【おとなのソロ部】ソロチェアリングアイテム探し|新宿「Alpen TOKYO」でキャンプのスペシャリストとお買い物!vol.1
いきなりソロキャンプはハードルが高い…という場合でもトライしやすいのが「ソロチェアリング」。今年こそトライしたい!それならまずは、アイテム集めから!と少し調べてはみたものの、情報が多くて何を買ったらいいのかよく分からないし、まずは最低限のものから集めたい。となると、実際に詳しい店員さんに説明を聞きながら選ぶのが一番。そこで今回訪れたのは、スポーツ全般を扱う総合スポーツ用品店である「アルペン」の旗艦店「Alpen TOKYO(あるぺん とーきょー)」です。キャンプスペシャリストの店員さんにつきっきりでアドバイスをもらいながら買い物ができるというサービスもあるんですよ!
Summary
アウトドアに必要なアイテムが何でも手に入る豊富な品揃え
「Alpen TOKYO」は、2022年4月にオープンしたアルペン最大規模の旗艦店。新宿駅東口スクランブル交差点に面する、街頭ビジョンがある大きなビル1棟に、「スポーツデポ」「アルペンアウトドアーズ」「ゴルフ5」の各業態の店舗が集結した、日本最大級のスポーツ用品店です。
大きいスポーツ用品店は郊外に出向かないとなかなかなかったりしますが、こちらはJR新宿駅東口から徒歩1分と好アクセス。車でなくても気軽に訪れることができるのもうれしいですね。
まず訪れたのは、5階のキャンプ関連コーナー。これまでは4階がキャンプ用品、5階がブランド別のコーナーと階が分散されていたのですが、2023年のリニューアルでキャンプ用品も5階に。キャンプ初心者にとっても上級者にとっても満足の品揃えで、5階に行けばキャンプに必要な用品がほぼ揃うはずです。
今回「Alpen TOKYO」を訪れた目的は、いきなりソロキャンプはハードルが高い…という人でもトライしやすい「ソロチェアリング」に必要なアイテムを揃えること。チェアリングとは、アウトドア用の折り畳みの椅子を持って外へ出かけ、公園や河原などの好きな場所に椅子を置いてくつろぎの時間を楽しむもの。自然の中に身を置いて、椅子に座って読書をしたり、おつまみ片手にお酒を飲んだり、スイーツ片手にコーヒーを飲んだり。考えただけでも楽しそうです!
とはいえ、ひとりでいきなり椅子を持って出かけるのは少し勇気がいるという人は、まずは試しに自宅のベランダに椅子を置いてくつろいでみましょう。外の空気に身を置くと、普段気付かない季節の匂いや風を感じることができるので、思った以上にリフレッシュできてハマる人も多いそう。
マンツーマンで買い物のアドバイスをしてくれる「キャンプお買い物サポートサービス」
「Alpen TOKYO」では、「キャンプお買い物サポートサービス」という、知識豊富なスタッフさんがマンツーマンで買い物をナビゲートしてくれるサービスを実施中。今回は、「Alpen TOKYO」スタッフ・平門未玖(ひらかどみく)さんにサポートしてもらい、早速ソロチェアリングにおすすめのアイテムを教えてもらいました。サービスは、なんと無料で利用できるとか!平日の11時~、13時~、15時~、17時~、19時の5枠があります。1枠は2時間あるので、たっぷり2時間マンツーマンで買い物の相談にのってもらえますよ(公式サイトから要予約)。
初めてのチェアリングともなると、つい「備えあれば憂いなし」の精神でたくさんのアイテムをリュックに詰めていってしまいそうですが、できるだけ軽快に動きたいアウトドアシーンでは、必要最低限なアイテムだけを持っていくのがおすすめ。特にソロチェアリングの場合は、さくっと電車で移動することも考えると、普段使いのリュックに入るくらいのアイテムにおさめた方がよさそうです。
今回は2時間の枠をたっぷり使い、初心者ソロチェアリングのマストアイテムに加え、ソロキャンプデビューに向けたアイテムも教えてもらいました。その様子はvol.2の防災アイテムにもなるキャンプアイテム編の記事で紹介します。
この春にソロデビューしたい「チェアリング」 アイテムを調達
まずは、初めてのソロチェアリングに「これだけあるといい」というアイテムについて教えてもらいました。「チェアリング」というだけあり、まずは主役の椅子選びから。
「都心部だと、車を持ってない人も多いですよね。なので、今回はいかに軽くてコンパクトになるかという視点でおすすめを選んでみました。とはいえ、フェスなどでよく使われる背もたれのない小さな椅子だと、リラックスすることはできません。コンパクトでありつつも、ゆったりと座ることができる機能を備えた椅子をご紹介しますね」と平門さん。
豊富なアウトドアチェアから自分の目的に合ったものを選ぶ手段として、参考になりそうなPOPを見つけました。チェアのタイプは、大きく「収束型」「組み立て型」「折り畳み型」の3つに分かれるとか。チェアリングにおすすめなのは、軽量で簡単にコンパクトにしまうことができる「組み立て型」だそうです。
「リュックに入れてフットワーク軽く電車移動するためには軽いに越したことはないのですが、座ったときにゆったりとリラックスできるものであるべきです。アウトドアチェアは黒やカーキなどの色が多くあるなか、こちらは少し落ち着いた赤色で、自然の中だと周りのグリーンに映えてテンションが上がりますよ」とのこと。
ということでおすすめしてもらったのが、こちらの「Ogawa」の「ツーアングルチェア」。コンパクトに収納ができ、持ち運びがとても楽。特徴は名前に「ツーアングル」とあるように、脚の差し込み口を替えることで、リクライニングの角度を2パターン選ぶことができる点です。
また別売でフットレストも。付属のフットレストがあるタイプは珍しいとか。リクライニングとフットレストがあることで、座り心地が格段によくなります。それでいて、重量はたったの1.4kg(フットレスト無しの重さ)。
実際に座ってみましょう!座り心地やデザインなど、オンラインショッピングでは叶わなかったことも確認できるからこそ、長く使えるお気に入りを選ぶことにつながります。
実際に座ってみたところ、「背もたれがもう少し高いといいな…」という印象でした。それを伝えると、同じシリーズで背もたれが高いLタイプを紹介してくれました(フットレストはS、L共通)。とはいえ、当然Sのほうがよりコンパクトに収納できるため、電車移動のチェアリングではSがおすすめだそう。迷いましたがSにすることに!
