【海辺リゾート福岡・糸島】エリア初の大規模ホテルが誕生「seven x seven糸島」【宿泊&周辺レポ】
福岡県西部に位置する九州きってのシーサイドリゾート「糸島」に、全室オーシャンビューのリゾートホテル「seven x seven糸島(せぶん ばい せぶん いとしま) 」が、2024年4月26日(金)にグランドオープンします。編集部員がひと足早く宿泊体験&周辺のオススメスポットを巡ってきました。
Summary
ターコイズブルーの海×ヤシの木が、絵画のように美しいロビー
玄界灘に面する海辺にヤシの木が生え、おしゃれなカフェやレストラン、窯元などの工房&ギャラリーなどが点在する「糸島」。住みたい場所として九州内でも常に高い人気を誇るエリアです。
実は糸島の福岡市側はホテル開発ができない決まりの市街化調整区域にあたり、九州のハワイとも評される絶景地にもかかわらず、一定以上の規模のホテルが一つも存在していませんでした。
同エリアの魅力を最大限に活用すべく、2016年から福岡市にて土地利用規制の緩和が開始。2020年より「FAV HOTEL」グループが参画して、プロジェクトを進め、晴れて2024年4月26日(金)に、「seven x seven 糸島」のグランドオープンを迎えます。
アクセスはJR博多駅から車で約45分。福岡中心部から気軽に訪れやすい距離が魅力です。電車(博多駅~九大学研都市駅)とバス(九大学研都市駅 北口の昭和バス停2番乗り場 ※二見ヶ浦・伊都営業所行~PALMBEACHバス停)を乗り継げば1時間~1時間30分ほど。
ホテルのエントランスを入ると、壁一面の大きな窓が目に飛び込んできます。海とヤシの木がまるで1枚の絵画のように見える美しさに、思わず見とれてしまうことでしょう。
ホテルのチェックインは、事前にオンラインで住所登録などを済ませると発行されるQRコードを、フロントの端末にかざせば一瞬で完了。わざわざフロントで宿泊簿に記載する手間も省けて、スムーズに部屋に行くことができます。
海を一望!全室オーシャンビュー&テラス付きのリゾートホテル
ホテルの全47室がオーシャンビューのテラス付き。どの部屋からも、晴れていればターコイズブルーに輝く糸島の海を一望できるぜいたくな造りです。
ホテルはWEST棟とEAST棟の2棟構成。部屋タイプは一番お手頃な「スタンダードツイン」から、ルーフトップテラスや専用ジャグジー、BBQグリルを備えた最もハイクラスな「ザ・セブンスイート」まで、なんと全11種類も!
「ザ・テラス チル スイート」」や「ルーフトップ ジャグジー スイート」など複数の部屋でも、テラスのジャグジーに浸かりながら、朝日や夕日を眺めるぜいたくな時間を過ごすことができます。
ホテルのデザインはロンドンを拠点に活動する建築デザインチーム「PDP LONDON LLP」によるもの。全体的にニュートラルなカラーに限定することで、客室から見える美しい海と自然がより際立つよう工夫されているそう。木目調を基調とした部屋はぬくもりに包まれ、リラックスできました。
また、「seven x seven」のブランドディレクター はマリオットグループの「EDITION」「Moxy Hotels」などの人気ホテルを手掛けたデイビット・ミスキン氏が務めています。
友だちや家族と大人数で泊まれる部屋で「暮らすような滞在」を
各タイプの部屋は最大定員がそれぞれ4~8名までと一般的なホテルよりも大人数で宿泊できるのが特徴。仲のいい友達や家族と同じ部屋でステイしたい人にはぴったりです。
「バンクスイートwithビューバス」と「スタンダードバンク」にはバンクベッド(2段ベッド)が2セット配され、まるで修学旅行のように仲間とワクワクする時間を過ごせそう。
すべての部屋にはIHコンロのキッチン付き。冷蔵庫、ケトル、おたまやキッチンバサミなどの基本的な調理器具、お皿、カップなどもセットされているので、地元の食材を買い込んで簡単な料理をつくる「暮らすような滞在」も叶います。
