【京都】パリの1つ星シェフプロデュースの日本初出店ショップ&カフェ「ATELIER PAGES KYOTO」
パリの1つ星レストラン「Restaurant Pages」のオーナーシェフを務める鬼才、手島竜司氏。以前より縁のあった京都で、2023年7月「ATELIER PAGES KYOTO(あとりえ ぱーじゅ きょうと)」をオープン。さらに2024年2月には、同店舗が入るビルの2階にパフェの専門の隠れ家「ATELIER PAGES CAFE(あとりえ ぱーじゅ ぱふぇ)」も新設。話題の新店の魅力に迫ります。
Summary
パリの1つ星レストランシェフの日本初出店は、京都市役所前
「ATELIER PAGES KYOTO」「ATELIER PAGES CAFE」へは、地下鉄東西線に乗って京都市役所前駅で降り、1番出口を出ればすぐ目の前。細く入り組んだ道の多い京都の中で、とってもわかりやすい立地にあります。
もともと美術品販売兼アートギャラリーの入っていたレトロなビルの1階にあり、美術品販売店が営業していた当時の美しく、おごそかな雰囲気を残します。
横に長く広がる店内。入り口に近いところからショコラ、焼き菓子、ジェラートとショーケースが並び、さながらアートを鑑賞するかのような気分になるディスプレイです。
1階「ATELIER PAGES KYOTO」でいただく珠玉のジェラート
夏に向けてのおすすめは、パリの香りを運ぶジェラート。扱うフレーバーは季節により変わるものの、常時8種類が用意されています。
この日のフレーバーは「ミルク」、「ピスタチオ」、「ショコラコロンビア100%」、「ショコラトゥマゴ53%」、「いちごカルダモン」、「いちごフロマージュブラン」、「オレンジクローブ」、「デーツミント」。
組み合わせは自由です。おすすめしてもらったのは、「いちごカルダモン」「いちごフロマージュブラン」のダブル。「いちごカルダモン」はフレッシュなイチゴにチャイなどに使われるスパイス、カルダモンで香り付け。「いちごフロマージュブラン」はフランス語で「白いチーズ」という意味を持つ非熟成チーズにイチゴを混ぜ合わせた一品。
ジェラートの上に飾られたチョコレートには「アトリエ パージュ」のロゴの刻印があり、おしゃれですね。
「いちごカルダモン」は、爽やかな甘酸っぱさのなかにカルダモンのスパイシーでエレガントな香りがふわっと広がります。「いちごフロマージュブラン」はクセのない上品なチーズに包まれたまろやかな味わい。同じイチゴを主役にしながら、こんなにも表現される味が違うのか!と新鮮な驚きを与えてくれます。
2階は、完全予約制のパフェを提供する「ATELIER PAGES CAFE」
2024年2月から提供を開始したのが完全予約制のパフェ。「ATELIER PAGES KYOTO」から入り、声をかけると2階にある「ATELIER PAGES CAFE」へと案内してもらえます。
こちらが「ATELIER PAGES CAFE」の店内。巨大な石を模したカウンターテーブルがゴージャス。席の数は6席のみのぜいたくな空間です。
壁を手掛けたのは、日本を代表する左官職人として国内外で活躍する久住有生氏。ワンポイントのようなナイフとフォークは、一つ星シェフ手島竜司氏が実際に使っている道具をそのまま埋め込んで型をとったものだそう。
月替わりのパフェ。取材時のパフェの主役を飾るのは、埼玉県産の希少な完熟イチゴ「あまりん」でした。ひとつの株に少ししか実をつけず、そのため濃厚な甘さと、爽やかな酸味がひと粒ひと粒に濃縮されたぜいたくなイチゴ。
美しくデコレーションされたメレンゲのふたを開けると、希少イチゴ「あまりん」がたっぷり。コンポート、ソルベ、ジュレ、ソース、マリネと姿を変えて楽しませてくれます。「あまりん」を引き立てるのはクレームダンジュ(フランスの軽い口当たりのレアチーズケーキ)とシャンパンのジュレ、バジルソルベ、レモンライムクリーム……。料理人ならではの感性で16種もの味覚を調和させます。
ゴールデンウィーク期間まで続く第二弾のパフェは、茨城県の農家さんから直送される苺「とちおとめ」を使用した「いちごとバラのパフェ」。ボンボンショコラから始まるコース仕立てでの提供です。
パリから届く、手島竜司氏からの贈り物「ショコラ」
パリから直接届くのは、手島氏が一粒ごとに世界観を封じ込めた「ショコラ」。フランス、全20粒には、パリの行政区画の単位を表す「アロンディスマン」の番号やそのエリアを象徴するモニュメントがデザインされています。
レモンのような爽やかな風味とアニスのような甘い香りを感じるショコラ「ヴェルヴェンヌ」や京都らしく抹茶とミントを合わせたショコラ「緑茶」など個性を感じる全20粒。チョコレート好きの方への贈り物におすすめです。
毎日11時から数量限定で販売しているカヌレ各380円。カヌレ販売の11時を待つように訪れるお客さんが後を絶たない人気商品です。
京都店自慢の一品は、フランス産のAOPバターをふんだんに使ったフィナンシェ。焼きたてのカリっとした食感が醍醐味です。家に持ち帰ったら軽くトースターやオーブンで表面を軽く焼けば、食感が再現されます。
さまざまな楽しみのある「ATELIER PAGES KYOTO」と「ATELIER PAGES CAFE」で、ぜいたくな食体験をしにいきませんか。
■ATELIER PAGES KYOTO(あとりえ ぱーじゅ きょうと)
ATELIER PAGES CAFE(あとりえ ぱーじゅ かふぇ)
住所:京都府京都市中京区下丸屋町412-3
TEL:なし
営業時間: 10~18時
定休日:水曜
アクセス:地下鉄市役所前駅から徒歩2分
Photo:photo scape CORNER.大﨑 俊典
Text:京都ライター事務所 小西尋子
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