昭和41年(1966)創業の先代から受け継がれたレシピに今も忠実に作り続けていて、種類も豊富。生菓子だけでなくクッキーやチョコレートのほか、バームクーヘンも人気です。
保存料無添加にこだわった、からだに優しい素材選びもうれしいポイント。自分へのご褒美だけではなく、誰かへのおみやげにもおすすめしたくなりますね!何よりびっくりしたのは価格設定が300円から400円というお手頃価格なところ。食材へのこだわりだけでなく良心的な価格で提供できるようにと試行錯誤されているのだそう。企業努力の賜物です。
店頭にはお店のファンが差し入れしたショッパーのミニチュア作品やスワンシューのフェルトフィギュアなどが飾られていてほっこり。訪れる方がついついファンになってしまうような人の温かな空気が流れていて、なんだかとっても居心地がいい。
テイクアウトのほか、2階の喫茶スペースでケーキをオーダーしてのイートインも可能!
というわけで、お待ちかねの喫茶フロアの2階で早速いただくことに!
大本命の優美な「スワンシュークリーム」
大本命の優雅なフォルムでテーブルに運ばれてきたスワンシュークリーム。濃厚なディプロマットクリームをはさんだシューには白い粉砂糖が少し振ってあり純白の羽を容易に思い起こさせてくれます。ディプロマットクリームとは生クリームにカスタードクリームを合わせたもの。よりクリーミーな味わいに仕上がり、シュークリームにベストマッチするんですね。
クリームソーダやコーヒーフロートなど昔ながらの純喫茶なドリンクメニューも。「スワンシューにはやっぱりコーヒーがおすすめじゃないでしょうか」と2代目オーナーの白鳥さん。というわけでペアリングにはホットコーヒーをオーダーしました。
「シュークリームと温かい飲み物セット」は780円、冷たい飲み物セットは880円。飲み物はコーヒー、カフェオレ、紅茶のいずれかから選べるお得なセットです。
角度によって表情が変わるスワンシュー、どこから見てもエレガントで今にも羽ばたいて飛び立ちそう。美しいシルエットにときめきが止まらず、なかなか写真を撮る手も止まらず。しかし満を時していただきました。なめらかで濃厚な舌触りでボリューミーなクリームですが、軽やかなシューとよく合う。甘さ控えめで飽きのこないシンプルな味のおかげで、もうひとつケーキを注文してしまおうかな?というくらいヘルシーな味わい。確かにコーヒーによく合います。
店内に映えるベルベットグリーンのソファやタイル
看板もグリーンでしたが実は店内にもグリーンが散りばめられていて目を惹きます。先代が好きな色だったという深い緑のインテリアが自然と集まり、お店のテーマカラーのようになっています。開業時から変わらない店内の様子も趣があり落ち着く雰囲気。
ちょうどお昼に訪れたのでランチで来店していたお客様が数組。窓際席は通る電車や駅前を見下ろすことができる人気席のよう。カレーライスやジャージャー麺などのほかにサンドイッチなどの軽食もあり、ランチ利用の方も多いそうです。
ゆったりした時間を過ごしたいなら平日がおすすめです。イートインの雰囲気をたっぷり楽しんだ後は、おすすめケーキをごっそり買っておうちでも楽しみました。食べることだけじゃなく、オーナーや先代の奥様などスタッフの方みなさんの作り上げている空気感が居心地よくて、また何度も足を運びたい素敵なお店でした。近いうちに全メニューを制覇したい!
■欧風菓子 白鳥(おうふうかししらとり)
住所:東京都板橋区弥生町31-15
TEL:03-3958-4425
営業時間:10~20時(2階イートイン19時45分LO)
定休日:水曜
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