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日比谷公園でアート体験!5月12日(日)まで「Playground Becomes Dark Slowly」を開催中!花畑に浮かぶハンモックや光を放つアートで、新しい公園体験を!

日比谷公園でアート体験!5月12日(日)まで「Playground Becomes Dark Slowly」を開催中!花畑に浮かぶハンモックや光を放つアートで、新しい公園体験を!

おでかけ 期間限定 公園 夜景 イルミネーション
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日比谷駅、霞ヶ関駅から歩いてすぐの「東京都立日比谷公園」は、花壇や噴水が美しく、憩いの場として知られています。都会のオアシスともいえる公園で、アート体験イベント「Playground Becomes Dark Slowly」を2024年5月12日(日)まで開催中!昼は花畑のハンモックに揺られて、夜は光を放つ巨大なアートにうっとり…。期間中の土曜日には花灯籠を池に浮かべるワークショップにも参加できます。ゴールデンウィークにぴったりなイベントの詳細と、みどころ盛りだくさんの公園の楽しみ方をチェックしましょう!

Summary

花と光にアートをプラス!東京都立日比谷公園「Playground Becomes Dark Slowly」のみどころは?

「東京都立日比谷公園」は明治36年(1903)の開園以来、日本初の近代的西洋風公園として、新しい文化にふれる場所、文化の発信拠点として、さまざまな取り組みを行ってきました。今回の「Playground Becomes Dark Slowly(プレイグラウンド ビカムズ ダーク スローリー)」は、花と光とアートを掛け合わせ、公園でのアート体験を通して、新しい公園の楽しみ方、公園の可能性を感じてもらいたいという取り組みです。

コンセプトは、「公園という都市の隙間の中で変化していく日の光を感じながら、自然への想像力を駆り立てること」。都会のオアシスである公園の緑の中、太陽がきらめく日中から暮れなずむ夕方、光を放つナイトタイムまで、訪れる人の数だけ楽しみ方があります。3名のアーティストによるアート体験を通して、あなただけの「公園の過ごし方」を見つけてみてください。

\ 五感で楽しめるアートイベントに行こう /


花畑の上のハンモックにごろん。永山祐子氏作品「はなのハンモック」@第一花壇

公園の東部、有楽町駅から続く有楽門から入って少し進んだ先にある第一花壇に登場するのは、永山祐子氏の作品「はなのハンモック」。白い波や雲のように見えるのは網でできたハンモックで、上に乗ると、カラフルな花畑の上に浮かんでいるような気分に!

ハンモックの素材は、廃棄予定の漁網を回収しアップサイクルした糸。破棄された漁網を海洋ゴミとせず循環させ、イベント終了後には再びアップサイクルできるように、単一の素材で製作しています。アートを体験することで、自然環境を考えるきっかけにもなるんです。

ハンモックに揺られながら、太陽や風を感じ、ごろんと寝転がったり、座ったり…。18~22時はライトアップされ、花畑とともに幻想的な空間を作り出します。

※「はなのハンモック」の使用ルール
・定員は1網2名まで
・靴を履いたまま利用してください
・座ったり、寝転んだりして利用しましょう
・3歳以下の子どもは保護者と一緒に利用してください

【永山祐子(ながやまゆうこ) profile】
1975年東京生まれ。1998年昭和女子大学生活美学科卒業。1998年青木淳建築計画事務所勤務。2002年永山祐子建築設計設立。主な仕事に、「LOUIS VUITTON 京都大丸店」「豊島横尾館」「ドバイ国際博覧会日本館」「JINS PARK」「膜屋根のいえ」「東急歌舞伎町タワー」など。主な受賞歴に、JIA新人賞(2014)、World Architecture Festival 2022 Highly Commended(2022)、iFDesign Award 2023 Winner(2023)など。現在、2025年大阪・関西万博にて、パナソニックグループパビリオン「ノモの国」と「ウーマンズパビリオン in collaboration with Cartier」(2025)、東京駅前常盤橋プロジェクト「TOKYO TORCH」などの計画が進行中。


