【京都】2023年12月オープン!「茶寮 京都よしつぐ」で庭を眺めながら、かわいすぎる花餡ケーキをいただく
京都・四条河原町エリアに、2023年12月に抹茶やフォトジェニックな甘味がいただける京町家カフェ「茶寮 京都よしつぐ」がオープンしました。餡で形づくった花がギュッと詰まった「花餡ケーキ」をはじめ、見た目も味にもこだわったお店の人気メニューをご紹介します!
地下鉄四条駅から徒歩3分のところにある京町家カフェ
一年中、多くの人で賑わう四条通り。その大通りから北へ富小路通に面したお店が、今回ご紹介する「茶寮 京都よしつぐ」です。建物は明治10年(1877)に建てられたという京町家を活用したもので、趣たっぷり。和の雰囲気が感じられる甘味処です。
のれんをくぐって店内へ足を踏み入れると、一段上がった座敷席が目に入ります。店の奥には中庭もあり、京都らしさを感じられる空間がすてき。入り口近くにはお茶を点てるときに使う囲炉裏もあります。
1階席は座敷席とカウンター席のみですが、2階にはテーブル席も用意。1階が混雑しているときなどに開放されます。
「本物のお茶の味を知ってもらいたい」との思いから、カジュアルに抹茶が楽しめる甘味処としてオープンした「茶寮 京都よしつぐ」。お店では、師範代自ら点てる「濃茶」2200円や「薄茶」660円~がいただけるほか、日本茶、「茶寮 京都よしつぐ」オリジナルコーヒー豆を使用した「コーヒー」660円、ドイツの最高級品質のロンネフェルトの「紅茶」715円、「和スイーツ」165円~、「卵かけご飯膳」1650円などがいただけます。
見た目にも味にもとことんこだわった和スイーツ
「茶寮 京都よしつぐ」で人気のメニューが、こちらの「花餡ケーキ」1100円。北海道十勝産の大手亡豆(おおてぼう)で作った花餡をトッピングしたケーキで、中にはイチゴソースがかかったスポンジケーキが入っています。
花のデザインは季節によって変わるそうで、1月は椿、バレンタインの時期にはハートのチョコレートがトッピングされるなど、訪れる時期によってさまざま。食べるのが惜しくなるほど、かわいいケーキにテンションが上がります!
また、こちらの「十種の味わい団子膳」1320円も人気メニューのひとつです。「京都小倉餡」をはじめ、「厳選宇治抹茶餡」「西京白味噌餡」「九条ねぎ味噌」など京都の素材を使った餡がトッピングされた団子は、バラエティ豊かな味がラインアップ。箸休めとして、自家製昆布とお漬物2種がセットになっています。
なお、こちらの団子は単品でも注文可能(各165円)なので、小腹が空いたときのおやつにもおすすめ!特に人気が高いのは「焼きみたらし」や「青大豆と枝豆餡」。すっきりとした甘みの団子と、お茶を一緒にいただきながらホッと一息つくのもよさそうです。
イチオシメニューは、南九州産の本わらび餅粉を100%使用した「十割わらび餅」1815円。粉と水の配合にはとことんこだわったそうで、しっかりとした食感のわらび餅に仕上がっています。
作りたてを提供されるので、わらび餅がほんのり温かいのも特徴のひとつ。食べるときは、丹波黒豆のきな粉と、沖縄の波照間産黒糖の黒蜜をたっぷりとかけていただきましょう。わらび餅ときな粉、黒蜜それぞれの甘みが絶妙に重なり合い、一度食べればやみつきになること間違いなしです!
やさしい味わいに心がホッと安らぐ「卵かけご飯膳」
少し遅めの朝ごはんやランチにおすすめなのが、「卵かけご飯膳」1650円です。普通の「卵かけご飯」と思うことなかれ。こちらの料理も「茶寮 京都よしつぐ」のこだわりが詰まった、とっておきの「卵かけご飯」なのです!
特徴的なのは、その食べ方。まずは専用の器具を使って、卵をサラサラの卵白とトロトロした卵白、卵黄の3つにわけます。使用している卵は、京都産の「平飼い卵」。うま味とコクが濃厚で、卵黄の色もとても濃い色味をしています。
続いて、京都の蔵元「佐々木酒造」の純米酒と梅干し、かつお節などを煮て作られた店内仕込みの「煎り酒」をご飯にたっぷりと注ぎます。「煎り酒」は、江戸時代中期ごろまで庶民に親しまれていた調味料で、醤油が普及する前に使われていたそう。この「煎り酒」が卵のうま味をより引き立ててくれます。
「煎り酒」と醤油をかけてご飯をしっかりと混ぜたあとは、先ほどわけておいた卵白を先にトッピングして、また混ぜ混ぜ……。
最後にぷるんと新鮮な卵黄をのせれば、「茶寮 京都よしつぐ」流の卵かけご飯が完成です!食べると、かつおの香りがブワッと口いっぱいに広がり、とてもやさしい味わい。濃厚な卵黄が白飯に絡みつき、うま味がギュッと詰まったご飯をかきこむ瞬間は、まさに至福のひとときでした……。「茶寮 京都よしつぐ」を訪れたら、ぜひチェックしてみてほしいおすすめメニューです!
多くの人で賑わう四条通りや「錦市場」からも近い「茶寮 京都よしつぐ」ですが、店内に入れば喧騒を忘れられる静かな空間が広がっており、ゆっくりと落ち着いた時間を過ごせます。裏千家師範代のレクチャーのもと、茶道の作法を学んだり、自分でお茶を点てられる「抹茶体験」3300円にチャレンジしてみるのもおすすめ。まだあまり知られていない穴場のスポットなので、近くを訪れた際にはぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか?
■茶寮 京都よしつぐ(さりょう きょうとよしつぐ)
住所:京都府京都市中京区富小路通四条上る西大文字町603
TEL:075-257-7300
営業時間:10~18時
定休日:水曜
Text&Photo:中田優里奈(ウエストプラン)
●店舗・施設の休みは原則として年末年始・お盆休み・ゴールデンウィーク・臨時休業を省略しています。
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更が発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。