【神奈川・横須賀】上町(うわまち)で見つけた、常連になりたくなる本とコーヒーの店「AMIS」
異国情緒漂う街・横須賀には、ヴェルニー公園、三笠公園、YOKOSUKA軍港めぐりなど見どころ&遊びどころが満載ですが、今回は最近話題の街・上町に注目。古い建物をリノベーションした雑貨店などが続々オープンしているエリアに、こだわりの本とコーヒーの店を見つけました。
横須賀で最近話題の「上町」ってどんなところ?
横須賀の地元住民に「最近、上町というエリアに雑貨店とかいっぱいできてておもしろいよ」という話を聞き、さっそく散策に行ってきました。
京急横須賀中央駅から坂を上っていくとたどりつく上町エリア。これ「かみまち」でなく「うわまち」と読むんです。特に、ここからここまで、というような区切りはないのですが、緑色の古い建物が残る通りは、なかなかいい雰囲気。そんな建物をリノベーションして、雑貨店や理髪店、カフェなどができている、ちょっとおしゃれで元気な街なのです。
「BROSS FACTORY SHOP」は職人の兄弟が営む店で、お兄さんはハンドメイドの洋服を、弟さんはレザーアイテムを工房で手作りしています。自ら改装したという店内はとてもしゃれた空間。
「From the Morning」は、シンプルなデザインから個性豊かなファッションアイテムまで、着る人の個性や雰囲気に合わせてスタイリッシュに選んでみたいラインナップです。気さくで明るいスタッフが出迎えてくれます。
■上町(うわまち)
住所:神奈川県横須賀市上町
TEL・営業時間・休み・駐車場:店舗により異なる
アクセス:京急横須賀中央駅から徒歩5分(店舗により異なる)
「AMIS」で本を読みながらコーヒーを
そんな「上町エリア」で、とても個性的な本とコーヒーの店を見つけました。店名は「AMIS(エイミス)」。上の古い建物の通りから、ひとつ道を曲がるとすぐ。ふらっと立ち寄ってみたくなる、そんな本屋さんです。まずは店頭で、どんな本があるのか見てみましょう。
店頭にも本がズラリ
古書と洋書の店で、店主がいいと思った本だけを置いています。「暮しの手帖」の創刊当時の一冊などがズラリ。「この棚の暮しの手帖各500円」という棚もありました。
新刊コーナーや横須賀に暮らし始めた人を特集した「ヨソモノ」、分厚い「横須賀市史」などの本が並びます。
店内の注目ポイント
さあ店内に入ってみましょう。思わずニヤリとしてしまう、店主さん手書きの店内レイアウト図があります。まずは、これで、どんなジャンルの本が置いてあるかをチェック。ちょっとした注意書きに店主さんのこだわりが見え隠れします。興味のあるコーナーから店内を1周します(とはいっても店内は狭いので、すぐ1周できます)。
洋書を中心とした写真・美術・インテリアの本棚。デニス・ホッパーにジョン・レノン……アルパカが車から顔を……写真集系がいろいろです。
手前が洋書の絵本で、奥に俳句・江戸・東京や日常の本など。詩集などもあります。
外国の文学とアガサ・クリスティーなどのミステリーのコーナー。上の棚には、ローリング・ストーンズ、ボブ・ディラン、エリック・クラプトンの本も。洋楽もお好きなようです♪
手前には日本の絵本や児童書、奥に建築などの本があり、さらに奥にカフェスペースがあります。
落ち着くカフェスペース
カフェスペースは店を入って左側の奥。店内レイアウト図の左のほうです。店主さんと奥様の手作りコーヒーやジュースが楽しめます。上の写真のテーブル手前に置いてある2冊の本は、店名「AMIS」の由来となった本。タイトルに「AMIS」と入っています。
「酵素ジュース」は奥様特製。梅、夏みかん、すだちがあります。
約5000冊あるという本の中からお気に入りをゆっくり探して、特製のコーヒーをいただいて、店主さんとちょっと話をして。そんな時間がとても素敵に思える「常連になりたくなる」なんだか落ち着く店でした。上町にお寄りの際はぜひ立ち寄ってみてください。
■AMIS(えいみす)
住所:神奈川県横須賀市上町1-41
TEL:なし
営業時間:10~18時(日曜は~17時)
定休日:月曜
アクセス:京急横須賀中央駅から徒歩7分
駐車場:なし
Text:佐々木隆(スリーコード)
Photo:スリーコード
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