美しい光を放つ巨大な壺とは?大巻伸嗣氏作品「Gravity and Grace」@草地広場

公園北西部、霞門と祝田門の間に位置する草地広場にそびえ立つ高さ約7mの巨大な壺は、大巻伸嗣氏の作品「Gravity and Grace」。Gravity=重力、Grace=恩寵は、フランスの哲学者シモーヌ・ヴェイユの箴言集『重力と恩寵』に由来しています。LEDライトが灯り、壺の中で鮮烈な光を放つ美しい発光体は恩寵を表現。その一方で、美しさと引き換えに、エネルギーを生み出すためにはリスクと重圧があるという、アーティストの思いが込められています。

壺には花や葉脈、自然の波をイメージさせる流線の紋様が刻まれています。繊細な紋様を間近で見たり、優美なフォルムの全景を入れて撮影したりと、昼夜の景色が変化するアート体験を楽しんで。

【大巻伸嗣(おおまきしんじ) profile】
「存在」とは何かをテーマに制作活動を展開する。環境や他者といった外界と、記憶や意識などの内界、その境界である身体の関係性を探り、三者の間で揺れ動く、曖昧で捉えどころのない「存在」に迫るための身体的時空間の創出を試みる。近年の主な個展に、「Interface of Being 真空のゆらぎ」(国立新美術館/東京,2023)、「地平線のゆくえ」(弘前レンガ倉庫美術館/青森,2023)、「The Depth of Light」(A4 美術館/成都, 2023)、「存在のざわめき」(関渡美術館/台北,2020)など。あいちトリエンナーレ、アジアンパシフィックトリエンナーレ、横浜トリエンナーレなどの国際展にも多数参加。近年は、「Rain」(愛知県芸術劇場,2023)、横浜ダンスコレクション2019「Futuristic Space」(横浜赤レンガ倉庫)などパフォーマンス作品も展開。東京ガーデンプレイス紀尾井町、Ijlst(オランダ)、Morpheus hotel at City of Dreams(マカオ)、高松港などパブリックアートも世界各地で手がけている。

\ 昼も夜も楽しい、花と光とアートのイベント /


公園ならではの音風景を集めた、細井美裕氏作品「余白史」@公園全体

「東京都立日比谷公園」園内イメージ
「東京都立日比谷公園」園内イメージ

モニュメントや史跡があり、人々が行き交い、さまざまな音で溢れる公園。細井美裕氏の「余白史」は、公園での日常を現代の一断面として捉え、異なるバックグラウンドの人々がそれぞれの視点で公園の音を採集することで生まれるサウンドインスタレーションです。

作品のために採集された音には、園内に設置した集音デバイスから拾ったリアルタイムの環境音が含まれていて、重なるように再生され、開園から日没まで園内全体で聴くことができます。噴水の流れ、鐘の音やにぎわいなど、どんな音がサンプリングされているか、耳を澄ませてみて。

【細井美裕(ほそいみゆ) profile】
1993年生まれ。マルチチャンネル音響をもちいたサウンドインスタレーションや、屋外インスタレーション、舞台作品、また、音を土地や人の記憶媒体として扱いサウンドスケープを再構築するなど、音が空間の認識をどう変容させるかに焦点を当てた作品制作を行う。長野県立美術館、愛知県芸術劇場、NTT インターコミュニケーション・センター [ICC]、山口情報芸術センター[YCAM]、国際音響学会、羽田空港などで作品を発表している。


花灯籠を浮かべて、池を彩る。永山祐子氏ワークショップ「はなの灯籠」@心字池

永山祐子氏によるワークショップ「はなの灯籠」は、来園者が参加できる土曜日限定の体験イベント。花灯籠用のキットをゲットしたら、心字池に浮かべて、幻想的な池の風景を楽しみましょう。

「はなの灯籠」キット

有楽門近くの心字池のほとりにある東屋が、花灯籠キットの受渡場所となります。数量限定で用意されているので、ワークショップ参加希望の方は早めに足を運んでみてくださいね。

