築地「TSUKI 東京」檜風呂や日本酒で和の魅力を体感するホテル【旅ガールたじはるのホテルステイ15】
「歴史ある東京・築地という街から“和心”を知る旅が始まる」といったコンセプトで、日本通になれるホテル、「TSUKI 東京(つきとうきょう)」。都心では珍しい檜風呂付きのお部屋や貸し切り風呂は、まるで温泉地を訪れているような旅気分に。宿泊する方に深く日本を知ってもらうためにとさまざまな日本の魅力が詰まっている「TSUKI 東京」のホテルステイをご紹介します。
日本通になれるホテル
東京メトロ日比谷線築地駅から徒歩4分の場所に位置する「TSUKI 東京」にやってきました。築地という土地柄、海外の観光客も多いからこそ、日本の魅力に焦点をあてているのだそう。日本らしさと我が家のような居心地の良さが感じられるホテルです。
宿泊の始まりを楽しむウェルカムドリンクは1Fレセプション横にあるSAKE-BARにて。
ウェルカムドリンクとして、目の前で抹茶を点てていただけます。
まずは抹茶茶碗選びから。私は春らしい桜の茶碗をお願いしました。
お茶菓子はそのときに用意されているものがランダムで添えられ、この日は銀座8丁目の老舗「銀座たちばな」のかりんとうや、浅草「舟和」のようかんなどのご用意がありました。(写真は見本のため2皿写っています)
日本各地のお茶菓子を楽しんでいただけるようにとスタッフの方が日々選んでいらっしゃるとのこと。
日本らしいウェルカムお抹茶とお茶菓子ですが、既に日常とは違う特別感があってワクワクします!
チェックイン後に、客室へ。温かみを感じる木のルームキーは、アゴーラ系列ホテルで統一されているデザイン。
31部屋ある客室のうち、今回宿泊するお部屋は「プレミアツイン(檜風呂付き)」です。
収納は鏡の横が扉になっていて、ハンガーに洋服をかけたりバッグを置いたりできます。スーツケースも広げられるくらいの広さがあるので、荷物を置く場所には困りません。
TSUKIのテーマカラーである藍色をベースにした落ち着きのあるインテリアで、ベッドスローはホテル特注の藍染だそう。日本の伝統文化である藍染に触れて、日本をもっと知ってほしいという思いが込められています。
檜風呂付きのお部屋なので、ゆっくりとお湯に浸かって日々の疲れを癒やせるのがうれしい!
都内で檜風呂付きのお部屋があるのはなかなか珍しく、檜の香りに包まれて自分だけのお風呂空間を楽しめます。
朝起きたときに洗面台に向かうと、お風呂から檜のいい香りが…!
ついつい惹かれて朝風呂までしっかりと堪能しました。
アメニティはシャンプー、コンディショナー、ボディソープ、ボディローション、クレンジング、歯ブラシ、ヘアブラシ、ヘアゴム、シャワーキャップ、コットンなどひと通り揃っています。バスグッズは持参しなくても問題なく滞在できるので便利です。
ミニバーはすべて、うれしいフリードリンク!
水はもちろんのことジュースやビールまで滞在中のドリンクは十分揃っています。
コーヒーや紅茶も自由に作れて、こだわりの国産陶器でいただけます。
五感で癒やされる、貸し切り風呂と湯上がり処
2Fにある貸し切り風呂「YUUYA/湯屋」はほのかにアロマが香り、ヒーリングミュージックが流れていて、非日常を味わえる特別な空間です。浴室はOBORO/KASUMIの2つがあり、どちらも同じ内観です。
貸し切り風呂は青森産の檜で作られた香り高い浴槽。
こちらはカップルや友達同士、家族みんなで楽しめる広い造りになっています。
洗い場も浴槽も広々としているので、スペースに余裕をもって会話を楽しみながらお風呂に入れるのがうれしいですね!
改めて、心と身体を癒やす日本のお風呂文化の素晴らしさを感じられます。
ドライヤーはダイソンなので、髪を乾かすのに時間がかかる女子にとってはありがたいアイテム…!
