【沖縄】ひと口で幸せに!南国フルーツをギュッと閉じ込めた「CAFUNÉ」のアイスクリーム
那覇空港から車で約35分。沖縄県中部の宜野湾市普天間(ぎのわんしふてんま)にお店を構える「CAFUNÉ(かふね)」は、小さなアイスクリーム屋さん。住宅街にひっそりたたずむ、地元のおいしいもの好きが通う人気店です。
アイスクリーム屋さん「CAFUNÉ」ってこんなところ
店名は、ポルトガル語で“愛する人の髪にそっと指を通す仕草”を意味する「CAFUNÉ」と、沖縄の方言で幸運・果報を意味する「カフー」から名付けられました。
「いい知らせやモノ、いい人々が集まるような場所になってほしい」という思いも込められています。
「アイスクリーム屋さんを始めるなら、果物がおいしくて、1年を通して暖かい沖縄がいいと思って」と話すのは、埼玉県出身の店主 平良 葵(たいら あおい)さん。もともとアイスクリーム好きだった平良さんは独学でアイス作りに取り組み、2020年にCAFUNÉをオープンさせました。
アイス作りに使用する素材は“生産者の顔が分かるもの”。例えば、生乳本来の味に近い宮平乳業の低温殺菌牛乳や、抗生剤や消毒に頼らず平飼いで鶏を飼育するみやぎ農園の卵など、どのように飼育されて、どういう人たちが育てて販売しているのかを実際に目で確かめてから取引をするようにしているそうです。
「その方が安心して使えて、自信を持って提供できるので」と平良さん。
そんな平良さんが目指すのは、シンプルにおいしい素材を使用して、小さな子どもから大人まで安心して食べられるアイスです。「自分たちが日常的に食べたいアイスを提供したいから」と、舌触りを良くするための増粘剤や長持ちさせるための保存料、見た目をカラフルにさせるための着色料、乳化剤などの添加剤は使いません。
ここでしか味わえないオリジナルフレーバーは9種類!
ショーケースに並ぶのは、日替わりで9種類(毎朝インスタグラムのストーリーでお知らせ)。決して多くはないけれど、素材を厳選し、手間暇かけて仕上げるアイスは、平良さんが自信を持ってオススメする9種類です。
月桃や島バナナ、黒糖、パッションフルーツ、ドラゴンフルーツ、バタフライピーなど、沖縄の果物や食材からインスピレーションを受け、オリジナルフレーバーを日々探求するCAFUNÉ。お店には、ここでしか味わうことのできないアイスが揃っています。
店名がついた「CAFUNÉ」はココナッツミルクベースで、うっちん(ウコン)とポピーシード、柑橘の果汁が入ったアイスクリーム。ウコンと柑橘。一見合わなそうな組み合わせですが、それぞれの個性が絶妙なバランスで引き立て合い、複雑で繊細な味わいが感じられます。
ワッフルコーンも自家製です。使用する材料は砂糖3種類とバター、卵白のみ。1枚ずつ手焼きで生地を仕上げます。
沖縄県産の紅芋をオーブンで焼き、アイスクリームにした「紅芋」は、焼き芋そのものの味わい。ねっとりとした舌触りと、深いコクが楽しめます。
紅芋パウダーを使用していないため、他店のものと比べると見た目の色の鮮やかさは控えめですが、素材の風味が口の中でふわっと広がり、余韻が長く続きます。
イートインの器は、nakamurake no shigotoさんに特注したというCAFUNÉのオリジナルアイスカップ。イエローとグレーの2色展開で、店頭でも販売もしています。
贈り物にしたい沖縄のアイスクリーム
また、アイスクリームは全国発送も可。沖縄みやげや贈り物にいかがでしょうか?オンラインショップでも購入することもできるので、お店で気に入ったアイスクリームを自宅でも味わいたい方も、ぜひ。
◾️CAFUNÉ(かふね)
住所:沖縄県宜野湾市普天間2-12-6
TEL:098-987-6614
営業時間:12〜17時
定休日:日・月曜
Photo &text:舘幸子
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●店舗・施設の休みは原則として年末年始・お盆休み・ゴールデンウィーク・臨時休業を省略しています。