■永山祐子氏 ワークショップ「はなの灯籠」
場所:心字池
開催日:5月4日(土・祝)、5月11日(土)予定
時間:9~22時
料金:無料
※ワークショップ開催日の9時から心字池の横(第一花壇側)にある東屋にて、キットの配布を開始します。キットは数量限定、各日準備数がなくなり次第配布終了となります。

\ アートもグルメも! 公園を楽しみ尽くすには? /


アートを鑑賞しながら、食も楽しめます!@第一花壇付近

「キッチンカー」イメージ
「キッチンカー」イメージ

イベントにあわせて、週末やゴールデンウイークの期間には、第一花壇付近にキッチンカーが出店。ホットドッグやピザなど、野外でも食べやすい軽飲食を販売。9~22時まで営業しているので、昼も夜もアートを鑑賞しながら楽しめます!

※出店内容は日によって異なります。詳細は「Playground Becomes Dark Slowly」公式サイトをご確認ください。


アートを楽しんだ後はゆったりランチ&ティータイム@園内レストラン&カフェ

「タリーズコーヒー 日比谷公園店」外観
「タリーズコーヒー 日比谷公園店」外観

園内には、明治36年(1903)に日比谷公園開園と同時にオープンした老舗レストラン日比谷松本楼をはじめ、カフェや売店、生花店など複数の施設があります。

タリーズコーヒー日比谷公園店では、通常メニューに加えて、気軽にテイクアウトできるソフトクリームやソフトドリンク、アルコールの提供も。ランチからティータイム、ディナーまで、アート鑑賞や公園散策の休憩場所として、利用してみてはいかが?

\ 夜10時まで開催!夜デートにもぴったり /
「Playground Becomes Dark Slowly」イベントマップ
東京都立日比谷公園「Playground Becomes Dark Slowly」イベントマップ

■東京都立日比谷公園
「Playground Becomes Dark Slowly」概要
期間:2024年4 月27 日(土)~5 月12 日(日)
住所:東京都千代田区日比谷公園
TEL:03-3501-6428(日比谷公園サービスセンター)
場所:
・永山祐子氏作品「はなのハンモック」:第一花壇
・大巻伸嗣氏作品「Gravity and Grace」:草地広場
・細井美裕氏作品「余白史」:公園全体
・永山祐子氏ワークショップ「はなの灯籠」:心字池 ※5月4日(土・祝)、5月11日(土)に実施予定
時間:9~22時(21時45分最終入場)、荒天中止
料金:入園無料

※気象災害や電力需給のひっ迫状況等により、イベントや一部サービスを中止・休止・変更することがあります。来園前に公式サイト・公式X(旧Twitter)で最新情報をご確認ください。

癒やしを求めて、歴史散歩&季節の花めぐり。「東京都立日比谷公園」の楽しみ方ガイド

東京駅や有楽町駅からも徒歩圏内で、利便性抜群。「東京都立日比谷公園」へのアクセス

東京のド真ん中にある「東京都立日比谷公園」へは、JRや東京メトロ各線、都営三田線といった複数の鉄道路線・駅が利用できます。公園外周に9つの門があり、日比谷門は日比谷駅A14からすぐ、有楽門は有楽町駅から徒歩約8分、桜田門は桜田門駅出口5から徒歩約5分、霞門は霞ヶ関駅B2からすぐ。

「東京都立日比谷公園」の敷地は幕末まで大名屋敷があり、明治に入ってからは陸軍練兵所として使われていました。その後、政治・経済・文化の中心である首都・東京にふさわしい近代的な公園を目指し、西洋文化を取り入れつつも和の要素を織り込んだ日本初の西洋風公園として、明治36年(1903)に誕生。ビルに囲まれつつも、豊かな緑や花々で彩られ、涼しげな池や噴水のある公園は、都心のオアシスになっています。


和も洋も!歴史ある「東京都立日比谷公園」のおすすめ5選

1.公園を涼しげに演出する「大噴水」
公園のシンボル・大噴水は日比谷門を入るとすぐ目の前にあります。毎日8~21時に稼働(定期清掃日等を除く)し、夜間はライトアップも。噴水池の直径は約30m、主噴水の吹き上げ高さは約12mで、28分間周期で24パターンの水景が楽しめます。

