【京都】モノクロアートの世界で、“おいしい色”に出合うカフェ「2D TEAROOM BAW」
店内に入った瞬間、異世界に足を踏み入れたような不思議な感覚に包まれる「2D TEAROOM BAW(つーでぃ てぃー るーむ ばう)」。店内全体が黒と白の線で構成された京都初の2Dアートカフェです。
Summary
昔ながらの商店街「錦市場」に出現した2Dアートカフェ
観光客に絶大な人気を誇る、京都の錦市場商店街。鶏卵屋さん、昆布屋さんなど、京都の昔ながらの暮らしを思わせる専門的な小売店が立ち並びます。
そんな錦商店街に2022年12月新たに登場したのが、京都初の2Dアートカフェ「2D TEAROOM BAW」です。
路面にずらりと店が並ぶ商店街の中で、2階のお店は目を引きにくく、こんな好立地にありながら意外と穴場。エントランスの階段からモノトーンの世界は始まっています。
五重塔や金のエンゼル? 隠し絵を発見するのも楽しい2Dカフェ
扉を開いた先にあるのは、白と黒の2Dと3Dが混じり合った不思議な世界。遠くから見ると、形あるテーブルや照明まですべてが絵のように感じてしまうから不思議。
店内のアートはすべてオーナー自らが描いたもの。開店時の世相を感じさせるアマビエモチーフや京都の名所を描いたモチーフなど隠し絵探しが楽しめます。
モノクロの絵の中に、白と黒の椅子が溶け込んでいます。描かれた風景は京都の街並み。
どの場所を切り取っても絵になります。すべてがモノクロの世界のなかで、カラフルなファッションに身を包んだ被写体を撮影すれば、とってもアーティスティック。カメラ女子にはたまらないスポットです。
さて、2Dアートのインテリアでの撮影を存分に楽しんだら、お待ちかねのスイーツです。こちら店員さんの衣装も白黒のメイド服。かわいすぎます。
焼きたてがおいしい!韓国スイーツ「クロッフル」
看板メニューの「クロッフル」は、シンプルなシュガーやはちみつバターに加え、プレミアムクロッフルのあんバターやクレームブリュレ、お食事系クロッフルの生ハムカルボナーラなど全13種類。
注文したのは、「抹茶もちクリーム」1600円。京都っぽさも感じられるプレミアムクロッフルです。「クロッフル」とは文字どおりクロワッサンとワッフルのハーフ。さまざまな新しいスイーツを生み出しては話題をさらう韓国スイーツのひとつです。
「2D TEAROOM BAW」のクロッフルは、フランス産バターや小麦粉をぜいたくに使用。注文が入るたびに、16層に織り込んだクロワッサンの生地から焼き上げます。焼きたてで提供するからこそ、冷めてもなおサクサク感が続き、最後のひと口までおいしくいただけました。
ランチタイムはもちろん小腹が空いた時にうれしいのが、お食事系クロッフル。塩気の利いた生ハムと濃厚なカルボナーラのソース、クロッフルの上質なバターのコクと風味が合わさった贅沢な味わいです。
カスタマイズが楽しい「BAWクリームソーダ」
そしてもうひとつ注目したいのが「BAWクリームソーダ」950円。透明のソーダをベースに7種類のフレーバーと5種類のアイスを選んで自分好みにカスタマイズできます。
フレーバーには、青紫色が美しいバタフライピー、アイスはレモンをチョイス。すっきりとしたのど越しのさっぱりとしたクリームソーダです。
店内の鏡を利用して、こんなふうにトリックアート的な撮影も楽しめますよ!
2Dアートの不思議な雰囲気と流行りの韓国スイーツの両方を楽しめる「2D TEAROOM BAW」。人混みにあふれる錦市場の散策に疲れたときにもテンションを上げてくれること間違いなしです。
■2D TEAROOM BAW(つーでぃ てぃーるーむ ばう)
住所:京都府京都市中京区東魚屋町180 2階
TEL:なし
営業時間: 10時30分~18時
定休日:無休
アクセス:阪急電車 京都河原町駅から徒歩4分
Photo:photo scape CORNER.大﨑 俊典
Text:京都ライター事務所 小西尋子
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