【台湾現地レポ】台北で本格パイナップルケーキ作り体験!オンリーワンのオリジナルを♪
台湾の代表的なおみやげのひとつ、鳳梨酥(パイナップルケーキ)の手作り体験ができる「郭元益糕餅博物館 台北士林館」。自分の好きな模様を入れてオンリーワンのオリジナルを作ろう!
Summary
教室はビルの4階、展示スペースは5階にあります
士林駅の1番出口から徒歩10分ほど。1階は売店になっていて、ビルの4階と5階にわたり「郭元益糕餅博物館 台北士林館」があります。1867年に創業したお菓子メーカー「郭元益」は今年で158年にもなる老舗です。
入場料はNT$50/人(1階店舗でNT$50の割引として使用可)、パイナップルケーキDIYはNT$400/人。予約制で対象年齢は12歳以上です。中国語・日本語・英語・韓国語と多様な言語に対応しています。午前10時と午後2時に開催され、所要時間は約2時間ほど。コロナ後参加希望者が増えているため、開催日から2、3週間前の予約がおすすめだそう。
国際色豊かな生徒たち
体験に来るのは世界の様々な国からです。この回は、日本・アメリカ・カナダ・韓国からの生徒たちで、友人同士から家族連れまで幅広い年齢層の方々でした。台湾人講師のもと、説明は通訳の方を通して日本語・英語・韓国語で行われました。
テーブルには既に調理器具と材料が用意されています。生地の材料はバター50g、シュガーパウダー25g、卵液25g、小麦粉95g、粉ミルク5g。パイナップル餡はパイナップル70%、冬瓜30%で100g。早速DIYが始まります。今回は英語も話せる張先生が講師でした。
力仕事ですか!? お菓子作りって本当に楽しい!
まずは外側のクッキー状になる生地づくり。バターとシュガーパウダーを入れて潰しながらペースト状になるまで混ぜます。なかなか潰れにくいので、気づいたら歯を食いしばっていました。空気が入って白っぽくなってきたら卵を入れ、小麦粉+粉ミルクは2回に分けながら入れて生地を仕上げます。この一連の動作は、かなり力が必要なので立って力加減を調整してもOK。お菓子作りというより完全に力仕事!じわじわ汗ばむほどです。
講師の手元の作業状況は前方上部の鏡で見られます!棒状に練った生地をヘラで切り分け、お団子状にします。配られた餡も同じくお団子状に。そこから指で包み込むようにして餡を入れていきます。自分の動作があっているか周りをキョロキョロしながら、出来上がりがどうなるかワクワクしながら進めます。
手のひらを使って型に押し込んでいきます。生徒の分を一斉にオーブンで焼くため、自分のだとわかるように印を付けます。その後、型が重ならないよう1cmずつ間隔を開けてトレーに並べていきます。常に講師やアシスタントの方が見回りに来てくれるので、わからないことがあったらその都度質問できますよ!
焼いている間にお菓子文化館の見学♪
展示スペース「お菓子文化館」では、台湾の文化や習慣についての展示と、チャイナドレスなどの伝統衣装を自由に着ることができます。パイナップルケーキを焼いている30分ほどが、展示のガイド+見学や衣装撮影時間となります。
華やかな装飾の髪飾りやチャイナドレス、メンズレディスの伝統衣装が数十着用意されていて選ぶのが楽しいです。簡単に着られるので、さっと変身して映え写真を撮影してみましょう!
ラッピングしておみやげとして持ち帰ろう
200度のオーブンで約20分焼きます。途中10分程度で講師の方が反面にひっくり返してくれているそう。こんがりと美味しそうに焼き上がりました。
パイナップルケーキの箱と包装紙がテーブルに準備されています。ひとつひとつ丁寧に包んでいきましょう。まるでお店で売っているかのような出来上がり!アメリカやカナダの参加者に聞いたところ「パイナップルケーキ作りは初めてで、とても楽しかったです。台湾の文化や習慣なども学べて体験できるのがすごく良い!」との感想でした。みんなでワイワイ楽しみながら、台北で素敵な旅の思い出を作ってみませんか?!
■郭元益糕餅博物館 台北士林館
住所:台北市士林區文林路546號4樓
TEL:02-2838-2700 #457
営業時間:9~17時(パイナップルケーキ作り体験は10時~、17時~)
定休日:無休
URL:https://www.kuos.com/museum/guide_tourist_jp.html
もっと知りたい!るるぶ台北'25 発売中
Text:内海陽子
Photo:張哲倫
●店舗・施設の休みは原則として年末年始・お盆休み・ゴールデンウィーク・臨時休業を省略しています。
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更が発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。