一部の部屋タイプには、ドラム式乾燥洗濯機が設置されています。今後はペットと宿泊できる部屋や、ブランドとのコラボレーションルームも登場予定なのだそう。従来の「ラグジュアリー」の枠にとどまらない“多様なニーズ”に応えてくれる部屋が揃っているのはうれしいポイントです。
アメニティには、スウェーデンアーティストによるフレグランスブランド「19-69」のハンドソープやシャンプー、ジャクジーで使えるバスソルト、ビーチにも持っていけるオリジナルポーチ、耳栓やアイマスクが用意されていました。
地産地消の創作料理や、美しすぎる朝食BOXを堪能しよう
WEST棟の2階には、地元福岡の海や山の幸をふんだんに使った多種多様な創作メニューを楽しめるレストラン「Eatery」と「Café & Bar」があります。「糸島新鮮7種野菜のギリシャ風サラダ」M1000円、L1500円や「福岡明太としらすのペペロンチーノ」がオススメです。
予約すれば、彩り豊かな朝食BOXを客室内でいただくことも可能。季節によって食材は変わりますが、この日は「糸島野菜の彩生ハムサラダ ポテトサラダ」「博多地鶏ソーセージ」「明太子」「糸島葉ねぎの食べる万能つーぷ」など。「季節の福岡果実」は福岡名物のイチゴ「あまおう」で大満足。
バイヤー/キュレーターとして活躍する「method(メソッド)」の山田遊さんがキュレーションしたグッズや雑貨が並ぶ「Shop」もWEST棟の2階に。長崎県の陶磁器・波佐見焼を販売する「HEY&Ho.」のほか、糸島の作家による食器、スイーツ、食品など、おみやげ選びが楽しくなるはず!
■seven x seven 糸島(せぶん ばい せぶん いとしま)
グランドオープン日:2024年4月26日(金)
住所: 福岡県福岡市西区西浦266
TEL:092-805-9030
チェックイン15時~、チェックアウト~11時
アクセス:JR博多駅から車で約45分。電車(博多駅~九大学研都市駅)とバス(九大学研都市駅 北口の昭和バス停2番乗り場 ※二見ヶ浦・伊都営業所行~PALMBEACHバス停)を乗り継げば1時間~1時間30分ほど
糸島の人気レストランとディナー提携した宿泊プランも登場予定
19時30分頃には大半の飲食店が閉まってしまうという糸島エリア。そこで「seven x seven 糸島」は地元の人気レストランと提携し、宿泊者限定で店を開けてもらいディナーを楽しめる提携プランを予定しているそう。
その人気レストランの候補の一つが糸島を代表するレストラン&カフェ「Beach Cafe SUNSET」。糸島ブームが始まるより前の1990年に創業し、糸島人気を牽引してきたお店です。
「糸島を楽しむ食のエンタメ」という言葉がぴったりなメニュー・ラインアップ。近隣の農家や、スタッフの親戚や友人らが育てた“顔が見える地元の野菜や肉”をふんだんに使ったメニューばかりだそう。
メニューや食材は季節により変動。この日は、野菜のシャキシャキ歯ごたえが魅力のピザ「マルゲリータ」や、脂身に甘みを感じる「シャークチキンと糸島美豚」など、シェフ渾身のひと皿をいただきました。どんなメニューが楽しめるかはその日のお楽しみなので、ぜひシェフに尋ねてみて。
糸島市のクラフトビールや、デラウエアと博多ホワイトをつかったナチュールオレンジワインなど、地元に縁の深いお酒も充実していました。〆のデザートは、糸島産のブランド苺「あまおう」と、イシダファームのあまおうソフトクリームでぜいたくに彩られた完熟の「苺のパフェ」がオススメ。2~5月頃まで楽しめます。
■Beach Cafe SUNSET(びーち かふぇ さんせっと)
住所:福岡県福岡市西区西浦284
TEL:092-809-2937
営業時間:11~21時(20時 LO )※19時30分ごろ閉店となる日も多いので要問い合わせ
定休日:木曜
アクセス:九大学研都市駅から車で約23分、バス(九大学研都市バス停番乗り場~PALMBEACHバス停)で約30分
牡蠣小屋から海沿いカフェまで…糸島のオススメスポットを巡ろう!
