【小豆島】発酵の島で手に入れたい!「さぬきオリーブ酵母」で醸す日本酒

【小豆島】発酵の島で手に入れたい!「さぬきオリーブ酵母」で醸す日本酒

るるぶ&more.編集部 香川県 日本酒 酒蔵 カフェ ベーカリー
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瀬戸内海に浮かぶ小豆島は、一年を通じて温暖な気候に恵まれ、自然やグルメ、アクティビティなどが楽しめる魅力いっぱいの島。今回はそんな小豆島で唯一の酒蔵「小豆島酒造」を訪ねてみました。

Summary

オリジナリティあふれる酒づくりに取り組む小豆島酒造

小豆島はもともと江戸幕府の天領として製塩業が行われ、そこから派生した醤油蔵が軒を連ねるなど、“発酵の島”としても知られています。
 島の東部、坂手港にも近い場所にある「小豆島酒造」では、そんな島の歴史を受け継ぎ、島内の発酵食品研究所で開発された「さぬきオリーブ酵母」を使うなど、独自の酒造りが行われています。

「さぬきオリーブ酵母」とは、香川県で栽培されているオリーブの実の表面から見つけた、醸造に適した酵母のこと。「この酵母を使った日本酒は、果実のような香りとトロピカルな酸味が特徴で、どんな料理にも合わせやすいんですよ」と蔵元の池田亜紀さんは教えてくれました。

「さぬきオリーブ酵母」を使ったお酒は海外での評価も上々

築80年以上の佃煮工場を改装した、風情ある小豆島酒造の「フォレスト酒蔵 MORIKUNIギャラリー」で販売しているラインアップから、おすすめのお酒を池田さんにピックアップしてもらいました。

「小豆島にオリーブの実がなるころ…(720㎖)」2360円は、中山千枚田の酒米と「さぬきオリーブ酵母」を使った純米酒の原酒。パッションフルーツのような香りは女性にも人気だそう。

さらに「さぬきオリーブ酵母」を使ったお酒から、「純米大吟醸 ながら、(720㎖)」4000円。酒母(しゅぼ)四段製法という珍しい製法で、味の広がりが多い、上品な香りに仕上げているのが特徴。そのネーミングの通り、“食事をしながら”一緒に楽しむのがおすすめだそうです。 

「小豆島にオリーブの実がなるころ…」はスペイン政府公認のコンクール『CINVE2023』日本酒部門で銀賞、「純米大吟醸 ながら、」は2023年のフランスの日本酒コンクール『Kura Master』純米大吟醸酒部門でプラチナ賞を受賞するなど、海外での評判も上々だそう。

このほか、「ふふふ。」「びびび。」といったポップなネーミングとスタイリッシュなボトルデザインが人気の銘柄や、「小豆島の輝(720㎖)」2274円といった濃厚な旨口タイプのお酒などがギャラリー内にずらり。カフェカウンターで少しずつ試飲もできるので、どれにしようか迷った時は、スタッフに気軽に相談してみるのがおすすめです。

カフェやベーカリーも併設。お酒+αの試みにも注目を
「女性や海外の方でも、気軽に日本酒を楽しめる場所にしたい」と話す池田さん。お酒の販売だけでなく、酒粕ケーキや甘酒ドリンクなどを提供するカフェも併設しています。
「フレンチトーストと日本酒のセット」(1700円)
「フレンチトーストと日本酒のセット」1700円
この日は「フレンチトーストと日本酒のセット」を注文。酒米の山田錦の米粉を使用したフレンチトーストとお酒を合わせる…そんな新しい日本酒の楽しみ方を教えてもらいました。また、別棟の「モリクニベーカリー」では酒米粉を使ったコッペパンの販売も。お酒+αの試みにもチャレンジする小豆島酒造に、これからも目が離せません!
 
■小豆島酒造(しょうどしましゅぞう)
住所:香川県小豆郡小豆島町馬木甲1010-1
TEL:0879-61-2077
営業時間:9〜17時(カフェは11時〜)
定休日:木曜(ベーカリーは火〜木曜)


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Text:mado.lab
Photo:中島光行(TO SEE inc.)

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