マルセイユ

【フランス 2024年最新】マルセイユのおすすめグルメ&おみやげスポット5選 サッカー観戦と合わせて行こう!

フランス 漁港 博物館 海の幸がおいしいレストラン 石鹸
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パリからTGV(国鉄)で約3時間20分の距離にある南仏・プロヴァンス地方の中心地、マルセイユ。欧州で人気が高いサッカークラブ「オリンピック・ド・マルセイユ」でおなじみの街ですが、それだけじゃないんです! 地中海の絶景やご当地グルメに名産品など、お楽しみも盛りだくさん。パリから日帰りも可能なマルセイユの魅力あるスポットをお伝えします。

Summary

斬新な建築と海絶景!/ヨーロッパ地中海文明博物館(MuCEM)

マルセイユ
ヨーロッパ地中海文明博物館

海沿いに立つ「ヨーロッパ地中海文明博物館(MuCEM)Mucem - Musée des civilisations de l'Europe et de la Méditerranée」はフランス人建築家のリュティ・リコリ氏が設計した、網目装飾が斬新な巨大博物館。本館の「Au Musem J4」では地中海文明の歴史についての常設展示や特別展示を行なっています。

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街のシンボル、ビザンチン様式のマルセイユ大聖堂
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サン・ジャン要塞からマルセイユ観光の拠点、旧港や丘の上に立つ「ノートルダム・ド・ラ・ガルド寺院」が見える

本館の最上階テラスには、高さ115mの空中遊歩道が備わり、隣接するルイ14世統治下の17世紀に要塞となった「サン・ジャン要塞」と繋がっています。空中遊歩道を進むと、かつての船の監視塔や空中庭園もあり、地中海やマルセイユ大聖堂を望む大パノラマが楽しめます。監視塔から先へ進むと要塞に到着し、そこではフランス国王の名が付く「ロワ・ルネの塔」や「聖ヨハネ礼拝堂」、大砲を運ぶための通路階段などを見ることができます。

■ヨーロッパ地中海文明博物館(MuCEM)
住所:1 Esp. J4, Marseille
TEL:04 84 35 13 13
営業時間:10〜18時
定休日:火曜
料金:€11(サン・ジャン要塞入場も含む)

マルセイユ発祥のブイヤベースを味わう/ミラマール

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漁港都市・マルセイユで絶対食べたいご当地グルメといえば、ブイヤベース! 数種類の魚介をサフランと煮込んで作るマルセイユ発祥の漁師料理で、いつしか南フランスの伝統料理となりました。

世界的に知られるフランスのレストランガイド「ゴ・エ・ミヨGault&Millau」にも掲載されたレストラン「ミラマール Le Miramar」では、前菜やデザートが付くコース仕立てのブイヤベースを提供しています。旧港に面した絶好のロケーションで、観光の合間に訪れることができます。

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ブイヤベース1人前€79(2名から、写真は3名分)

マルセイユの老舗レストランでは、伝統的なブイヤベースを守るため「ブイヤベース憲章」を定めているそう。正統なブイヤベースであるには地中海で獲れるカサゴやホウボウといった磯魚を4種類以上入れるなどいくつかの決まりがあります。「ミラマール」では憲章に基づき、その日にとれた新鮮な魚介を使っています。訪れた日はカサゴやマトウダイ、カニなど6種類。

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ブイヤベースはスープから味わうのが基本。魚介のうま味あふれる濃厚スープはスプーンが止まらなくなるおいしさ。ここでバゲットにルイユ(卵黄とニンニク、オリーブオイルにサフランやトウガラシなどを加えた、南仏のピリ辛ソース)をつけて、スープと一緒にいただきます。バゲットのサクサク食感とルイユソースのコクが合わさり、おいしさ倍増。

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スープをじっくり堪能したあとは、スタッフが食べやすいように魚介を盛り付けてくれます。最後に魚介の身をいただき、ごちそうさま。ちょっとお値段は高いですが、マルセイユに来たからには本物のブイヤベースを味わってみたいですね。

■ミラマール(Le Miramar)
住所:12 Quai du Port
TEL:04 91 91 10 40
営業時間:12時〜14時30分、19時〜22時30分
定休日:月曜

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マルセイユ石けんの老舗メゾン/サボネリー・マルセイエーズ・ド・ラ・リコーヌ

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サボネリー・マルセイエーズ・ド・ラ・リコーヌ

マルセイユみやげの大本命をご紹介。“マルセイユ石けん”はご存じですか? マルセイユで1000年以上前から造られている、オリーブオイルを原料とした石けんです。

旧港など市内に4店舗展開するマルセイユ石けんのメゾン「サボネリー・マルセイエーズ・ド・ラ・リコーヌSavonnerie Marseillaise de la Licorne」は、マルセイユで100年以上続くサボネリー(石けんの店)。この店舗は製造所に併設するため、すべてのアイテムを揃えています。

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キューブ型のマルセイユ石けん€4/300g(左)と通常の形をした石けん€2/100g(右)

