【箱根】大壁画を眺めながら足湯を楽しめる!「岡田美術館」で東洋の美を堪能しよう
箱根・小涌谷にある「岡田美術館」。東洋の美術品をゆったりとした展示室で鑑賞できます。入口で一番に目に飛び込んでくるのがインパクト抜群の大壁画。大壁画を眺めながら足湯に浸ってドリンクが楽しめます。ほかにも、ランチや庭園は美術館に入場せずとも利用可能。アート以外にもお楽しみがいっぱいなので、ぜひ気軽に訪れてみて。
箱根・小涌谷にある「岡田美術館」って?
「岡田美術館」へは、箱根湯本駅から箱根登山バス箱根町行きで18分、小涌園下車すぐです。日本画や陶磁器を中心としたアジアの美術品を、常時約450点展示しています。迫力ある風神・雷神の大壁画を望む足湯カフェや、風雅な飲食施設「開化亭(かいかてい)」でのランチや喫茶など、アート以外にも楽しめます。
大迫力の大壁画を眺められる足湯カフェ
「岡田美術館」に入って、一番に目に入ってくるのは風神・雷神の大壁画「風・刻(かぜ・とき)」。縦12m、幅30mもあって大迫力です。そんな大壁画を眺めながら、足湯カフェでドリンクを楽しみながら休憩することができます。大壁画は足湯から鑑賞するのに最適な角度で設置されていて、全体を見ることができます。
足湯は100%源泉かけ流しで、旅の疲れが癒やされる~♪入湯料500円ですが、美術館鑑賞者は無料利用可能で、美術館に入らずに足湯カフェだけの利用も可能です。(ドリンクオーダーの際は別途料金)
大壁画は美術館内の廊下から間近で見ることができます。近づくとその大きさに圧倒されます。大壁画「風・刻」は日本画家・福井江太郎(ふくいこうたろう)氏によって5年の歳月で制作され、美術館開館時の2013年に完成しました。京都・建仁寺の俵屋宗達(たわらやそうたつ)の「風神雷神図屏風」をもとに、8倍のスケールで描かれています。
美術品を引き立たせる展示室
館内は、1〜5階まで展示室があり、特別展は3階となります。今回訪れた時は、「金屏風の祭典 ー黄金の世界へようこそー」(2024年6月2日まで)の会期中でした。
展示室の入り口が開いて、照明が絞られた空間に金屏風が浮かび上がり、とってもドラマチック。特別展で一番初めにお客様が来るであろう3階の展示室は、入場した瞬間に感動してもらえる展示になるようにしているそう。
1階の入り口でスマートフォンを預けるため、展示に集中して鑑賞できます。少しの間、デジタルデトックスができるのが新鮮でいいですね。
2024年6月9日(日)〜12月8日(日)は『「東海道五十三次」で旅気分 ―富士に琳派に若冲も―』の展示を予定しています。都内の美術館などと比べると珍しい、半年に一回という長いスパンで展示替えが行われます。
美術館入り口には、ミュージアムショップがあります。実際に展示されている作品を模した豆皿5枚セット4500円やお香入りのしおり420円などが人気です。
アート以外の楽しみも!ランチ、庭園を満喫
アート以外にもお楽しみが!昭和初期の建物を改築した「開化亭」では、うどんなどのランチをいただけます。今回は、「キノコうどん」1400円を注文!キノコがたっぷりで食べ応えがあります。
岡田美術館でしか味わえない、ピエール・エルメ・パリの特別なチョコレートを楽しめる数量限定のメニュー「限定チョコレート付きドリンクセット」1000円~も販売中。(提供は喫茶営業時間の14時~)
「開化亭」が建てられた詳しい時期はわかっていませんが、窓ガラスをよく見るとガラスの表面がわずかに歪んでいます。これは昭和初期以前につくられたガラスの特徴のため、昭和初期に建てられたのではといわれています。「開化亭」という名前は、明治半ばこの地にあった外国人向けホテルにちなんで名付けられました。
■開化亭(かいかてい)
営業時間:11~17時(喫茶は14時~16時30分LO)
もう一つのお楽しみが自然林と滝や池などが調和する庭園。庭園には、300円で入園することができます(渓流散策コースは2024年3月時点一時閉鎖中、現在は無料で入場可)。紅葉の時期は、とてもきれいに色づいた庭園を楽しめます。
アート以外にもお楽しみがいっぱいの「岡田美術館」。足湯カフェや「開化亭」、庭園は美術館に入場しなくても利用可能なので、気軽に訪れてみて。
Photo:宮地工
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