せっかくなら糸島エリアを遊びつくしたい……!ホテル界隈のオススメスポットをあわせてご紹介します。
糸島は牡蠣小屋のメッカ。10~4月頃までおいしい牡蠣が食べられます。海沿いに立つ牡蠣小屋「千龍丸」は炭火を使ったBBQスタイル。牡蠣のほか、新鮮な海鮮物を堪能できると人気です。
「車えび刺し」「サザエ刺し」「あなご刺の刺身」各1200円などの生の刺身や、「うにいくら丼」などの丼物も充実しています。
■千龍丸(せんりゅうまる)
住所:福岡県糸島市志摩船越415
TEL:092-328-1812
営業時間:10~17時(16時LO)
定休日:不定休(天候により休みの場合あり)
アクセス:筑前前原駅から車で約15分
オススメスポット2軒目は「塩そば屋 おしのちいたま」。「またいちの塩」や「しおをかけてたべるプリン」で有名な「新三郎商店」が手掛けています。
糸島の玄関口・JR筑前前原駅から徒歩約3分、古民家を改装した店内では、素朴なスコーンの中でしっかりと「またいちの塩」が主張する「塩スコーン」や、甘さと塩気が絶妙なバランスの「塩ジンジャーエール」などで、カフェタイムを過ごせます。
また、カフェ利用のみならず、店名に掲げられている「塩そば」や「塩おむすび」150円などの食事も楽しめます。「塩そば」は、豚骨ラーメンが定番の福岡において、あえて塩ラーメンに挑んだ意欲作。
■塩そば屋 おしのちいたま(しおそばや おしのちいたま)
住所:福岡県糸島市前原西1-6-22
TEL:070-4068-5037
営業時間:11~17時(16時30分LO)
定休日:火曜
アクセス:筑前前原駅北口から徒歩約3分
最後に紹介するのは「seven x seven 糸島」から徒歩約5分、リゾートモール「THE PALM BEACH THE GARDENS」内にある、南国リゾートの雰囲気あふれる「SURF SIDE CAFE」。
二見ヶ浦の海岸を一望できる一面ガラス張りのカウンター席が自慢。これからの季節は、テラス席で潮風を感じつつ海に沈みゆく夕日をロマンチックに鑑賞するのもよさそう!
「スパイシーガーリックシュリンプ」1210円などの食事メニューのほか、「アサイーボウル」990円などリゾート気分を盛り上げてくれるデザートもチェック。
リゾートモール「THE PALM BEACH THE GARDENS」には、ほかにも店からすぐの場所にある「西浦漁港」であがった新鮮なイカが食べられる「西の浦 イカ活造り 波平」やハワイ生まれのライオンコーヒー、ジェラート、オリジナルTシャツ、おみやげなど品揃えが豊富な「SURFERS MARKETなど合計3店のお店が集まっています。
■ SURF SIDE CAFE(さーふ さいど かふぇ)
住所:福岡県福岡市西区西浦285-B
TEL:092-809-1507
営業時間: 11~19時(18時LO、土・日曜、祝日は10時~)
定休日:無休
アクセス:九大学研都市駅から車で約23分
この春は、1泊ステイでは巡りきれないくらい素敵なスポットが集まる福岡・糸島エリアを、最新ホテルを拠点に旅してみてはいかが?
Text:城リユア
Photo:城リユア 、seven x seven 糸島
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