マルセイユ石けんを象徴するキューブ型の石けんは、オリーブオイル72%を含有。メゾンの顔となるユニコーンの印もかわいい。もうひとつの石けんもオリーブオイルを含有しています。このほか、ラベンダーやローズなどエッセンシャルオイルや香りを配合した石けんが10種類ほど。肌にやさしく、泡立ちもいいので、一度使うと虜になる人も多いんだとか。ただし、湿気に弱いのでバスルームに置きっぱなしは控えてください。使用期限はないので長期保存もOKですよ。

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リキッドソープ各€3.90/200㎖

固形が苦手な人には、液体のリキッドソープはいかが? オリーブ、バーベナ&レモン、ハチミツなど5種類を取り揃えています。

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この店舗では1日3回、製造工程のガイドツアーも実施しています。ガイドはフランス語、英語、スペイン語、イタリア語に限られますが、けん化から成形まで、めったに見られない石けん作りをじっくり見学できるのは魅力的。さらに工場価格で購入もできちゃいます。


■サボネリー・マルセイエーズ・ド・ラ・リコーヌ(Savonnerie Marseillaise de la Licorne)
住所:34 Cr Julien
TEL:04 96 12 00 91
営業時間:9〜19時(土曜は10時〜)※ガイドツアー(無料)は月〜土曜の11時、15時、16時
定休日:日曜

生活雑貨がなんでも揃うおしゃれショップ/メゾン・エンペラー

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フランス最古の金物店

旧港から徒歩8分、創業1827年の雑貨ショップ「メゾン・エンペラーMaison Empereur」。金物屋としてスタート。移転を繰り返し、1862年に現在の場所へ定着、店舗を拡大して現在の姿となりました。

入口にフロアMAPを貼るほど店内は複雑な作り。カトラリーの部屋から始まり、キッチン用品、食器、その先には掃除用具と金物コーナー、カフェもあります。階段を上った2階はアート、おもちゃ、リネン、ファッションアイテム、螺旋階段を上るとプロヴァンス雑貨や小物が集まるフロアへ。生活雑貨がなんでも揃う、雑貨好きにはたまらない夢の世界は、パリのマレ地区にある超人気セレクトショップ「メルシー」も参考にしたとか。

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掃除用具を中心とした部屋

1階奥、金物コーナーにあるお掃除道具を揃えた部屋でカゴバッグを発見。ひとつ€20くらい。フランス製「Filt」のネットバッグやリキッドタイプのマルセイユ石けん、ほうきなど、所狭しと置いていて見てるだけでもワクワクします。

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2階。おしゃれ雑貨好きはさらにテンションが上がりそう
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2階はフランスはもちろん、世界各地からセレクトしたリネンやファッションアイテム、香水、食器が並びます。青い花柄の装飾が施されたアンティーク風の食器類が並ぶコーナーへ。「カップ&ソーサー」€11.50や「丸皿」€15は手が届くお値段。お店のロゴがプリントされたオリジナルの「マグカップ」€7.50もここでしか買えないレアアイテム。おみやげにカゴバッグとお店のロゴ入りトートバッグ、トーション(ナフキン)を購入。一日中いても飽きない、そんな素敵すぎる雑貨店でした。

■メゾン・エンペラー(Maison Empereur)
住所:4 Rue des Récolettes
TEL:04 91 54 02 29
営業時間:10〜19時
定休日:日曜

自家焙煎の老舗コーヒー店/カフェ・ドゥボー

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街あるきの休憩には旧港から徒歩約4分、ショップが並ぶフランシス・ダヴソ通りにある、自家焙煎のコーヒーショップ「カフェ・ドゥボーCafés Debout」へ。1932年から地元の人たちの定番カフェで、こぢんまりとした店内はカフェ休憩とコーヒー豆を買う人で常にいっぱい。また、カウンターチェアなのでゆっくり休憩したい人はテラスがおすすめ。

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「カプチーノ」€3.80とBIOの「レモネード」€3.60。ショーケースに並ぶ市内の人気ショコラトリーの「ショコラ」€9.35/100gもあり。「カフェ・クレーム」€2.80、「ショコラショー」€3.90など、割とリーズナブルなのでふらっと気軽に立ち寄れそう。

■カフェ・ドゥボー(Cafés Debout)
住所:46 Rue Francis Davso
TEL:04 91 33 00 12
営業時間:8時30分〜19時
定休日:日曜

TGV(国鉄)が停車するマルセイユ・サン・シャルル駅から旧港までは、坂道を下ること徒歩約20分。帰りは坂を上ることになるので、タクシーかメトロが便利。時間があれば海を見下ろす高台に立つ「ノートルダム・ド・ラ・ガルド寺院」もぜひ訪れてみてください。素敵ですよ。以上、マルセイユの魅力的なスポット紹介でした。ぜひ参考にしてみてくださいね!

Text:木村秋子(editorial team Flone)
Photo:yoko

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