【2024スウェーデン最新情報】グスタフスベリで陶磁器めぐり!ストックホルムからバスで約30分の郊外にあるイチオシスポット3選
スウェーデンの首都ストックホルム郊外のグスタフスベリ。ここは陶磁器の聖地と言われるほど陶磁器の窯元がたくさん集まっています。日本でも有名なリサ・ラーソン、グスタフスベリ陶磁器の工房など、陶器好きにはたまらないスポット!そんなグスタフスベリはストックホルムからバスで約30分と案外近いことをご存じでしょうか?そんな陶磁器の聖地のイチオシスポットを3つご紹介します。
Summary
王室御用達窯として創設され、現代でも愛されるグスタフスベリ陶磁器
1825年スウェーデンのストックホルムに設立されたグスタフスベリ陶磁器。こちらは今でもひとつひとつ手作業に近い工程で作られているため、少しずつ表情の異なるテーブルウェアが揃います。
2024年4月取材当時は、工房の一部を仮店舗として営業。2024年9月には新しい店舗がリニューアル予定とのこと。毎週金曜日の13時から1時間工房のツアーを開催していて、工房を見学することが可能です。予約はメールから申し込みを。
現オーナーのオスカー氏のお母さんの代から続く工房で、1880年代から続く伝統のある窯元。当時から使用している窯などが今も稼働していて、窯元の歴史を感じることができます。
作品にグスタフスベリの錨のマークが刻印されていることがグスタフスベリ陶磁器である証。こちらの刻印もひとつひとつ手作業で押印されているんです。職人達が陶器の薬品が均一に載っているかどうか、器の厚さなどをひとつずつ丁寧に目視で確認したものだけが、その押印を経てグスタフスベリ陶磁器として販売されます。
オーナーによると、本来はエッグスタンドとして制作しているが、日本人はお猪口として購入することが多いのだとか。確かに、お猪口にぴったりですね。
こちらは、オーナーが倉庫から見つけて店舗にあるだけしか在庫がないという「Gunnar」。現地の言葉でクローバーという意味。三つ葉のクローバーの中で、ひとつだけ四葉のクローバーがあるのが可愛いポイント!
伝統あるグスタフスベリ陶磁器の制作過程をみて、なおさら作品が欲しくなること間違いなし!
◾️グスタフスベリ陶磁器工場
住所:Chamottevägen 6 c
TEL:08-570-369-00
時間:11~17時
定休日:無休
アクセス:バス停Vattenhjuletから徒歩3分
※工房見学ツアーは、金曜13時~。料金は150Sek.予約はinfo@gustavsbergsporslinsfabrik.seから
作品の展示だけじゃない、制作過程が学べるグスタフスベリ博物館
グスタフスベリで作られる作品はもちろん、制作過程をも展示しているグスタフスベリ博物館。こちらは、リサ・ラーソンの作品はもちろんグスタフスベリ陶器の作品を多く展示しています。
テーブルウェアはもちろん、洗面台等を制作していることでもグスタフスベリは有名なのだそう。その歴史や制作過程を学ぶことができる展示が並びます。
ミュージアムショップには、ここでしか買うことができないリサ・ラーソンさんの「ピンクのネズミ」という作品も。博物館限定というのが心惹かれます。
歴史や制作過程を知ったうえで、作品を購入すると愛着が増しますよね。陶磁器の購入のみならず博物館に行くのもおすすめです。
◾️グスタフスベリ博物館
住所:Odelbergs väg 5
TEL:08-519- 543-00
時間:11~16時
定休日:月~木曜
料金:100Sek.(15時30分~16 時は50Sek.、20歳未満は入場 無料)
アクセス:バス停Vattenhjuletから徒歩5分
スウェーデンの首都ストックホルムからバスで約30分のグスタフスベリへ、陶磁器巡りの旅に足を運んでみてくださいね。
TEXT:るるぶ情報版編集部
PHOTO:井田純代
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