【メズム東京、オートグラフ コレクション】モネの『睡蓮の池』モチーフの「アフタヌーン・エキシビション」第11弾がスタート!【#編集部のおでかけキロク】
東京・竹芝のモダンラグジュアリーホテル「メズム東京、オートグラフ コレクション」で提供している、アート作品をテーマにしたアフタヌーンティー「アフタヌーン・エキシビション」。その第11弾として2024年5月3日(金・祝)~8月31日(土)の期間限定で開催されるのが、ポーラ美術館とのコラボレーション。印象派を代表するフランスの画家クロード・モネの作品『睡蓮の池』をモチーフにしたスイーツやセイボリーが勢揃い♪ 編集部員の実食レポートをお届けします!
Summary
第11弾はポーラ美術館とコラボしたアフタヌーンティー!
これまで多数のアート作品をテーマにしたアフタヌーンティー、「アフタヌーン・エキシビション」を開催してきたメズム東京。その第11弾として初めて実現したのが、美術館の枠を超えた新しい挑戦を続ける、箱根の「ポーラ美術館」とのコラボレーション! ホテルの枠を超えた五感を魅了するサービスやコンテンツを展開するメズム東京。「未来に向けた新たな挑戦」に取り組む者同士、新たな体験価値を提供しようとこのコラボに至ったといいます。
今回は、ポーラ美術館の収蔵作品のなかでも特に人気の高い、クロード・モネの作品『睡蓮の池』がテーマ。「旅の画家」とも称されるモネが過ごした地域や歴史を背景に作り上げた、8種類のスイーツとセイボリー、メインプレートのスイーツも登場します。目にも涼しげな特別なアフタヌーンティーは、これから訪れる初夏から夏のまぶしい太陽の季節にぴったりです♪
「スイーツ&セイボリーメニュー」の気になる内容は?
<スイーツ&セイボリー>
まずはずらりと並んだ8種類のスイーツとセイボリーをいただきます。これらはモネの生涯をイメージ。左から順に時系列で並んでいて、モネが過ごした地域や歴史や背景が元になっているんです。ぜひそのストーリーともに味わってみて。
【1】サントノーレ
1840年にパリで誕生したモネ。
「サントノーレ」は、まさにモネが誕生した1840年ごろに、パリの菓子職人によって考案されたフランスの伝統菓子。カラメルを塗ったシューやクリーム、パイの組み合わせは、時代を超えて今も愛されているスイーツです。
シューをかじると、中からクリームがあふれ、カラメルの甘さとともに口の中に広がります。
【2】ピュイダムール
モネが家族とともにノルマンディーに移り住んだのが1845年頃。
その当時パリの劇場でヒットしていたオペラの演劇タイトルの名前を冠するお菓子が、「ピュイダムール」です。
ピュイダムールはパイの器の中にクリームをたっぷり絞り、表面をキャラメリゼしたお菓子ですが、メズム東京では、リンゴの芳醇な香りとさわやかな酸味が特徴の、ノルマンディー産のカルヴァドス(蒸留酒)を使用したアイスとして提供されています。
【3】サバラン
1859年、パリに戻り絵画の勉強を始めたモネ。
ブリオッシュに洋酒入りのシロップを染み込ませたケーキ「サバラン」は、1845年にパリの菓子職人が考案。モネがパリに戻ったその当時人気を博していたフランスの伝統スイーツです。
ジュワっとシロップが染み込んだブリオッシュ生地は、小さくても食べごたえのあるひと品。果肉がごろごろと入ったベリーソースとともに味わって。
【4】スコーン
1870年、モネは普仏戦争を避けてロンドンに滞在していました。
そのことをルーツに、アフタヌーンティーやティータイムの本場・イギリスの定番スイーツとして今も愛される「スコーン」がラインナップ。
なじみあるスコーンの味を想像して口に入れるとびっくり!生地にベーコンが練りこまれた、しょっぱい系のお食事スコーンでした。ブラックペッパーのピリ辛さが、甘いスイーツの箸休めにもぴったり。
【5】ビクトリアサンドケーキ
1870年以降、モネはたびたびイギリスに渡り、ロンドンで数多くの作品を制作、パリで発表しました。
「ビクトリアサンドケーキ」は、19世紀イギリスを繁栄に導いたヴィクトリア女王の名を冠したイギリス生まれのケーキです。バタースポンジにジャムを挟んだシンプルなケーキですが、アルバート公の逝去後、悲嘆に暮れていた女王が周囲からの進言を受け、公務復帰の為のパーティーで振舞ったことでも知られています。
しっとりとした食感の生地で、間にはさまったソースの甘酸っぱさがアクセントになっています。
【6】フィナンシェサレ
1889年に開催されたパリ万国博覧会にて、モネは日本の庭園や植物を目にしました。
その翌年1890年に、パリの菓子店が古くから修道院に伝わるベジタリアンのレシピをリニューアルして人気となったのが、今も多くの人に親しまれている「フィナンシェ」です。
こちらも食事系のセイボリーメニュー。上には酸味のあるセミドライトマトがのっていて、ホウレンソウのフィナンシェ生地はほんのり甘さを感じる味わいです。
【7】ガレット
1890年、ジヴェルニーに邸宅を購入し庭の改造に着手したモネ。
「ガレット」は、ブルターニュ地方発祥のそば粉のクレープです。
タマネギやホウレンソウを包んでメズム東京風に仕上げられたひと品。中はキッシュのような味で、野菜の存在感もしっかりと感じられます。モネの庭を想像しながらいただくと、当時の光景が浮かんでくるかも?