2.江戸時代の貴重な遺構「日比谷見附跡」
有楽門の近くにある日比谷見附跡は、江戸城警備の城門のひとつ、日比谷御門の一部で、野面積み(のづらづみ)の石垣は、江戸時代初期の築造です。日比谷公園が大名の屋敷地だった江戸時代は、見張り役人が警備する日比谷見附を大名たちが通り抜けて、江戸城に登城していたのだとか。

3.濠を生かして、日本庭園の手法を用いた「心字池」
日比谷見附跡の石垣の周囲は、江戸時代は濠でした。その一部を開園時に残したものが心字池です。池全体を上から見ると漢字の「心」のような形をしていて、日本庭園の伝統的な手法が取り入れられています。西洋風公園でありつつも、石垣や濠を生かした和の要素は日比谷公園ならではのみどころです。

「第一花壇」
「第一花壇」

4.園内散歩で四季を感じる「季節の花々」
園内には四季折々の花があちこちに。第一花壇では、現在ペチュニアやパンジーが楽しめます。ほかにも、春は桜やツツジ、夏はアジサイやユリ、秋は紅葉やイチョウ、冬は梅などを探しながら散策する楽しみがあります。

5.開園当時の雰囲気を今に伝える「首賭けイチョウ」
園内でもひときわ大きなイチョウ。推定樹齢400~500年、幹回り7mほどの日比谷松本楼の側にある大木は、もともと現在の日比谷交差点あたりにあり、道路拡張のために伐採予定だったのだそう。日比谷公園を設計した本多静六が「私の首をかけても」と現存を望み、ここに移植されました。いまでは公園のシンボルとして親しまれています。


まだまだある!「東京都立日比谷公園」のお楽しみスポット

「雲形池」
「雲形池」

東京ドーム約3.5個分に相当する、約16万1600㎡の広い園内には、ほかにもたくさんのスポットが。写真は霞門近くにある雲形池で、中央には翼を広げて天を仰ぐ鶴の噴水があります。ビル群を背景に、春は桜、秋は紅葉が見られ、冬場は鶴の噴水につららが垂れ下がることも。

「旧日比谷公園事務所」(東京都公園資料館) ※2024年5月31日まで修復工事等で見学不可
「旧日比谷公園事務所」(東京都公園資料館) ※2024年5月31日まで修復工事等で見学不可

第一花壇の北側にある旧日比谷公園事務所は、ドイツ風バンガロースタイルの瀟洒な建物。三角屋根や大窓、小さな出窓がかわいらしく、1階は煉瓦構造に石を張った重厚なデザインが特徴です。

園内には数々のアーティストが演奏した日比谷公会堂や日比谷公園大音楽堂(日比谷野音)、小音楽堂、5面のテニスコート、ランチや休憩ができるレストラン、売店も豊富。自然や水辺の景色に癒やされに、歴史散歩に、イベントをお目当てに、さっそく出かけてみましょう!

※TEL窓口は日比谷公園サービスセンター(受付:8時30分~17時30分)となります。
※気象災害や電力需給のひっ迫状況等により、イベントや一部サービスを中止・休止・変更することがあります。来園前に公式サイト・公式X(旧Twitter)で最新情報をご確認ください。

\ オールシーズン、みどころ満載 /


東京都は、今後10年間に東京が目指す公園づくりの方向性を示すとともに、都立公園全体の整備・管理運営の指針となる「パークマネジメントマスタープラン」を定めています。公園の未来計画をのぞいてみませんか。

\ 今後10年で都立公園はどう変わる? /


Photo:公益財団法人 東京都公園協会
Text: 伊藤あゆ

●店舗・施設の休みは原則として年末年始・お盆休み・ゴールデンウィーク・臨時休業を省略しています。
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更が発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。

Sponsored:公益財団法人 東京都公園協会

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