【おとなのソロ部】毎月届くハンドメイドキット体験!「Craftie Home Box」で大人のクラフト趣味を始めよう
「Craftie Home(くらふてぃ ほーむ)」がプロデュースするサブスク定期便「Craftie Home Box(くらふてぃ ほーむ ぼっくす)」は、月額3500円(税込・送料込)で、季節やトレンドに合う小物が作れるハンドメイドキットが毎月自宅に届くというもの。「自宅で」「ひとりで」できる習い事のような感覚で、ハンドメイド体験を楽しむことができます。手作りのものの温かみや唯一無二さに憧れがありつつも、いざ自分でハンドメイドを始めようとなると、どんな材料を選んで何から始めていいか分からないもの。だからこそ「これさえあれば始められる」というキットがあると、挑戦のハードルがグンと低くなります。
キットが到着! ワクワクしながら動画レクチャー&練習
「Craftie Home Box」では、毎月指定のキットがおうちに届きます。キットの内容はバラエティ豊富にあり、月によっていろいろなクラフト体験を楽しめます。これまでだと、刺繍・刺し子・クロッシェのような定番のクラフトや、水引やつまみ細工といった日本の伝統工芸、テクスチャーアートやアルコールインクアートのようなアートのクラフト、そのほかクリスマスのリースやキャンドルのようなシーズナルなキットも数多く出ています。
内容を選ぶことはできませんが、購入を見送りたい場合は何度でもスキップすることができるので安心。忙しくて製作が追いつかなかった……という場合などでも、いったんオーダーをストップすることができます。
今回届いたのは、「カリグラフィースターターキット(インクミニサイズ)」。届いたばかりの、箱を開くときのワクワク感がたまりません!
カリグラフィーとは、文字を美しく見せる手法のこと。洗練された文字を自分でサラサラと描くことができたら、素敵ですよね。最近では、人気の香りブランドのメッセージサービスやカリグラファーによるライブペイントなどで、見かける機会が増えてきました。カリグラフィーは「西洋の書道」とも称され、ゴシック体、イタリック体、カッパープレート体など、さまざまな書体があります。今回の「Craftie Home Box」で扱う書体は、モダンカリグラフィーアーティスト・村田瑞記さんにより制作・監修されたもの。
まずは、キットの中身を並べてみました。カリグラフィー専用のペン、インク、基礎から学べる練習帳、デザインペーパーが入っており、すぐにカリグラフィーに挑戦することができます。カリグラフィーを学べるだけでなく、リボンや「山シダ」というプリザーブドフラワーなど、仕上がった作品をインテリアとして装飾する材料も入っていました(※キットに含まれる資材は一部変更になる場合もあります)。
同梱された説明書にある二次元コードから、作り方レシピ動画を読み込みます。まずは動画を見つつ、今回のハンドメイドの流れをつかみましょう。
自宅で用意するものはこちら。ペン先を洗う水を入れる瓶、ペン先を置く箸置きのようなもの、消しゴム、鉛筆、ハサミ、カッター、定規、キッチンペーパー、カッティングボード。わざわざ買いに行くようなものはなく、家にあるものばかり。今回はカッティングボードがなかったので、捨てる予定の段ボールで代用しました。
まずは、ペン先をセットします。ここはきちんと覚えておきたい部分なので、何度かレシピ動画を見直して慎重に行います。動画説明だと、紙だけの説明に比べ分かりやすく頭に入ってきます。自宅にいながらにして、ワークショップに参加しているみたい。
ペンが正しくセットできたら、インクをつけていきます。こちらのインクは15mlというミニサイズで、初めてカリグラフィーに挑戦するのにちょうどいい容量。インクはペン先の穴が隠れるぐらいまで、たっぷりとつけてOK。こういったことも、レシピ動画で教えてもらえるからこそ分かります。初心者にはとてもありがたい!
ファーストステップは、線を引くところから。直線を引くだけなのに、普段のボールペンや鉛筆などとはまったく違う書き味に驚き。緊張して、背筋も伸びます。筆者は、カリグラフィー専用のペンを持つのは初めて。最初はやはり、書く文字がゆらいでしまいます。ただ、直線や波線、曲線などの基本的なペンの動かし方について動画レシピを見ながら一緒にやっていくうちに、数分でペンの扱いの要領が分かってきました!
線をひと通り練習したら、次はアルファベットの小文字。一気に難しくなります! コツをつかむまで、ひたすら練習です。
アルファベットの大文字小文字がひととおり済んだら、次は言葉やフレーズの練習。練習帳には「Happy」「Smile」「Be Creative」といったポジティブな言葉や素敵なフレーズが並びます。季節や月に合わせて入れ替えできるように、季節や月名も網羅しており、後の作品作りに応用しやすくなっています。
専用ペンの扱いも、段々と慣れてきました。スラスラと文字を書くことを目指しつつ、こちらの練習帳で自信がつくまで練習したら、今度は早速壁をディスプレイする作品を作ってみましょう。
いざ制作。当然最初はうまくいかないけれど……
30分ほど練習して少しコツがつかめてきたら、いざ実践です。早速ディスプレイ用のプレートを作っていきます。まずは、レシピ動画のとおりにまねしてみました。同梱のデザインラベルに鉛筆でガイドラインをひいて、下書きをするところから。何もないところに書くのは、緊張します…!
