【伊香保温泉】伊香保のシンボル「石段街」でグルメを満喫♪ 365段の途中には足湯や休憩スポットも。

【伊香保温泉】伊香保のシンボル「石段街」でグルメを満喫♪ 365段の途中には足湯や休憩スポットも。

カフェ スイーツ パンケーキ るるぶ&more.編集部 群馬県 伊香保温泉
Twitter Facebook LINE はてなブックマーク Pocket

伊香保温泉は『万葉集』にも記された歴史ある温泉地。なかでも街のシンボルでもある365段の石段街には老舗宿をはじめ、まんじゅう屋さんや遊技場が立ち並び、昭和レトロな風情を漂わせています。最上部にある伊香保神社までがんばって登り切って参拝したら、あとは階段を下りながら温泉グルメを食べ歩き♪足湯やレトロカフェもお見逃しなく。

Summary

古の旅人も往来した石段街を歩いて伊香保神社へ

伊香保温泉とともに歴史を刻む石段街
伊香保温泉とともに歴史を刻む石段街

石段街は長篠の戦いで負傷した武士の避暑地として、天正4年(1576)に武田勝頼が真田昌幸に命じて造らせたもの。2010年に改修・伸延され「1年間365日繁栄するように」と願いを込めて365段になったのだそうです。

石階段中腹
石階段中腹

石段を中腹まで上ると、階段側面に与謝野晶子の『伊香保の街』という、石段街をローマの外劇場に例えた詩が刻まれています。近くには屋外休憩所の「ポケットパーク」があるので、疲れた時はここでひと息いれましょう。

伊香保神社の鳥居の下にある小さな案内板
伊香保神社の鳥居の下にある小さな案内板

石段にはあちこちに段数を表示したプレートがあり、最上段の伊香保神社にはローマ字で描かれた小さな案内板がありました。石段街は上りきると金運アップのご利益があると言われているんですよ。

拝殿の後方からは周辺の山々を見渡せる
拝殿の後方からは周辺の山々を見渡せる

石段街の最上部に鎮座する「伊香保神社」。祭神は温泉と医療、商売繁盛の神である大己貴命(おおなむちのみこと)と少彦名命(すくなひこなのみこと)で、伊香保温泉の守護神として祭られています。縁結びや子宝などにご利益があるとされ、パワースポットとしても知られています。

伊香保神社の提灯
伊香保神社の提灯

365段を上り切り、息が上がっていたらまず深呼吸。神聖な空気が漂う境内で、気持ちを整えて良縁を祈願します。

授与所では絵馬やお守りを用意している
授与所では絵馬やお守りを用意している

授与所には「縁結び」「子授かり」「開運」といった3種類の絵馬が用意されています。備え付けのマジックで願いごとを書いて願掛けしていきましょう。境内には江戸時代の武士・高山彦九郎(たかやまひこくろう)の腰掛け椅子や、松尾芭蕉の句碑などのみどころも。

■伊香保神社(いかほじんじゃ)
住所:渋川市伊香保街伊香保2
TEL:0279-72-3151(渋川伊香保温泉観光協会)
営業時間:境内自由
定休日:無休
料金:境内自由

湯の花まんじゅう発祥の店は朝イチで訪ねたい

早朝からひとつひとつまんじゅうを手作りしている
早朝からひとつひとつまんじゅうを手作りしている

伊香保神社のすぐ下にある「勝月堂」は、明治43年(1910)創業のまんじゅう屋さん。初代店主が温泉の茶色い湯の花をイメージし、黒糖を使った茶色い皮の「湯の花まんじゅう」を考案しました。現在の店主は四代目。創業当時の姿、製法、味を守り続けています。

蒸しあがった艶やかなまんじゅう
蒸しあがった艶やかなまんじゅう

皮には黒糖を使って微妙な伊香保温泉の湯の色を再現し、皮の中には最上級の北海道産あずきを使ったこし餡が包まれています。まんじゅうひとつひとつの形が微妙に違うのは手作りだからこそ。午前中には作りたての湯の花まんじゅうが食べられますよ。

「湯の花まんじゅう」は6個880円〜(令和6年3月現在)
「湯の花まんじゅう」6個880円〜(令和6年3月現在)

ふっくらとした皮に、しっとりときめ細やかなこし餡が包まれています。餡は甘さ控えめで上品な味わい。保存料などはいっさい使っていないので、日持ちは常温で2日間。早朝から行列ができ、昼前には売り切れてしまうことも。購入したいときは早めに来店しましょう。

■勝月堂(しょうげつどう)
住所:渋川市伊香保町伊香保591-7
TEL:0279-72-2121
営業時間:9〜18時(売り切れ次第終了)
定休日:不定休

ご利益がありそう♪だるまモチーフのスイーツでひと息

「伊香保薫るソフトクリーム」650円
「伊香保薫るソフトクリーム」650円

石段街263段目にある小さなカフェ「茶楼 千」でひと休み。旅館をリノベーションした和風モダンな空間でドリンクやスイーツを楽しめます。人気の「伊香保薫るソフトクリーム」は「ラベンダー&ブルーベリー」、「ローズヒップ&ハイビスカス&いちご」など6種類からソースを選べます。だるまの最中ですくって食べるのもいいですね。

店内ではだるまさんが迎えてくれます
店内ではだるまさんが迎えてくれます

店先や店内には手描きの黒板が飾られています。その日のおすすめをチェックして。

かつての旅館の面影を残すたたずまい
かつての旅館の面影を残すたたずまい

だるま型の陶器の器に入った「だるまミルクプリン」880円(ミニドリンク付き)もおすすめ。なめらかなミルクプリンはほうじ茶ソースでいただきます。ほかにも「びーどろクリームソーダ」、「石段珈琲」などこだわりのドリンクが味わえます。

