【おとなのソロ部】新大久保「Pinu House」で韓国風石けん作りを体験!自分だけの貸し切り空間で没入できる
コロナ禍に韓国で流行したハンドメイドの固形石けん。新大久保のマンションの一室にある隠れ家サロン「Pinu House(ぴぬ はうす)」では、まるでケーキのようなかわいらしい見た目の韓国風石けん「ピヌ」を、完全個室のプライベート空間で作ることができます。お店で人気の「韓国石けん体験コース」をレポートします。
癒やしの香りが広がるプライベート空間でオリジナル石けん作り
「Pinu House」は、JR新大久保駅から徒歩5分のビルの一室にあります。お店は2階で、ドアの前にあるかわいらしいブルーの看板が目印です。
なお、室内にはペットボトルなどふた付きの飲み物以外は持ち込みができないので要注意。
ふんわりアロマの香りがする室内には、おしゃれな韓国インテリアや石けんがディスプレイされていてテンションが上がります♪ 完全予約制のため、まるで友人の部屋で制作しているかのような気分で、周りを気にしなくていいのもうれしいポイント。
今回体験したのは「韓国石けん体験コース」100分7800円。1枠最大3人まで予約可能で、同行者と一緒に制作できます。
公式サイトから予約をする際に9種類のデザインから1つを選び、色・香り・トッピングは当日決めるシステムです。人気のケーキ石けんのほか、チーズケーキ石けん、チョコミント石けんなどかわいいデザインがたくさん!
空きがあれば、当日予約で参加できる場合も。その際は直接電話で問い合わせてみてください。
制作時間が気になる人は、好きな型に入れて石けんが作れる「お手軽体験コース」もおすすめ。こちらは50分7960円で、15種類の型から4つを選び、気軽に石けん作り体験ができます。お値段は少し高いですが、所用時間が少ないため手軽に楽しめるのが魅力です♪
石けんの原料には、保湿効果が高く泡立ちのよいヤシ油、洗浄力と栄養補給に優れたパーム油、肌をやわらかくする効果のあるサンフラワーオイルが含まれています。人工着色料など肌に影響のある成分を含まない、やさしい石けんで肌もうるおいスベスベに!
好きな香り、デザインを詰め込んで自分好みにアレンジ
今回はホイップを絞ってトッピングする、「ケーキ石けん」のデザインを、予約の際に事前にチョイス! いよいよ石けん作りスタートです!
作業デスクの上にはさまざまな道具がずらり。まずはどんなデザインにするか、香りにするかを決めるため、シートに記入していきます。記入方法やデザイン・道具の使い方などスタッフがていねいに説明してくれます。
どの組み合わせにするか1つずつ香りを試し、今回はカモミールとシダーウッドの2種類をセレクト。アロマオイルの香りは、シトラス・ハニー・オレンジ・レモン・ライラック・ウッド・キンモクセイ・カモミールの8種類。
また、できあがった石けんに1つ500円でスタンプを押すことも可能。ハートや花、月など約8種類から好きなものを選ぶことができます。今回はスマイルマークを入れることにしました。
香りが決まったらデザイン、色合いを考えます。色つきの石けんを細かく刻んだ「ミニピヌ」を混ぜることで、つぶつぶした柄のようなデザインも可能なので、どの場所に入れるかを考えながら色塗りをしていきます。
迷いながら色、デザインをなんとか決めました! ホイップの数はトッピングをしながら変更することもできるので、この時点ではしっかり考えなくても大丈夫。
先ほど決めたアロマオイル2種類を容器の中に入れてブレンドしておきます。フローラルなカモミールと、森林を感じるシダーウッドの香りが一気に部屋に広がってうっとり。どんな香りの石けんになるかワクワク。使うのが既に楽しみです!
