【おとなのソロ部】「BeastyCoffee cafe laboratory」でコーヒーの入れ方を学んで、おうち時間を充実させよう!
入れ方ひとつで味わいが変わるコーヒー。自分好みの味わいをおうちで楽しみたいけど、どう入れればいいのかわからない…。そんな人におすすめなのが、奥渋エリアにある「BeastyCoffee cafe laboratory(びーすてぃ こーひー かふぇ らぼらとりー)」のワークショップ。コーヒーにまつわる2つのワークショップがあるなかで、今回は「ハンドドリップセミナー」を体験してきました!コーヒーの基礎知識や入れ方のコツなどをプロに教わることができちゃいます。集中力が求められるハンドドリップは、日々の疲れを忘れられる時間になるはずですよ。
Summary
奥渋にあるハイセンスな空間でゆったりとコーヒーをたしなむ
グルメやショッピングなどさまざまなエンタメであふれる渋谷駅周辺に比べてゆったりとした雰囲気が漂う、奥渋。高級住宅街としても知られるこのエリアに今回紹介するカフェ「BeastyCoffee cafe laboratory」があります。アクセスは東京メトロ代々木公園駅2番出口から徒歩5分。軒先に出ている、獣が描かれたモノクロ看板が目印です!
店内にはグレーとネイビーで統一された落ち着きのある空間が広がっています。「BeastyCoffee cafe laboratory」は、デザイン家電メーカーの「amadana」が手掛けるブランド「BeastyCoffe by amadana」のフラッグシップショップ。おしゃれな雰囲気が漂っているのも納得です!
ワークショップ体験もできますが、基本的にはカフェ利用がメイン。「ドリップコーヒー ダーク/ スタンダード/ フルーティ」600円を中心に、コーヒーが苦手な人でも楽しめる「オリジナル レモネード」650円など幅広いメニューが揃っています。また、「カカオエッグタルト」450円や「チーズトースト」600円などフードメニューも充実していて、どれもコーヒーとの相性抜群なのでカフェ利用の際はぜひオーダーしてみて。
「BeastyCoffee cafe laboratory」では、豆の焙煎を体験できる「焙煎ワークショップ」5000円(1時間30分)と、このあと詳しく紹介する「ハンドドリップセミナー」のワークショップ2つを開催しています。どちらもコーヒーの知識を深める体験になること間違いなしです!
入れ方をプロから学べる「ハンドドリップセミナー」を体験レポート
今回参加したのは「ハンドドリップセミナー」。「BeastyCoffee cafe laboratory」で提供しているコーヒーのレシピに基づいた入れ方を丁寧に教えてくれるので初心者でも安心です。コースが2種類あり、ドリッパーがもらえるコース6000円とドリッパーがついていないコース3000円、どちらかをチョイスします。体験してから購入を検討したい人、すでにドリッパーを持っている人は3000円のコースがおすすめです。
※ドリッパーのカラーは通常「グロスホワイト」。追加料金1000円で「マットブラック」、「シルバー&ブラック」に変更可能
※ドリッパー単体価格は「グロスホワイト」4400円、「マットブラック」、「シルバー&ブラック」5500円
まずはコーヒーを入れるために必要なものや基礎知識、入れるときのコツなどを座学で学んでいきます。入れ方ひとつで味に差が出るコーヒー。豆が浅煎りか、深煎りかでお湯の温度を調整する…など、ひとつ知るたびにコーヒー素人の筆者としては、その繊細さにびっくり。
ボディのある味わいを作るには抽出時間を長く、すっきりした味わいを作るには豆の量を減らす…などと味の調整方法を学んでいるときは、なんだかワクワク!おうちに帰ったらどんな味を作ろうかと妄想を膨らませていました。
座学の後は、講師の方によるデモンストレーション。プロの技をよく観察しておきましょう。
コーヒーを入れる前に器具を温めていきます。これはコーヒーを入れる過程で器具に温度が奪われて、出来上がった時の温度が下がらないようにするためだそう。
準備が整ったら、測りの上に器具をセット。
ペーパーフィルターに15g(1人前)のコーヒー粉を投入。入れたあとは、表面が平らになるように揺らしたり、トントンと叩いたりして整えていきます。こうすることで密度が高まり、コーヒーの味(成分)が出やすくなるのだとか。
お待ちかねのドリップ作業を行なっていきます!コーヒーを入れる際、一般的にお湯は1回で入れるのではなく3回程度に分けて入れるそう。今回の体験でも3投に分けて90度のお湯を注いでいきます。
まず1投目は、10秒で30gのお湯をコーヒー粉全体に行き渡るよう、円を描くように静かに注ぎ、その後30秒待ちます。これは蒸らしの作業で、焙煎で発生したガスを抜いてコーヒーの味が出るようにする準備段階。講師の方いわく最も重要な作業といっても過言ではないそう!
