東急プラザ原宿「ハラカド」は75店舗が集う新たなカルチャーの発信地!

東急プラザ原宿「ハラカド」は75店舗が集う新たなカルチャーの発信地!

ショッピング 銭湯 東京都 るるぶ情報版(国内)編集部
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2024年4月、表参道と明治通りが交差する神宮前交差点にオープンした東急プラザ原宿「ハラカド」は、スタイリッシュな建築デザインと個性豊かな店舗が話題のスポット。原宿に誕生した新たなランドマークをチェックしてみましょう。

Summary

新たな原宿カルチャーの創造・体験の場

写真提供:東急プラザ原宿「ハラカド」
写真提供:東急不動産

東急プラザ原宿「ハラカド」は、さまざまなカルチャーを生み出してきた原宿・神宮前エリアがもつヒストリー、そして、SNSなどを通じ誰もが発信、表現してクリエイティブな活動ができる現在の時代背景を踏まえ、「多様な人々の感性を刺激する、新たな原宿カルチャーの創造・体験の場」をコンセプトとしています。その名称には、「かど」が合わさることで人々の出会いの交差点となり、新しい文化を生んでいくという思いが込められているそうです。

写真提供:東急プラザ原宿「ハラカド」
写真提供:東急不動産

外装と屋上のデザインを手がけたのは、建築家・平田晃久(ひらたあきひさ)氏。「KNIT DESIGN(まちを編む)」をコンセプトに、古と新の融合、外と内の融合、共存しながら未来につなげる街づくりをイメージしています。

地下1階:原宿で日本特有の湯上がり文化を満喫

地下1階には、昭和8年(1933)に高円寺で創業した老舗銭湯「小杉湯」が2号店となる「小杉湯原宿」をオープン。初代から受け継がれてきた「小杉湯」の名物・ミルク風呂や、熱湯と水風呂を交互に入る温冷交互浴を原宿でも楽しむことができます。

男湯と女湯はほぼ同じ大きさと形。どちらにも、日本に2人しかいないという銭湯絵師によって、壁一面に富士山のペンキ絵が描かれています。

女湯の銭湯絵
女湯の銭湯絵

また、「花王」「アンダーアーマー」「サッポロビール」「MYTREX」というパートナーとともに、「銭湯を中心とした街」のようなフロアをプロデュース。それぞれが大切にしている価値や思いに浸れる場所を作っているといいます。

1階:リアル初出店、原宿初出店の個性的なショップがいっぱい

さまざまなジャンルのショップが並ぶ1階/写真提供:東急プラザ原宿「ハラカド」
さまざまなジャンルのショップが並ぶ1階/写真提供:東急不動産

G階、1階、2階、地下1階には、ファッションから雑貨、スイーツまで、今まではECサイトや地方に店舗を構えていて、「ハラカド」でリアル店舗初出店、原宿初出店を果たしたブランドが多数揃っています。

1階にある「rit. TOKYO(りたるだんど とうきょう)」は広島から東京に初出店。「ヌードが最も美しい」という発想で、カカオ豆とキビ砂糖の2つの原材料のみで作るクラフトチョコレートのショップ。カカオ豆の仕入れから選別、焙煎、コンチング、テンパリング、型入れ、デザインワークまですべて自社工房で行っています。

ハラカド
「カセットチョコレート」1296円
7インチレコードチョコレート1760円
「7インチレコードチョコレート」2376円

1960年代の音楽が好きというオーナーが手がけているデザインは、7インチレコード、カセットテープ、ピアノの鍵盤など、音楽をテーマにしていてとてもユニーク。中に入っているチョコレートの変更も可能なので、パッケージデザインで選べるのもうれしいですね。

2階:雑誌の誌面と連動した体験メディア

2階にある「COVER(かばー)」は「雑誌をもっと身近に、手に取る機会を。」をテーマにした雑誌の図書館。出版社の枠を越えて1960年代に発行されたものから最新号まで約3000冊を揃えていて、懐かしい雑誌に再会したり、新しい情報に出合ったりできるスペースです。

1976年に創刊された『POPYE』(マガジンハウス)
1976年に創刊された『POPYE』(マガジンハウス)

新しい雑誌の楽しみ方を見つけられる企画展も開催。雑誌のように毎月特集を組み、取材時には第一弾として創刊号特集を開催していました。

3階:クリエイターの集積、共創、発信の場

写真提供:東急プラザ原宿「ハラカド」
写真提供:東急不動産

3階は「クリエイターズプラットフォーム」と称し、「ハラカド」の文化創造、発信拠点として中心的な役割を担うフロア。クリエイターが集まる会員制ラウンジや、撮影やライブ配信のできるスタジオ、ギャラリーなどが並びます。

『おじさんはカワイイものがお好き。』に登場するパグ太郎のマスコット●●円
『おじさんはカワイイものがお好き。』に登場するパグ太郎の「ぬいぐるみマスコット」990円

電子書籍ストアとクリエイターコミュニティを運営するBook Liveが手がける、クリエイターや作品とファンが繋がる推し活の拠点「OSHI BASE Harajuku」も3階に出店。物販スペースではテレビドラマ化した人気マンガ『おじさんはカワイイものがお好き。』と『今日、駅で見た可愛い女の子。』のグッズを期間限定で販売しています。

『今日、駅で見た可愛い女の子。』に出てきた平成レトロのグッズも
『今日、駅で見た可愛い女の子。』に出てきた平成レトロのグッズも

今後はマンガに限らず、アニメ、ゲーム、イラストレーターとのコラボアイテムなど、推し活ができるグッズを展開。2024年6月1日にはイベント・ギャラリースペースをオープンし、ライブドローイングなどのイベントや作品展示、キャラクターグリーティングも開催するそうです。

4階:パブリックスペース「ハラッパ」で環境・サステナブルにもふれる

4階は、原宿ど真ん中のサステナブル体感スペース。フロア全体を「HARAKADO PUBLIC」、略して「ハラッパ」と題し、「自然・チルアウト」「原宿で体験」をテーマに、自然やサステナブルを感じるコンテンツを展開しています。

窓側にある「太陽の焚き火」は、太陽光発電などの再生エネルギーを生み出す、恵みの太陽をモチーフとしたインスタレーション作品。焚き火のように囲んで座ると、やさしく温かい光と音によって、原っぱに寝そべって太陽の光を浴びている気分になります。

丸太ベンチは、多摩市の森の間伐材を円形に並べて束ねたもの。ハラッパで使った後は、材木やバイオマスの材料として使用されるそうです。


Text:河部紀子(editorial team Flone)、武藤美稀(ミニマル)
Photo:斉藤純平、石垣星児

●店舗・施設の休みは原則として年末年始・お盆休み・ゴールデンウィーク・臨時休業を省略しています。
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。変更される場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。


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