椅子が決まったら、次はテーブル。ひとりで使うためコンパクトに収まるものでよく、折り畳んだときに小さくなるものが理想です。
「コンパクトに収納できるのは大前提なのですが、コンパクトになるものだとテーブルとして組み立てたときに低すぎるものがあるんですよね。そうなると少し使いづらかったりするので、椅子の高さに合わせて使いやすいサイズ感のこちらがおすすめです」とアドバイスをもらいました。
「Coleman」の「コンパクトアルミテーブル」は、丈夫で変形しにくく手入れしやすいアルミニウム製で、重量は軽々の約1kg。耐荷重が約10kgあるというのも安心です。
実際に組み立てる様子も見せてもらいました。天板を脚から外すだけなので、こちらも簡単に組み立てできそう。こうして組み立ての手順をチェックできるのも、リアルショッピングの醍醐味。せっかく買ったのに組み立てや片付けるのが面倒では、登場回数が減ってしまいそう…。ということで、ここも重要なチェックポイントです!
こちらが収納した状態です。見た目よりも軽々と持つことができます。これなら普段使いのリュックにも、余裕で入れることができそう。
テーブルのコーナーは、こちら。デザインで選びやすいように組み立てた状態で展示されています。今回はメーカーを統一せずに選んでもらっていますが、メーカーを統一するとおのずと統一感のある雰囲気になるので、そういったオーダーで商品ピックアップをしてもらうことも可能だとか。
チェアリングに少し慣れてきたら、いわゆる「キャンプ飯」も楽しんでアウトドア気分をぐんと上げたいですよね。調理というとハードルが高そうですが、調理アイテムは意外とコンパクトなものが多いと聞いて、おすすめを教えてもらいました。それがこちらの「SOTO」の「レギュレーターストーブ Range」!
通常アウトドアでの調理はOD缶とよばれるアウトドア利用を目的としたガス缶を使うことが多いですが、OD缶は割高だったり購入できる場所が限られていたりするというデメリットがあります。しかし、この「レギュレーターストーブ Range」は、自宅のカセットコンロでも使うことができるCB缶に対応。低温の外気によって火力低下を起こしやすいCB缶の弱点を、低気温でガス缶内部の圧が下がっても安定してガスを供給するマイクロレギュレーターが解消しているんです。そのため、外気温5~25℃の環境下でも常に一定の火力を発揮し、CB缶で手軽に調理ができます(CB缶は同メーカーのものを推奨)。
ガスバーナーを揃えたら、やっぱり何か作りたくなりますよね。とはいえ、ソロチェアリングで面倒な調理をするのも…という人におすすめなのが、こちらのホットサンドメーカーです。食パン1枚でホットサンドができる、ちょうどいい食べきりサイズ。半枚サイズでコンパクトに持ち運びができます。
「これなら1枚で済むので、そこまで多く食べないというときも気軽に調理することができるんですよ。また、たくさんの種類を楽しみたい場合もいいですよね」と平門さん。
なお、ホットサンドの具も「Alpen TOKYO」で買うことができます。缶詰に具が入っているので、これを一緒に持っていくだけで簡単にホットサンドのできあがり!
具の種類もたくさん。「チョコバナナ味」などのデザート系もあります。キャンプ飯のときだけでなく、普段の朝食やおやつにも使えそうですね。
「モスバーガー」のオリジナルソイパティ2枚が入っているという、「モスバーガー」とコラボした商品もありました。主要原材料に動物性食材を使わず、野菜と穀物を主原料に作っているプラントベースの商品です。
これさえあれば、ひとまずはチェアリングを楽しめる!という最低限のアイテムとして、椅子、テーブル、調理器具、食品を紹介してもらいました。すべて集めた様子がこちら。こんなにコンパクトでいいんだ、と驚きです。全部揃えると、3万5000円でお釣りがくるくらいでした。予算がある場合はそれをスタッフに伝えると、それを加味してレコメンドしてくれるそうです。
椅子を持ち運んでチェアリング…というと、大荷物になるような予感がありましたが、普段使いのリュックに入れてもこんなにすっきり。かといって、コンパクトなものというところばかりに着目して商品を探すのでは、せっかくのリラックスという目的があまり叶えられないものになってしまうこともあります。そして同じアイテムでも、価格は商品によってまちまち。だからこそ「キャンプお買い物サポートサービス」で優先ポイントを相談しながら、長く愛用できるアイテム探しをすることができました!
相談しながらベストな選択ができたチェアリングアイテムの買い物。この春にチェアリングデビューする際も、堂々とこなれた雰囲気で楽しむことができそうです。ひとり時間の新たな選択肢が広がって、楽しみが増えました!
■おすすめの利用シーン:今年こそチェアリングやキャンプデビューしてひとり時間を満喫したいとき、本当に使えるキャンプグッズを吟味したいとき
Text:松崎愛香
Photo:斉藤純平
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