下書きを終えたら、その上からインクでなぞっていきます。最初はなかなか思うとおりにはいかないですが、何度も練習することで上達が見えるのが楽しく、ひとりだからこそ時間を気にせず没頭できます。
少し慣れたら、ポストカードへのフレーズ書きに挑戦してみましょう。ボタニカルなイラストが入っているポストカードが2柄入っています。ポストカードは下書きありとなし、2種類ずつ。まずはなぞって感覚をつかみ、その後は真っ白なポストカードへ書いてみましょう。フリーハンドで書くのがまだ難しいという場合は、必ず鉛筆でガイドラインと下書きをしてください。
何度か言葉やフレーズを練習したら、次はまっさらな紙に自由にペンを走らせてみましょう。今回のキットでは、それぞれ色や質感の違う、9枚の紙が入っていました。
薄い和紙のような素材も。こちらはインクがにじみやすいため、慣れてからトライしたほうが安心です。
ディスプレイ用のカードを作っていきましょう。こちらもレシピ動画にやり方があったので、それに従って進めていきます。ここでカッターの登場。何ができるのか、ワクワク。
カッターで引いた線の中に文字を入れていきます。何の文字を入れようか迷う時間も楽しい! いきなり新単語に挑戦するのはなかなか難しいので、練習帳にあるワードのなかから、簡単そうで心に響く言葉を選んでみました。
あっという間に1時間ほどが経過。筆記体のカリグラフィーをさらりと描けるようになるのを目指して、頑張ります!
いろいろな文字を書いている10分くらいのうちに、デザインラベルに書いた「Hello」の文字が乾きました。消しゴムで鉛筆の下書きを消していきます。インクが十分に乾くまでは結構な時間がかかるので、乾いたかのチェックを。少しインクが擦れてしまいました……。
「Love」の文字も乾きました。消しゴムで鉛筆の下書きを消していきます。こちらはカッターで切り込みを入れた部分に、同梱の山シダを指すとレシピ動画でレクチャーされていたので、同じようにやってみました。まだまだ字はぎこちないですが、もう少し練習して上手に書けるようになったら、友人へのギフトに添えたい!
動画レシピにあった、透け感が楽しめるトレーシングペーパーのアレンジに挑戦。トレーシングペーパーを好きな幅にカットし、そこに好きなフレーズをカリグラフィで綴りました。動画レシピに習いつつ、ペン先で丸めていきます。
完成! どう飾ろうか考える時間も楽しい
今日はこれで終わりにしよう!と決めなければ、延々とやってしまいそうです(笑)。今日の終わりを決めたら、まずはペンのメンテナンスをお忘れなく。瓶に溜めた水でペン先を洗っていきます。次使うときのために、これは忘れずに必ずやっておきたい工程です。
自分のなりたいイメージの写真や言葉をコラージュしたボード「ビジョンボード」に挑戦してみましょう。今回は練習のものをディスプレイしましたが、慣れたら新しいシーズンに自分が思い描くキーワードなどを意図的にコラージュしてみてもいいですね。アレンジ作品の紹介やアレンジパターンのレシピも、公式サイト内で紹介されています。同じキットでもその人の個性が出て、まったく違う仕上がりになるそうですよ。
「happy」の言葉とともに、好きなお花と飾るのもいいかも。ちなみにこちらのカリグラフィは、ネット検索したフォントをまねしてみたもの。
額に入れて飾るのも一案です。ポストカードとアートペーパーは、下書きがされているものなら、なぞるだけで素敵な文字が描けます。フリーハンドで、ここまで描けるようになりたいものです…!
なんとかここまで、飾ってみました。自分が目指す「ビジョンボード」にはまだまだ程遠いけれど、これからもっとできるようになりたい。そんな気持ちになりました。次はどんなフレーズを、どんなディスプレイとともに飾ろうかな。公式サイトには、ディスプレイのアイデアも満載なので、チェックしてみるのもいいかも。そんなことを考えるだけで、ワクワクします。
今まで自分が挑戦してこなかった新しい趣味との出合いをくれる、「Craftie Home Box」のキット。今回ご紹介したのは定期便ですが、1回限りの単品キットとしても購入可能です(販売価格は4000円、一部売り切れのものもあり)。まずは1回からチャレンジしてみるのもいいですね。
■Craftie Home(くらふてぃ ほーむ)
公式サイトURL:https://home.craftie.jp
料金:定期便月額3500円
■おすすめの利用シーン:家でのひとり時間を充実させたいとき、新しいハンドメイドの趣味をはじめたいとき、自分自身を見つめ直したいとき
Text:松崎愛香
Photo:yoko
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