【おとなのソロ部】作業や読書がはかどる!自分時間のためのラウンジ「Personal Lounge 丸善の三階」
東京・丸の内にある、“ひとりの、ひととき。” をコンセプトに“自分のための時間”を過ごせるラウンジ「Personal Lounge 丸善の三階(ぱーそなる らうんじ まるぜんのさんかい)」。じっくり考えごとができる「Thinkエリア」、本に没頭できる「Relaxエリア」、仕事に集中できる「Workエリア」と空間が分かれていて、目的や気分によって使い分けることができます。
ひとり時間を豊かにするためにデザインされたさまざまなエリア
「丸善 丸の内本店」の3階にある「Personal Lounge 丸善の三階」は、ワークスペースとして、読書をするカフェとしてなど、さまざまなひとり時間を楽しめるラウンジ。「丸善の二階」とよばれ、明治期に文人だけでなく、「知」を求める人々に愛されていた「丸善 日本橋店」の2階のように、「知」のライブラリーを提供したい、親しみを感じてほしいと、そう名付けたそうです。
ラウンジ内はジャズが流れ、落ち着いた色調にまとめられたインテリアが集中できる空間を演出。48ある席はゆとりのある配置で、ひとりひとりのスペースを広めに取ってあります。
こちらは、個々のスペースをパーテーションで仕切った大きなデスクと壁向きの座席がある、PC作業に適した全13席の「Workエリア」。資料などを広げられる余裕のあるデスクは集中して仕事に打ち込めると好評です。もちろん全席に電源を設置、Wi-Fiも完備されています。「丸善 丸の内本店」の中にあるラウンジなので、作業場所を確保して書店で仕事などの参考にしたい本の試し読みをするという図書館のような利用をすることもできますよ。
窓際にリラックスチェアが並ぶ「Relaxエリア」は、ゆったりくつろぎながら本を読むのにぴったり。東京駅丸の内駅舎や電車が走る様子を眺められるのは、この立地ならでは。特に駅舎を望める席は人気だそう。
こちらは8席ある「Thinkエリア」。三方を囲われたパーソナルな空間になっているので、集中したいときにぴったりです。
入り口付近にはラウンジ全体を見渡せる開放的なベンチシートや、東京駅駅舎を望む「Relaxエリア」近くには友人同士・家族連れ向けの複数人掛けの席もあります。複数人で訪れても、本を読むなど、それぞれ自分の時間を過ごす人が多いそうです。
「丸善 丸の内本店」で2200円以上購入すると、ラウンジを30%引きで利用できるクーポン(1日、月額プランは対象外)がもらえるので、買ったばかりの本を読む空間として使うのもおすすめです(未購入書籍の持ち込みは不可、購入済みまたは持参の書籍は持ち込み可能ですが、受付での確認が必要です)。
充実のフリードリンク&お菓子とアメニティ
仕事や読書のお供にはコーヒー、お茶、ジュースなど、セルフサービスのフリードリンクを。小腹が空いたときにつまむことができるチョコレートやあられなどのお菓子類やインスタントスープの用意もありますよ。
しっかりと食べたいときには、同じフロアにある「Cafe 1869」からデリバリーも可能なので、受付カウンターでオーダーしましょう。明治の初期に「丸善」創業者の早矢仕有的(はやしゆうてき)氏が生み出したとされるハヤシライス「丸善伝統の早矢仕ライス」1380円と4種類あるホットサンド630〜730円といったフードメニューのほか、フロートやアルコールなどのドリンクメニューもオーダーできます。
デスク周りを快適にしてほしいという思いから、自由に使えるアメニティも多く用意。PCスタンド、マウスパッド、デスクライトなど作業がはかどるアイテムのほかに、フットレストやブランケット、アイマスクなど、身体的な快適さや疲れへの配慮が感じられるアイテムもあります。
書店員が選んだおすすめの本をチェック
ライブラリーには、「イノベーションへの扉」「日常選書」「モードチェンジのためのビジュアル」をテーマにした書店員による選書が常時400冊ほど置いてあります。普段自分では選ばない本に出合えるのも選書ならでは。
「イノベーションへの扉」のコーナーでは、文学作品からビジネス書、実用書、漫画などさまざまなジャンルからビジネスのヒントになるような本をセレクトしています。選書は不定期に替わり、取材時には、失敗を糧に世界を変えてきたストーリーを紹介する「失敗を学ぶ」や、既成概念にとらわれずさまざまなことに挑んだ偉人をピックアップした「越境者たちの冒険」などをテーマに、独自の視点で選んだ本が並んでいました。
「日常選書」のコーナーには、書店員のコメント付きでおすすめの本も。仕事や読書の息抜きに「モードチェンジのためのビジュアル」をテーマに、アートなどのビジュアルブックも置いてあります。
利用料金は1時間あたり1650円(延長30分ごとに825円)。9〜11時には1時間の料金にトースト、スクランブルエッグ、サラダが付いたモーニングプラン、18〜20時にはビール、ハイボール、ワインを飲めるアルコールプランを実施しているので、朝活の場所として、仕事後にお酒を飲みながら読書をする場として、さまざまな使い方ができます。予約は不可ですが混んでいる場合があるので、事前に公式サイトとLINEから混雑状況をチェックしてみてくださいね。
※支払いはキャッシュレスのみ
■おすすめの利用シーン:ひとりで読書に浸りたいとき、リモートワークに集中したいとき、勉強に集中したいとき
Text:河部紀子(editorial team Flone)
Photo:yoko tajiri
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