【恵比寿】歴史を知ればもっとおいしく。「YEBISU BREWERY TOKYO」でヱビスビールを深く楽しむ
2024年4月、恵比寿ガーデンプレイス内にオープンした「YEBISU BREWERY TOKYO(えびす ぶるわりー とうきょう)」は、ヱビスビール誕生から現在までの歴史、製造方法を学べるほか、ここでしか飲むことができない限定ビールをおつまみといっしょに楽しめます。開業から1カ月で来場者は6万人を突破。ヱビスビールの体験拠点として人気を高めているんです。そして、2024年5月15日からはガイドツアー「YEBISU the JOURNEY」が新たにスタート。今回は施設内容とともに注目のツアーをご紹介していきます!
Summary
「YEBISU the JOURNEY」に参加!まずはヱビスの歴史をめぐる
恵比寿駅東口(ガーデンプレイス方面)から徒歩2分ほどのところにある恵比寿ガーデンプレイス内に「YEBISU BREWERY TOKYO」はあります。開業から1カ月で来場者は約6万人、GW期間中は1日あたり2000〜3000人のペースと、いま大注目の入場無料の施設です!
エントランスを抜けた先に広がるのは、ヱビスの象徴である恵比寿様を中心とした大階段。高級感のある空間となっており、広さに圧倒されます。
「YEBISU BREWERY TOKYO」ではヱビスビールの歴史や醸造設備の見学、限定ビールの試飲が楽しめます。エリアはミュージアム、ブルワリー、タップルームの3つで構成。ガイドツアー「YEBISU the JOURNEY」では、ガイドに解説してもらいながら各エリアをめぐることができます。
ここからは「YEBISU the JOURNEY」の様子をレポートしていきます!
ツアーの所要時間は約45分、料金は1人あたり1800円です。後ほど詳しく説明するタップエリアにてビール1杯とおつまみも楽しめる、お得なツアーになっているんです。
事前予約が必須で、スタート時間は平日が13時、15時、18時30分の3回。土・日曜、祝日は12〜18時の間、1時間に1回開催しているので参加しやすいです。
まず最初に訪れたのはミュージアムエリア。
ここではヱビスビール誕生から130年以上続いてきた歴史を、写真や映像、展示とともに年表でめぐり、ブランドルーツを楽しんで知ることができます。
ヱビスビール誕生は明治23年(1890)。明治時代から長い歴史が続いているのだと初めて知りびっくり。
ガラスケースには年表のできごとにまつわるものが展示されていて、「ヱビスビール誕生」のブースでは発売当初のラベルデザインを見ることができます。ラベルや瓶の形はどう変化していったのか、ストーリーを知れば知るほどビールを飲む時間が楽しくなりそうですね。
恵比寿という地名はヱビスビールの“ヱビス”がルーツだということを知っていましたか?
ブランド名が地名になることは非常に珍しいそう。
「この時代には〇〇があった」などと時代背景や情勢をからめながら、丁寧に説明してくれるのでヱビスビール発展の歴史を深く知れます。1人で黙々と鑑賞するのもいいですが、直接話を聞けるのはとても分かりやすい!
◼︎ガイドツアー YEBISU the JOURNEY
所要時間:45分
スタート時間:平日13時、15時、18時30分、土・日曜、祝日12〜18時の間で1時間に1回
※スタート時間10分前にJOURNEYラウンジで受付を済ませてください
定員:20名
参加費:大人1800円、中学生~20歳未満900円、小学生以下無料
「ヱビス∞」(またはソフトドリンク)1杯とスパイシーミックスナッツ付き
巨大な醸造設備のあるブルワリーエリアでビール造りを五感で楽しむ
ヱビスビールのバックボーンを知り、博士気分になった筆者が続いて案内されたのはブルワリーエリア。ここでは、ビールの原材料や醸造設備でリアルタイムにつくられるビールを五感で楽しむことができます。
モニターにはビールがつくられる流れが映し出されており、自分の手元に届くまでにどんな工程があるのか知ることができます。なんとビールを作るのに1カ月以上かかるそうです。
映像の下にはビールの材料が設置されていて、実際に触れてみたり、香りを感じたりすることができます。ビールの話でよく聞く「ホップ」や「麦芽」などがもともとどんな香りなのか、五感で楽しんでみてくださいね。。
「YEBISU BREWERY TOKYO」では実際に館内でビールを製造しており、仕込みからろ過まで醸造家が手作業で行っているんです。ブルワリーエリアにあるドイツ製の醸造窯ではその工程の一部を公開していて、タイミングがよければ作業している様子を見学できます。取材時は運よく作業の様子が見られました!
