【下瀬美術館】水盤に浮かぶカラフルな展示室が話題!複合施設「SIMOSE」のアートミュージアム

【下瀬美術館】水盤に浮かぶカラフルな展示室が話題!複合施設「SIMOSE」のアートミュージアム

ミュージアム ミュージアムカフェ 美術館 オーシャンビューのレストラン 宿泊 広島県
Twitter Facebook LINE はてなブックマーク Pocket

対岸には多くの観光客で賑わう宮島、沿岸には工業コンビナートが立ち並ぶ、広島県南西部の大竹市。この臨海地区に世界的建築家の坂茂(ばんしげる)氏が設計を手がけた複合施設「SIMOSE(しもせ)」が2023年にオープンしました。なかでも「下瀬美術館」のデザインは印象的。エントランスの樹木のような大柱や、カラフルな展示室など話題のみどころをご紹介します!

Summary

建物もアート!“アートの中でアートを観る”未知なる体験

下瀬美術館は、オーナーである丸井産業の代表、下瀬ゆみ子氏と両親がコレクションしてきた約500点の作品を収蔵。フランスのエミール・ガレやドーム兄弟が手がけたアール・ヌーヴォーのガラス工芸をはじめ、日本と西洋の近代絵画、雛人形や御所人形などを展示する美術館です。外観には周囲の景色との一体感を生むミラーガラス・スクリーンが使用されています。

エントランスで出迎えてくれるのは36本のヒノキ集成材を一つにまとめた2本の大柱。天井に向けて、放射線状に梁が広がっていく様子は、まるで近未来の樹木のよう。館内はエントランス、ロビー、ショップ、カフェ、海の風景がシームレスにつながっています。

8つの可動式展示室で無二のアート体験を!

エントランスのガラス窓の向こうに見えるのが、水盤に浮かんで見えるカラフルな8つの可動式展示室です。これらの展示室は水盤の水位を上げて浮かせることができ、展示会の内容に合わせて、7つのパターンで配置可能だそう。展示棟から屋外に出て、ゆるやかな坂の先にある望洋テラスからは、並び立つ展示室と瀬戸内の多島美が重なる風景を眺めることができます。
カラフルな展示室の内部は、作品が映える真っ白な空間。移動するたびにテーマが変わり、新しい空間や作品と出合える楽しさも、ここだけのアート体験です。

展示室以外にもみどころがいっぱい!

可動式展示室以外にも、工芸家であり、植物学者であったエミール・ガレの作品に登場する草花が観賞できる、屋外の「エミール・ガレの庭」もみどころの一つ。
「カラーグローブ」各980円
「カラーグローブ」各980円
エントランス内にあるミュージアムショップでは、可動式展示室をモチーフにしたものやエミール・ガレの技法を再現したガラスのオブジェなど、所蔵品にまつわるオリジナルグッズが充実しています。
広島市の名店の特注ソーセージを使用した「サンドイッチ」1200円
広島市の名店の特注ソーセージを使用した「サンドイッチ」1200円
海辺の風景を目の前にするミュージアムカフェでは、瀬戸内のフルーツを使ったケーキや、サンドイッチなどの軽食も楽しめますよ。

■下瀬美術館(しもせびじゅつかん)
住所:広島県大竹市晴海2-10-50
TEL:0827-94-4000
開館時間:9時30分〜17時(最終受付16時30分)
休館日:月曜(祝日の場合は開館)、展示替期間
料金:観覧1800円

坂茂氏設計の「SIMOSE」のフレンチレストランやヴィラで特別な時間を
「Simose Art Garden Villa」は、木々に囲まれた森のヴィラと水盤に面した水辺のヴィラの、趣の異なる2エリアに全10棟が点在。一棟ごとに個性豊かで、すべてテラス付きのスイートタイプです。

■Simose Art Garden Villa(しもせ あーと がーでん う゛ぃら)
TEL:0120-907-090(受付9〜18時)
チェックイン:15時〜
チェックアウト:〜11時
料金:1泊2食付8万円〜(大人2名1室利用時、サービス料・税込)
広島近郊で飼育された肉や近海の魚、有機野菜を使ったフレンチを「ランチコース」6000円〜、「ディナーコース」1万3500円〜などで味わえる「SIMOSE French Restaurant」も敷地内に。

アート・オーベルジュと優雅な食事が堪能できるレストランで、特別なひとときを過ごすのもいいですね。

■SIMOSE French Restaurant(しもせ ふれんち れすとらん)
TEL:0827-93-1700
営業時間:11時30分〜14時LO、17時30分〜20時30分LO(夜は要予約)
定休日:月曜昼


中国・四国のおでかけ情報は『大人の日帰り旅中国四国』をチェック★
\ 最新版『大人の日帰り旅中国四国』発売中! /

Text :mado.lab
Photo:中島光行(TO SEE inc.)

●店舗・施設の休みは原則として年末年始・お盆休み・ゴールデンウィーク・臨時休業を省略しています。
●この記事は『大人の日帰り旅中国四国』に掲載した内容をもとに作成しています。
●掲載の内容は『大人の日帰り旅中国四国』取材時点の情報に基づきます。内容の変更が発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。

Twitter Facebook LINE はてなブックマーク Pocket
記事トップに戻る

編集部のおすすめ

ページトップへ戻る

検索したいキーワードを入力してください