貸し切り風呂の利用者のみが使える湯上がり処「YUAGARI」は、至れり尽くせりのリラックス空間。
温まった身体を休めながら香りやヒーリングミュージックに癒やされます。
館内で使用されているアロマは天然成分100%のエッセンシャルオイルを使っていて、こちらのYUUYA/YUAGARIではラベンダーやひのき、ゼラニウムなどのブレンドオイル、1Fロビーではレモンとローズマリーのシトラスブレンドが香っていました。
使用されているアロマオイルは変わることもあるそうです。
「YUAGARI」には大きなソファベッドに本棚、フットマッサージャー、そしてドリンク類やお菓子まで!本棚には、だしや庭園に関するものなど、日本の魅力を伝える本が並んでいます。
貸し切り風呂は人気で予約が埋まってしまうというのも納得です。
チェックイン時に空いていればぜひ予約を!
日本酒好きにはたまらない!SAKE-BAR
ウェルカムドリンクをいただいたSAKE-BARは時間によって色々なメニューを楽しめます。
営業時間は10~23時。ティータイムは10~18時、バータイムは12~23時で、それぞれの時間帯でオーダーできる内容が変わります。
SAKE-BARという名にふさわしく、置いてあるお酒はこだわりの品ばかり。
日本酒は米や水がすべてそのお酒の産地のもので作り上げられている商品だけが取り揃えられていて、あまり東京ではお目にかかれないような珍しい銘柄も用意されています。
飲み比べセットは日本酒メニューから好きな種類を選べ、数に応じて「肴」を選べる数も変わります。「飲み比べセット2種類」2200円の場合は「肴」を1品、3種類の場合は「肴」を2品選べます。
今回選んだ「肴」は「いかの三升漬け」と「帆立のクリームチーズ和え」。
どちらもお酒のアテにぴったりですが、小腹を満たすにもちょうどよい量で味付けもおいしい!特に一番人気の「帆立のクリームチーズ和え」は絶品なので試していただきたい一品です。
また、日本酒や「肴」の単品オーダーも可能です。
また、SAKE-BARでは2024年4月いっぱいまで春を楽しむイベントとして、春や桜をイメージする日本酒が5種類ほど普段のメニューに加えてオーダーできるようになっています。
この季節ならでは、ピンクのかわいらしい日本酒を試してみるチャンスです(商品がなくなり次第終了)。
せっかく宿泊しているので夕食もホテル内でいただくことにして、オーダーしたのは「アゴーラホテルカレー」。こちらはバータイムに食べられます。
レトルトでおみやげ用に販売されているものと同じなのですが、ごろっとしたビーフがしっかり入っていてかなり満足感のあるカレーです。
マイルドとスパイシーがあり、好みに合わせて選べるのもうれしいポイントです。
そして、ここにも日本の魅力が…ご飯の形が富士山になっています!海外の方にも好評とのことですが、日本人でもこういった遊び心のある見た目はテンションが上がりますよね。
SAKE-BARで提供されているドリンクやフードはすべてルームサービスでお願いすることも可能です。
食事とお酒を堪能して、夜にお部屋でスイーツタイム。
築地に本店を構える日本茶専門店「寿月堂」オリジナルの「抹茶アイスクリーム」は、抹茶が濃くて苦味とほどよい甘みがあり、なめらかさもちょうどよく、おいしくいただきました。
タイプが違う2種類の枕が用意されているベッドでゆっくり身体を休めて、楽しみにしていた朝食。
築地で人気の「刷毛じょうゆ 海苔弁山登り」のお弁当が、こちらの朝食付きプランではお得に予約することができます。
ほかほかの温かいお弁当を朝にレセプションで受け取れるので、SAKE-BARでもお部屋でも、好きな場所で朝食を楽しめます。
また、7~10時はSAKE-BARにてパンとコーヒーの無料サービスもあるのでお出かけ前に軽く食べていくことも可能です。
「TSUKI 東京」はスタッフの皆さんが親切で温かみのある接客をしてくださるので、居心地がよく、ホッとひと息つけるようなホテルです。
我が家のような気持ちで、ここを拠点に築地や銀座のお散歩に出かけました。
ホテル内も周辺も、日本らしさを存分に感じられる「TSUKI 東京」のホテルステイ、ぜひ体験してみてください。
■TSUKI 東京(つきとうきょう)
住所:東京都中央区築地1-9-4
TEL:03-6435-6288
時間:チェックイン15時~/チェックアウト~11時
料金:「プレミアツイン(檜風呂付き)」2名1室あたり1泊3万8400円~(税・サービス料別)※宿泊料金は、時期により変動があります。事前にご確認ください。
アクセス:東京メトロ日比谷線築地駅4番出口より徒歩約3分
Text&Photo:田島知華(たじはる)
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。変更される場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。