限定ビールを試飲!ゴールドにかがやくタップルームに突入
知識を蓄えたあとは、お待ちかねのタップルームへ。
ツアー参加者はここでおつまみといっしょに「ヱビス∞(インフィニティ)」1杯を試飲することができます。目の前で注いでくれるライブ感にワクワクしました!
※車などの運転をひかえた来場者やお酒が飲めない方にはソフトドリンクを提供
タップルームは、ツアーに参加しなくても料金を支払えばビールやおつまみを楽しめるフードエリア。提供メニューはすべて「YEBISU BREWERY TOKYO」でしか味わえない限定品です。スタンディング含めて110席、広々としたゴージャスな空間になっています。
ツアー参加者は、通常利用者と分かれた特別な部屋でゆっくりとビールを堪能できちゃうんです。
泡がしずまないうちに乾杯!
「ヱビス∞」は恵比寿工場で使用していたエビス酵母を再選抜して復活した1杯。「YEBISU BREWERY TOKYO」で作られており、ここでしか飲めません!ヱビスビール誕生当時に使用されていたと思われる品種で、ドイツ産ファインアロマホップの「テトナンガー」を一部使用しています。ファインアロマホップはビール醸造において使用されるホップのひとつ。ホップのなかでも香りや苦味がおだやかかつ上品な品種で、貴重なものだそう。
苦味がひかえめながら香りは華やか、とてもバランスのとれた飲みやすい1杯でした。ビールの楽しみであるのど越しも感じられるので、ビールを飲みたいけど苦みが苦手、そんな人にぴったりです。人生1杯目にちょうどいいので味わってみて。
今回提供されたおつまみは「スパイシーミックスナッツ」。スパイスとオリーブオイルで和えた特製のミックスナッツとなっていて、濃い塩味と香りがクセになります。ビールと相性抜群なので、ぜひ一緒にオーダーしてみてくださいね。
今回試飲した「ヱビス∞」以外にも、「ヱビス∞」とともにレギュラーメニューの「ヱビス∞BLACK」1100円や期間限定、数量限定のものなど常時4種類以上のビールをタップルームで楽しむことができます。足を運ぶたびに違う味を楽しめるのも魅力ですね。
※期間限定、数量限定ビールの販売期間はビールによって異なります
※現金支払い不可
※各種クレジットカード、電子マネー、コード決済(スマホ決済)のみ利用可能
ビールとおつまみを優雅に楽しんでツアーは終了です。
その後は、もう一度ミュージアムやブルワリーで復習するもよし、タップルームでさまざまなビールを楽しむもよし、自由に過ごせます。オリジナルTシャツや靴下などを購入できるギフトショップもあるので、自分または友人や大切な人へのおみやげを買って帰ってみて。
歴史や造り方を知ればビールがもっとおいしくなるはず。「YEBISU BREWERY TOKYO」でヱビスビールに浸るひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。
◼︎ YEBISU BREWERY TOKYO(えびす ぶるわりー とうきょう)
住所:東京都渋谷区恵比寿4-20-1 恵比寿ガーデンプレイス内
TEL:03-5423-7255
営業時間:12〜20時(19時30分最終入館)、土・日曜、祝日11〜19時(18時30分最終入館)
定休日:火曜(祝日の場合は翌日)
料金:入場無料
※入場時の予約は不要。混雑状況によって入場制限がかかる可能性あり
アクセス:恵比寿駅東口(ガーデンプレイス方面)から徒歩2分
Text&Photo:小杉環太(エフェクト、写真一部「YEBISU BREWERY TOKYO」提供)
●店舗・施設の休みは原則として年末年始・お盆休み・ゴールデンウィーク・臨時休業を省略しています。
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更が発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。