山紫水明の地、京都・嵐山でパクつきたい、「むすび×カフェ オンネリネン」のふわっふわおむすび

山紫水明の地、京都・嵐山でパクつきたい、「むすび×カフェ オンネリネン」のふわっふわおむすび

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山紫水明の景色が広がる嵐山エリア。サラサラと流れる桂川のほとりにある「むすび×カフェ オンネリネン」は、おむすびを主役にしたカフェ。大きな窓越しにキラキラと流れる桂川を眺めつつ、土鍋で炊いたごはんをふわっとにぎった、絶品おむすびをいただきます。日本に生まれてよかったと思える瞬間です。

Summary

窓越しに嵐山の景色を見渡せるリバーサイドカフェ

写真提供:むすび×カフェ オンネリネン
写真提供:むすび×カフェ オンネリネン

青空と緩やかに流れる桂川、その向こうに東山の山並みが見える「むすび×カフェ オンネリネン」。阪急嵐山線 松尾大社駅の西改札口を出て歩いて2分の場所に、のんびりした景色が広がっています。

不思議な響きが気持ちいい、店名の「むすび×カフェ オンネリネン」は、フィンランド語で「幸せ」という意味。窓の外に広がるのんびりとした景色、お米の炊ける湯気のにおい。確かに「幸せ」を形にしたら、こんな場所で過ごす時間かも……。

なぜフィンランド語の店名にしたかというと、店主さんが北欧好きだから。お店へと誘う灯りはデンマークのデザイナー「イェンス・ミュラー・イェンセン」。北欧伝統の飾り「ヒンメリ」やノルウェー生まれのハーダンガー刺繍など北欧を近くに感じられる小物がそこかしこに飾られています。

テーブルは窓の桟の高さに合わせてオーダーメイド。この空間で気持ちよく過ごせるように考え尽くされていることが、インテリアを見るだけでもよくわかります。

ガス火の土鍋で炊いたごはんをふんわりにぎった絶品おむすび

「むすび×カフェ オンネリネン」に来たら、やっぱり食べたいのが土鍋ごはんのおむすび。土鍋をガス火にかけて、じんわりと熱を通し、ふっくらと炊き上げます。炊き上がったごはんは、椹(さわら)のおひつに移して、余分な水分を飛ばします。

「なんでおむすびなんだろう?」という素朴な疑問の答えは「仁多米(にたまい)」。奥出雲で食べた「仁多米」の味は、衝撃が走るくらいおいしくて、このお米で作ったおむすびをみんなに食べてもらいたいと思ったのがきっかけだそう。

やわらかくてほろほろとした炊き上がりの「仁多米」は、おむすびにするにはまとまりづらく、その弱点をカバーするために甘みと粘りのある京丹後の「こしひかり」を配合。

米粒の間の空気を押しつぶさないように、やさしく、やさしく、ふんわりとにぎります。

おむすび1個230円〜 (左 紀州南高梅 右 山椒こんぶ 各250円)
「おむすび」1個230円〜 (左 紀州南高梅 右 山椒こんぶ 各250円)

米の粒が立っているのが見てわかりますか? 食べても、一粒一粒ちゃんと米の形のまま歯に当たるのを感じます。すごくぜいたく。

栄養バランス満点、小皿ひとつにも手の込んだプレートランチ

ランチタイムには「選べるおむすび&若鶏のからあげ柚子胡椒仕立て」「選べるおむすび&自家製近江牛ハンバーグ」「野菜たっぷり<たべるスープ>ランチ」の3つのランチメニューが登場します。

「選べるおむすび&自家製近江牛ハンバーグ」 1980円
「選べるおむすび&自家製近江牛ハンバーグ」 1980円

写真は「選べるおむすび&自家製近江牛ハンバーグ」。自家製のハンバーグは近江牛7割、長崎豚3割の独自配合。そしてソースはシンプルにしょうゆベースで、肉のうま味を強く感じられるように作られています。

ふっくらと厚みがあり、箸がスッと入る軟らかさのハンバーグ。ふっと鼻を抜ける山椒の香りも新鮮で、さっぱりとしたおいしさです。

おむすび店なのに人気! ブリオッシュのフレンチトースト

「季節のフルーツ フレンチトースト」 ※セットドリンク付 1650円
「季節のフルーツ フレンチトースト」 ※セットドリンク付 1650円

そして、おむすびと肩を並べるほどの人気を集めるのが、フレンチトーストです。そのおいしさの秘密は、素材に食パンではなくブリオッシュを使っていること!卵とバターをふんだんに使った、フランス発祥のふんわり軟らかいブリオッシュをフレンチトーストのベースにするなんて、なんて素敵な発想でしょう。

ブリオッシュといえば、丸の上に小さな丸が重なっただるま型が一般的ですが「むすび×カフェ オンネリネン」では、四角く焼き上げたブリオッシュを約6㎝に分厚くカット。そのままでも耳までやわらかいブリオッシュにフレンチトーストの液を浸透させて、オーブンで20分かけてじんわり焼き上げます。

かりっと焦げ目のついたブリオッシュフレンチトーストのふんわりした食感がたまりません。

棚にはARABIA、マッティ・ピックヤムサなどの北欧ヴィンテージが飾られています。「かわいいな」と思って眺めていると「どの器にしますか?」と店主さん。こちらのカップ、ドリンクを注文するときに好きなものを選ぶことができます。

「クイストゴー」のカップ&ソーサーをチョイス。素敵な器でいただくと、ハンドドリップで丁寧にいれたスペシャルティコーヒーの味がさらにおいしく感じられます。

「あぁ、家でもこんなふうに過ごせたら」と憧れる、丁寧なごはんとおいしいデザート。朝9時から夕方17時までの通し営業の時間中、いつ訪れてもステキな時間が過ごせますよ。

■むすび×カフェ オンネリネン
住所:京都府京都市西京区嵐山朝月町21-7
TEL:なし ※公式SNSから問い合わせ・予約可能
営業時間:9~17時(16時30分LO)
定休日:月曜
アクセス:松尾大社駅から2分


Photo:photo scape CORNER.大﨑 俊典
Text:京都ライター事務所 小西尋子

●店舗・施設の休みは原則として年末年始・お盆休み・ゴールデンウィーク・臨時休業を省略しています
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更が発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。


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