罪悪感なしに満たされる。新宿「plant more」のヴィーガンフレンドリーなメニュー
2024年3月、ルミネ新宿1にオープンした「plant more(ぷらんと もあ)」は、“おいしく、積極的に野菜が摂れること”をテーマに掲げるカフェ。100%植物由来のミールプレートや肉・魚もバランスよく楽しめるメニューに加え、ヴィーガン仕様のスイーツも人気を集めています。
多様な人が集まる新宿だからこそ誕生した、誰もが楽しく食事できるカフェ
「plant more」があるのは、新宿駅南口直結の商業施設「ルミネ新宿1」の6階。
新宿といえば、年齢も、性別も、国籍も、さまざまな人が集まる場所。多様な文化が交差する新宿で、色んな食の嗜好を持つ人々が一緒にテーブルを囲んだり、自分らしく食事が楽しめる場所を提供したい――そんな思いから誕生したのだそう。
ヴィーガン(完全菜食主義者)の人はもちろん、そうでない人も、「昨日はお肉を食べすぎちゃったから、今日は野菜中心の食事にしよう」や、「体にやさしいスイーツで満たされたい」など、その日の気分や体調に合わせて食事を楽しめる場所になっています。
ゆったりと席が配置された店内は広々。落ち着いたグレーと、グリーンのコントラストが映えます。
店頭で販売されているケーキや焼き菓子はテイクアウトもできるので、手みやげなどに購入する人も多いそう。
看板メニューは野菜をふんだんに使ったヘルシーなプレート
料理は地中海エリアで食べられているような、たっぷりの野菜にスパイスやオリーブオイルを使ったメニューが中心。
取材時は、看板メニューの植物性由来食材100%のプレートメニュー「plant more Meal Plate」を注文しました。
中東ではおなじみの豆コロッケ「ファラフェル」をはじめ、ひよこ豆のペースト「フムス」、ムラサキキャベツとニンジンの「ラペ」、野菜たっぷりの「ラタトゥイユ」、ケール入りサラダ、パセリとケールを混ぜ込んだ「クスクスタブレ」、地中海生まれの調味料「ハリッサ」、中東で主食としてよく食べられている「ピタパン」を盛り合わせた、見た目も華やかなひと皿です。
一般的なレシピでは「ファラフェル」はひよこ豆を潰し、スパイスやハーブを混ぜ込んで揚げていますが、「plant more」では緑豆を加えているのが特徴で、外はサクッと香ばしく、中はホクホクとした食感。
練りゴマをベースにした「自家製タヒニソース」を付けるとコクが増します。
ピタパンにフムスを付けたり、サラダをはさんだり、このひと皿で色んな楽しみ方ができるのもうれしいポイント。
このほか、サーモンのコンフィをメインにした「サーモンMeal Plate」2200円や、スパイスと豆乳ヨーグルトに漬け込んで焼いたチキンとたっぷりの野菜をはさんだ「チキンケバブmoreサンド」1430円など、動物性由来の食材を使ったメニューも用意されています。
スイーツはすべてヴィーガン仕様
スイーツはすべて植物性由来の素材から作られたもの。
乳製品の代わりにアーモンドミルクや豆乳を使ってコクや風味をプラスするなど、ヴィーガン仕様ながらもしっかりおいしいスイーツを目指してレシピを開発したそう。
なかでも、しっとりと焼きあげたスポンジと、口どけなめらかなフランボワーズ入りのクリームを重ねた「チョコレートケーキ」はおすすめの一品。
カカオのほろ苦さとフランボワーズの甘酸っぱさとのコントラストが絶妙です。添えられた豆乳クリームを付ければよりまろやかに、フランボワーズソースを絡めればさらにベリーの風味が際立ちます。
ドリンクメニューも豊富で、今回はハーブティーから、緑茶とスペアミントを合わせた、さわやかな味わいの「モロッカンミントティー」をお願いしました。
ハーブやフルーツ、アガペシロップなどを使ったオリジナルのモクテルもおすすめです。
鮮やかな赤が美しい「ザクロアールグレイティー」 、華やかな香りの「エルダーフラワーバージンモヒート」、さわやかなのど越しの「ソルトレモンソーダ」、どれも甘さを抑えたすっきりとした味わいです。
今回は、新宿ルミネ内にあるヴィーガンフレンドリーなカフェ「plant more」をご紹介しました。ショッピングの合間などにふらっと立ち寄ってみては。
■plant more(ぷらんと もあ)
住所:東京都新宿区西新宿1-1-5 ルミネ新宿1 6F
TEL:03-6304-5755
営業時間:11~21時(フード20時LO、ドリンク20時30分LO)
定休日:不定休
アクセス:新宿駅南口直結
Text&Photo:近藤ひかり(エフェクト)
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