2投目は直径3cmほどの小さな円を中心に描くように50秒かけて100gのお湯を注いでいきます。一定の湯量でケトルからまっすぐ注ぐことがポイントなのですが、簡単そうに見えて地味に難しいんです。
2投目の注ぎ終わりから液面が少し下がってきたら3投目を注いでいきます。およそ50秒かけて110gのお湯を2投目と同じく小さな円を描くように投入。そして、お湯が落ち切ったら抽出完了です。
抽出始めと終わりの成分の濃さには差があるので、このまま飲んでしまうと飲むたびに味わいに差が出てしまいます。そのため、サーバーをぐるぐると回して撹拌したら完成です!
講師の方が作ってくれたコーヒーを試飲。コーヒーの味わいがしっかりと出ながら、すっきりとしていて飲みやすい仕上がりでした。
初めてのハンドドリップ。味わいの違いにびっくり!
ここからは実際にハンドドリップにチャレンジ!
教えてもらった手順に沿って進めていきます。お湯で器具を温めて、コーヒーの粉を入れて、準備完了!
緊張で手先を少し震わせながら1投目。湯量を考えてちょろちょろと注いでいたのですが、全体に行き渡らせる前に10秒経過。焦ってしまい四角を描くようにお湯を注いでしまいました…。たった10秒で30gのお湯を注ぐのが意外と難しいんです!
反省をしている間もなく、2投目の時間です。ここから挽回するべく、落ち着いて挑戦したのですが、不器用な筆者はケトルからまっすぐお湯を注ぐことがなかなかできず、弧を描いてしまいました。
そして3投目は「今回こそ慎重に注ごう!」という気持ちで挑戦!110gのお湯を注ぐのに目安では1分30秒のところを2分程度と時間がかかってしまい、慎重すぎる結果になってしまいました。そして、撹拌して完成です。
自分で入れたコーヒーを飲んでみると、苦味が非常に強い味わいでした。コーヒーは酸味、甘み、苦味の順に成分が抽出されていくそうで、講師の方によると今回は抽出に時間をかけすぎてしまった結果、苦味の強いコーヒーに仕上がってしまったようです。
でも「ハンドドリップセミナー」では2回ハンドドリップを体験できるから安心。しっかりとフィードバックを受け、注ぎ方を改めて教えてもらった後、2回目に挑戦しました。
1回目よりも全体的に調子がよく、特に重要な1投目は全体に上手くお湯を行き渡らせることができました。講師の人にも「ものすごい成長!」とほめてもらえました!
そして完成したコーヒーを飲んでみると、余計な苦味のないすっきりとした味わいでした。2回ともしっかりマンツーマンで教えてくれるので、短い時間でもハンドドリップが上達できるのがうれしいですね。
おうちに帰って試せるコーヒーギフトも
ワークショップが終わったあとは、ドリッパーとペーパーフィルター1枚、1杯分のコーヒー粉(15g)が貰えます。
※ドリッパーなしコース体験者にはペーパーフィルターとコーヒー粉(100g)をお渡し
この体験でもらえるドリッパーは有田焼。磁器なので熱伝導が悪く、お湯が冷めにくいことから毎回安定して同じ味わいを抽出しやすいことが特徴になっています。つるりとした高級感のあるつくりでデザイン性も高いので、インテリアとしても使えるのがうれしい。
基本の入れ方を学んだ後はおうちで湯量を調節したり、抽出時間を変えてみたりして自分好みの味わいに調節する楽しみも。初心者でも安心して受けられる「BeastyCoffee cafe laboratory」のワークショップ。ワークショップでコーヒーに関する基礎知識を身につけることができるので、ここから沼ってしまう人も多いそうです。
新たな趣味を見つけたい人、コーヒー好きの人はぜひ体験してみてはいかがでしょうか。
◼︎BeastyCoffee cafe laboratory(びーすてぃこーひー かふぇ らぼらとりー)
住所:東京都渋谷区富ヶ谷1-19-3
TEL:03-6804-8101
営業時間:9〜21時(20時30分LO)
定休日:不定休
アクセス:東京メトロ代々木公園駅から徒歩5分
■おすすめの利用シーン:コーヒーのおいしい入れ方を知りたいとき、何かに没頭したいとき、おうち時間を充実させたいとき
Text&Photo:小杉環太(エフェクト)
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