エプロンと手袋をつけたら、いよいよベースとなる生地制作。湯煎で温めた生地が適温になったら、ブレンダーを使って白濁してとろみがつくまで混ぜていきます。
生地にとろみがついたら先ほどブレンドしたアロマオイルを入れて香りづけ♪
スタッフがひとつずつていねいにやり方を教えてくれるので、不器用さんでも楽しみながら作業できます。
香りづけした生地を、ケーキの層4つ、ホイップが1つの計5つに分けてそれぞれ着色。色が液体にまんべんなくつくように、コップの底からぐるぐると混ぜるのがきれいに作るポイントだそう。
時間とともに生地が少しずつ固まってくるので、なるべくすばやくかき混ぜます。結構あせってしまいますが、スタッフも手伝ってくれるので安心です。
少し緩めの生地をホイップ用に白で着色したものは、スタッフが絞り袋に移してくれます。口金の型は自分で選べるので、今回はスタンダードな型をセレクト。
ブルーに色づけした生地には、ミニピヌを入れて混ぜていきます。ピンクやパープルなど3つのミニピヌをミックスしたので、どんなデザインになるかワクワク!
ミニピヌの色はスタッフがデザインと似た色味を選んでくれるので、おまかせしても大丈夫です。
いよいよ、石けんの型に生地を流し込んでいきます。ミニピヌも入っていてねっとりと重さのある液体のためちょっと苦戦しましたが、なんとか流し込めました!
この流し込み作業は層の数(今回はデザインの関係で4回)あるので、ここでコツをつかんでおくとよいかもしれませんね。
流し込んだ後は、生地が平らになるように作業台に型を叩きつけます。強めに型を叩きつけて、しっかりならすのがポイント。
後は順に生地を重ねて流し込んでいき、型がきれいに見えるよう都度ヘラを使って整えます。
最後の1層はスタッフと協力して進めていきます。きれいに型を整えてくれるので、器用さに自信がない人は、仕上げをスタッフにお願いしてみるのもいいかもしれません。
パティシエ気分でデコレーションを楽しめる
ここからはお待ちかねのデコレーション。絞り袋からクリーム状になった生地を絞り出してデコレーションしていきます。まるで本物のケーキを作っているような感覚!
完成品は十等分に切り分けるので、型に書かれた目印を見ながら等間隔にデコレーションするのが、美しく仕上げるコツだそう。
クリームを絞り終わったら、石けん生地でできたイチゴやブルーベリー、クッキーなど、好みのトッピングをしていきます。どれも本物そっくりで食べられそう!
十等分にカットされることを想像しながら、トッピングを進めます。クリームが上手に絞れなくても、実はデコレーションクリームのトッピングもあるのでご安心を。
トッピングを終えたら作業は終了。完成までに3週間かかるので、店舗のLINEを友だち登録して、完成の連絡を待ちましょう。
受け取りは店舗へ直接行くか、着払いで郵送かを選択可能。どんな石けんになっているか、ワクワクして待つ時間も楽しい♪
今回はお店へ引き取りに行きました! ボックスを開け、自分が作ったケーキ石けんとご対面。トッピングに合わせてきれいにカット、ひとつずつ個包装してくれます。
断面にできたランダムな柄が、どれも違う表情で楽しい!部屋に飾ってもすてきなインテリアになること間違いなしです。
一から考えたデザインと好みの香りをまとった韓国石けん作りを、完全個室のプライベート空間で体験できる「Pinu House」。世界でひとつだけのカスタマイズ石けんを作りに、ぜひお出かけしてみてはいかが。
■Pinu House(ぴぬ はうす)
住所:東京都新宿区百人町1-8-11オリエンタルビル202
TEL:070-4480-9384
営業時間:11時40分〜18時20分
定休日:不定休
■おすすめの利用シーン:何かに没頭したいとき、ときめく体験をしたいとき、新しい趣味を見つけたいとき、香りで癒やされたいとき。自分だけのオリジナル石けんを作りたいとき
Text・Photo:樋口紗季(vivace)
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