■茶楼 千(さろう せん)
住所:渋川市伊香保町伊香保12
TEL:0279-72-2275
営業時間:10〜17時
定休日:不定休

野菜や肉のうま味を凝縮したアツアツの石焼きカレー

「きな粉と黒蜜のパンケーキ」ドリンク付き1200円
「きな粉と黒蜜のパンケーキ」ドリンク付き1200円

「大正浪漫 黒船屋」は石段街263段目から石畳の通りを歩いてすぐの場所にあるカフェ&レストラン。古民家をリノベーションしたノスタルジックな空間で、豆からこだわった自家焙煎コーヒーやスイーツをいただきましょう。
「きな粉と黒蜜のパンケーキ」は蜂蜜入りの黒蜜をかけていただきます。かわいいミニ三色だんごが付いて写真映え間違いなし。

「石焼き贅沢カレー」
「石焼き贅沢カレー」

自慢の石焼カレーはぐつぐつと音をたて、アツアツの状態で運ばれます。季節の野菜をたっぷりトッピングした「旬の野菜カレー」、上州ブランド豚をじっくり煮込んだ「石焼贅沢カレー」単品1480円、チーズがとろける「きのことチーズのカレー」単品1280円の3種類。

モダンな雰囲気の店内
モダンな雰囲気の店内

シックなテーブル&椅子でくつろいで過ごせます。窓際の飾り棚にはコーヒーカップや器が飾られギャラリーのよう。

店先に掛かる赤い暖簾が目印
店先に掛かる赤い暖簾が目印

旅館が立ち並ぶ通り沿いにあり、大正ロマンあふれる空間で落ち着いて過ごせます。もちろん「黒船屋ブレンド」630円、「ホット黒みつカフェオレ」780円などドリンクだけの利用もOK。自家焙煎のコーヒーはパックで販売もしています。

■大正浪漫 黒船屋(たいしょうろまん くろふねや)
住所:渋川市伊香保町伊香保20
TEL:0279-20-3962
営業時間:11〜15時(土・日曜、祝日は〜16時)
定休日:木曜、ほか不定休

極上の上州牛を丼でカジュアルにいただこう

ひときわ目を引くおしゃれな外観
ひときわ目を引くおしゃれな外観

石段街255段目にある「SARA’’S Terrace Arraiya」は、契約農家から仕入れる牛・豚肉、朝採れ野菜など、こだわりの食材から作る料理が自慢です。「老舗旅館 新井屋」をリノベーションした建物で、店内も明るく開放感があります。

上州牛ロース丼1870円
「上州牛ロース丼」1870円

一番人気の「上州牛ロース丼」は群馬県産上州牛のロース肉を厚めにカットし、ミディアムレアに焼き上げてご飯の上に敷きつめた豪華な一品。ガーリックオニオンソースと温泉卵、サラダ付き。オリジナルのタレでご飯が進みます!上州牛に温泉卵をのせると、肉のうま味とまろやかな食感を楽しめます。

屋外にあるアイアンプレートもおしゃれ
屋外にあるアイアンプレートもおしゃれ

ほかにも「上州牛のステーキ」150g2200円や、上州麦豚を使った「カツカレーうどん」1430円など群馬県産の肉を豪快に使ったメニューが揃っています。極上の肉料理を手ごろな価格で食べたいときは、ぜひこちらの店を訪れてみて。

■SALA’’S Terrace Arraiya(さらず てらす あらいや)
住所:渋川市伊香保町伊香保20
TEL:0279-72-2183
営業時間:10時〜18時30分LO
定休日:不定休

希少な「黄金の湯」に浸かり、足元からぽかぽかに

無料開放の足湯
無料開放の足湯

212段目にある「足湯 岸権辰の湯」。老舗旅館「岸権旅館」の入り口にあり、無料で開放されています。江戸時代、伊香保には大家といわれる12軒の温泉宿があり、それぞれの大家には干支の名称が与えられていました。その年の干支の大家が1年間名主や関所の役人を勤めていたそうです。
岸権旅館は「辰」であることから足湯も「辰の湯」と名付けられました。近くの石畳のには辰のレリーフが埋め込まれているので探してみてくださいね。

黄金の湯が注ぐ「辰の湯」
黄金の湯が注ぐ「辰の湯」

伊香保温泉には「黄金の湯」と「白銀の湯」という2種類の温泉が沸いています。岸権辰の湯に注ぐ「黄金の湯」は、室町時代に開湯した希少な温泉。鉄分を多く含む茶褐色の硫酸塩泉に浸かれば、足がぽかぽかと温まります。石段街散策の途中に立ち寄って、足をいたわってあげましょう。

■足湯 岸権辰の湯(あしゆ きしごんたつのゆ)
住所:渋川市伊香保町伊香保48
TEL:0279-72-3105(岸権旅館)
営業時間:8〜18時
定休日:岸権旅館に準ずる
料金:無料

石段街にはまだまだ魅力的なグルメやおみやげがたくさんあります。周辺のお店をのぞきながら、階段を上ったり下ったり。夕刻には石段街や「IKAHO」のモニュメントがライトアップされ、幻想的な雰囲気に包まれます。ぜひそぞろ歩きを楽しんで!


Text:アトリエオップ
Photo:アトリエオップ

●店舗・施設の休みは原則として年末年始・お盆休み・ゴールデンウィーク・臨時休業を省略しています。
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更が発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。

Twitter Facebook LINE はてなブックマーク Pocket
記事トップに戻る

この記事に関連するタグ

編集部のおすすめ

ページトップへ戻る

検索したいキーワードを入力してください