【8】ミルリトン
1892~93年にかけて、モネは代表作の一つ『ルーアン大聖堂』の連作を描きました。
「ミルリトン」は、ノルマンディー最大の都市・ルーアンで昔から親しまれている家庭的なタルトレットで、生クリームを入れたアーモンドクリームをパイ生地に詰めて焼いた素朴なお菓子です。
パイはサクサクで、中のクリームはとても甘く濃厚です。
8種のスイーツとセイボリーをいただいた後は、『睡蓮の池』を再現したメインプレートが登場します。鮮やかなグリーンが印象的で、日本の太鼓橋をイメージしたホワイトチョコレートと蓮の葉の飾り付けがアクセントに♪
ちなみに、写真の『睡蓮の池』が描かれたポストカードもアフタヌーンティーにおみやげとして付いてくるんですよ。
池の水面や柳の木々を連想させる柚子ゼリーと抹茶と小豆のムースに、チョコレートムースとサブレショコラを重ねた、和と洋が融合したスイーツ。
チョコなので一見重そうに見えて、柚子ゼリーがさわやかな味わいです。甘さも控えめで、層になっているのでひと口でいろいろな味わいを楽しめます。
<ペアリングモクテル&ティー>
スイーツに合わせて、ペアリングのドリンクも提供されます。
はじめに8種類のスイーツとセイボリーとともに提供されるのが、「サングリア風アールグレイティー」。フランスではフレーバーティーが主流であることから、サングリアシロップを加えたさわやかなアールグレイティーが用意されています。さやわかな味わいで、ミントとレモンのすっきりとした香りが鼻に抜けるドリンクです。
メインプレートともに提供されるのが、「玉露とりんごのモクテル」。『睡蓮の池』の色鮮やかな緑色をイメージした玉露に、リンゴジュースとカモミールシロップを加えたスッキリとした味わいのモクテルです。なじみのあるリンゴジュースの甘い味わいながら、後からお茶のコク深さも感じる新しい組み合わせのドリンク!
このドリンクは『睡蓮の池』の作品の背景に描かれている草木をイメージしているのだそう。日本の太鼓橋や蓮の葉がトッピングされたメインプレートを手前に置くことで、ドリンクとスイーツで『睡蓮の池』が完成するという仕掛けになっているのだとか。
浜離宮庭園を見下ろす抜群の眺望のラウンジ
アフタヌーンティーの会場は、メズム東京16階にあるバー&ラウンジ「ウィスク」。デイタイムには美しい東京のウォーターフロントを一望でき、ナイトタイムはきらめく夜景とも音楽やアートのライブパフォーマンスを堪能できる、そんな遊び心に満とちた新感覚のパブリックスペースとなっています。
太陽の光が降り注ぐガラス張りの店内からは、東京の水辺の輝きと浜離宮庭園の景色を一望できます。おいしいスイーツとともに、美しい眺望も楽しんで。
また、ここでは期間中、ポーラ美術館の人気アイテムも販売されています。アフタヌーンティーで作品の魅力にふれた後に、美術作品をモチーフにしたアイテムを購入することもできます。ポストカードやクリアファイル、ピアスなどのアクセサリーも! 見ているだけでも楽しめそうです。
名画をテーマにしたカクテル&モクテルも!
「ウィスク」では、ポーラ美術館とのコラボアフタヌーンティー「アフタヌーン・エキシビジョン」を楽しめるほか、名画をテーマにしたカクテルやモクテルも楽しむことができます。
葛飾北斎の「富嶽三十六景(ふがくさんじゅうろっけい)」やゴッホの「ヒマワリ」など、名画をモチーフにしたカクテルやモクテルは、目でも楽しめるまさに芸術作品!
名画の世界に浸りたい…そんなときにおすすめですよ♪
メズム東京とポーラ美術館がコラボしたアフタヌーンティー「アフタヌーン・エキシビジョン」の内容をご紹介しました。
モネの過ごした時代やその歴史を軸に選ばれたスイーツの数々は、頬張るたびにその人生の歩みをたどることができそう。絵画を目で楽しむだけでなく、こうしたスイーツやドリンクで楽しんでみるのも新感覚!
ぜひこの機会に、新しい扉を開いてみて♪
■メズム東京、オートグラフ コレクション
「アフタヌーン・エキシビジョン」概要
場所:メズム東京16F バー&ラウンジ「ウィスク」(東京都港区海岸1‐10-30)
期間:2024年5月3日(金)~8月31日(土)
時間:平日:14時~、14時30分~、18時~、18時30分~
土・日曜、祝日:14時~、14時30分~、15時~
料金:平日:7000円~ (税込・サービス料込み)
土・日曜、祝日:8000円~ (税込・サービス料込み)
予約:https://qr.paps.jp/Dj9k3(前日21時までの予約が必要)
■バー&ラウンジ「ウィスク」
時間:平日:14~24時(土・日曜、祝日:12時~。23時LO)
■ポーラ美術館
住所︓神奈川県⾜柄下郡箱根町仙⽯原⼩塚⼭ 1285
公式サイト:https://www.polamuseum.or.jp/
2002年に「箱根の自然と美術の共生」をコンセプトに神奈川県箱根町に開館し、印象派を中心とした西洋絵画から、現代アートまで幅広く体系的なコレクションを収蔵。
Text:小野穂乃佳
Photo:小野穂乃佳、三好瞳
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