おでかけ
2024.04.05
【長野県長野市】“羊のまち”信州新町にある「さぎり荘」で“幻の肉”サフォークと温泉を堪能！
長野市から車で30分ほど走ると「ジンギスカン街道」と書かれた赤いのぼり旗が見えてきます。長野県信州新町は、“羊のまち”として知られ、国道19号線沿いにある7軒の飲食店でジンギスカン料理が味わえるエリアです。今回は、 “幻の羊肉”ともいわれる国産のサフォーク肉を町内で唯一堪能できる、レストラン＆温泉宿「さぎり荘」の魅力をご紹介します。
“幻の羊肉”サフォークジンギスカン
昭和初期から羊の飼育が盛んに行われていた信州新町。タレに漬け込んだジンギスカンを食べる文化もそのころから広がっていったそうです。昭和30年ごろになると、化学繊維が普及したことで畜産家が減少。一度はすたれてしまいそうになった羊文化ですが、肉の品質に特化した「サフォーク」とよばれる品種の羊を飼育することで再起をはかりました。今では、“羊のまち”として知られるようになった信州新町にある「さぎり荘」は、サフォークを飼育する畜産家で、信州新町産のサフォーク肉を唯一味わえるレストラン＆温泉宿です。
「さぎり荘」では、マトン（2歳以上の羊）をはじめ、ラム（子羊）とマトンの中間である「ホゲット」という羊肉も味わえます。こだわりのエサで育てたサフォークを丁寧に下処理してから提供しているので、羊特有の臭みはなく、軟らかい肉のうま味を堪能できます。育てるのに手間がかかるため、限られた数しか確保できず、予約で終わってしまうこともあるとのこと。サフォークを味わいたい人は前もって予約しておくのがベターです。
お店では、タマネギ、リンゴ、くるみなどを使った特製のタレで揉み込んだサフォーク肉を、各テーブルにある鉄板で焼いていただくスタイルです。味が染み混んでいるのでそのままでも充分おいしいですが、特性ダレに漬けて食べるとごはんが2倍進んでしまいそう。ちなみにごはんは信州新町産のはぜかけ米。太陽の光と自然風で乾燥させるので、甘く粘り気が強いお米になるのだそう。
食べ応え満点、オーストラリア産のラムチョップは岩塩で食べるのがおすすめ。軟らかくジューシーなラムのうま味が口いっぱいに広がります。単品のほか、いろいろな羊肉が楽しめる盛り合わせ（2000円～）も揃っています。サフォークやジンギスカンはワインとの相性も抜群。信州新町産のブドウで育てたワインもあるので、ジンギスカンとのマリアージュを楽しんでみてくださいね。
お腹が満たされた後は温泉で癒やされて
「さぎり荘」のもう一つのお楽しみは温泉です！温泉は、宿の脇を流れる川を1kmほど遡った景勝地「不動滝」から湧き出る源泉を引湯。「不動滝」の真上には不動明王が祭られていることから「不動の湯」として、古くから人々に親しまれてきました。
泉質はナトリウム、マグネシウム、カルシウムを多く含んだ硫酸塩・炭酸水素塩泉で、冷え性、神経痛、筋肉痛など多くの効能が期待できるそう。10～21時（木曜は11時30分～21時）は、日帰り入浴も可能なので食事の後にゆっくり浸かって癒やされましょう。
アウトドアアクティビティも充実
信州人なら誰でも歌えるといわれる県歌『信濃の国』の歌詞にも出てくる名勝･久米路峡（くめじきょう）。まるで鏡のように水面に木々が映りこむ絶景が望めるこの場所では、SUPやカヤックなどの水上アクティビティが楽しめます。「ジャングルクルージングツアー」はガイドが付き添ってくれるので初心者でも安心ですよ。
敷地内には「犀川キャンプ場」も併設。広大な敷地を1日1組限定で貸切りにできます（1日1組素泊まり、大人1000円～）。すぐそばには遊具がある公園やマレットゴルフ場もあるので、飽きずにたっぷり遊べます。室内でモノ作りを楽しみたい人は「機織り体験」がおすすめ。地元の人と楽しくおしゃべりしながらコースターやランチョンマットなどを制作できます（1人3000円～、所要約120分）。これらのアクティビティ体験は「さぎり荘」で申し込み可能です。
大自然の元で思いっきり遊んだ後はジンギスカンでお腹を満たし、最後は温泉で心身ともにリフレッシュ。アクティブな休日を過ごしたい方におすすめのスポットです♪
■信州不動温泉 さぎり荘（さぎりそう）
住所：長野県長野市信州新町日原西300-1
TEL：026-264-2103
営業時間：レストラン11時30分～14時30分（14時LO）、17時～20時30分（19時30分LO）※日帰り温泉は10～21時（木曜は11時30分～21時）
定休日：月1回休館日あり（詳細は公式サイト参照）
料金：日帰り入浴大人500円
Text：大塚真貴子
Photo：平松マキ
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