汐留の絶品創作和食レストラン「水色」オープン!だしの効いた鶏もも肉の炭火焼きがたまらない
2024年5月、汐留にオープンした「水色(みずいろ)」は、「和魂洋才」をテーマに海外の素材や調味料などの要素を取り入れた和食「ボーダレス和食」が楽しめる料理店。天井が高く広々とした空間からは、東京ベイエリアを一望でき、優雅な気分で時間を過ごせます。店名には水の泡をイメージしたオブジェや切子ガラスのライトなど細かな装飾も美しく、非日常体験を味わえるのもポイント。ぜいたくな雰囲気が漂っていますが料理は比較的リーズナブル、そんな魅力的なお店「水色」を紹介していきます。
炭火とだしの豊かな香りにうっとり。肉と魚を堪能できるハイスペック御膳
都営大江戸線汐留駅から徒歩1分のところにある、汐留エリアの象徴的なビル「カレッタ汐留」。こちらの46、47階レストランフロアに、今回紹介する「水色」はあります。エレベーターをおりて突き当たりを右に曲がると、水色の看板が見えてきますよ。
「水色」は、和魂洋才を料理コンセプトにしていて、ベースとなる和食にさまざまな国の素材や調味料、調理、味つけなどを組み合わせた「ボーダレス和食」を提供しています。
つくね串をアメリカンドッグのようなビジュアルにしたり、だし巻き卵にトリュフを使用したりと一般的な和食とは違う、独創的な創作和食を楽しめます。
ランチとディナーのツータイム営業を行っており、今回はランチメニューのなかから2品をピックアップして紹介します。スタッフさんにおすすめを伺ったところ、「国産鶏もも肉、出汁オイルの炭火焼き御膳」と「海の幸あれこれ海鮮丼 松前醤油」が人気とのことだったのでそちらをセレクト!
「国産鶏もも肉、出汁オイルの炭火焼き御膳」は、山の幸と海の幸を一度に堪能できる豪華な御膳。メインの国産鶏もも肉の炭火焼きをはじめ、「旬の魚のお刺身」、「えびしんじょ」、「野菜のぬかづけ」などと大ボリュームです。
※刺身に使用する魚種、ぬか漬けの野菜は時期によって異なります
メインの「国産鶏もも肉、出汁オイルの炭火焼き」は、食べた瞬間に広がる豊かな香りにうっとりしてしまいます。炭火だけでなく、カツオぶしや味噌など5種の食材を使用した出汁オイルのやさしい香ばしさが感じられます。
お肉もとても軟らかく、歯をとおすとほろっとくずれる食感に仕上がっています。脂がぎゅっと閉じ込められていて、噛むたびに出てくる肉汁に胸キュン!肉に添えられたマイタケやネギ、山菜と合わせて食べればさらに風味が増します。鶏肉好きの筆者は思わず頬がこぼれ落ちそうになりました。
刺身は2種類がのっており、取材時はマグロとスズキでした。どちらも口の中でとろけ、うま味がグッと感じられます。続いて「野菜のぬか漬け」は3種類の野菜を盛っていて、取材時はゴーヤとトマト、ダイコンでした。特にもともと味の強いゴーヤが、漬かることで味にさらなるインパクトが生まれておりクセになるおいしさ。
そのほか、和魂洋才らしさを感じるせいろに入った、エビのぷりっとした食感や甘みがある「えびしんじょ」など、どの品々も丁寧かつ繊細な仕上がりなのは和食ならでは。
「海の幸あれこれ海鮮丼 松前醤油」で旬の魚をぜいたくに味わう
「海の幸あれこれ海鮮丼 松前醤油」は、海を眺められる「水色」で人気のメニューで、一度に旬の海鮮7種を堪能できるんです。取材時はシマアジ、スズキ、マグロ、マグロのたたき、ホタテ、イクラ、メダイが盛られていました。
かける松前醤油は昆布のうま味が感じられるため、お刺身との相性がよく、魚本来のおいしさを引き出してくれます。さらに「国産鶏もも肉、出汁オイルの炭火焼き御膳」にもあった、「えびしんじょ」や「野菜のぬか漬け」にくわえ、車麩(くるまふ)の揚げものが付いてくるため、こちらも満足度が高く楽しめるんです。
どの刺身も薄さが絶妙で、なめらかな食感とほどよい弾力を楽しめます。松前醤油、赤酢のシャリのいい香りがどの海鮮ともマッチ。イクラのプチっと弾ける食感がいいアクセントで、ひと口、またひと口と食べ進めてしまうほどトリコになってしまいました。あまり見かけない車麩の揚げ物は、外はサクッ、中はふわっとした驚きのある食感で、吸い込んだ水分がじわりと出てくるのがたまりません!
東京ベイエリアを一望できる空間で過ごす優雅なひととき
「水色」は、落ち着きのある優雅な店内の雰囲気も魅力。天井の高さは2フロア分、座席がカウンター、テーブル、ボックスシート、プレミアムカップルシート、個室、形がさまざまにあって全114席と広々としています。
特筆すべきは、壁1面が窓ガラスになっており、全席から東京ベイエリアの絶景を一望できること。海を眺めながら和食を楽しめるのはとびっきりのぜいたくです!
入店してキッチンを抜けた先に広がるメインフロアに案内されると、はじめに目に入る天井から吊り下げられた象徴的なオブジェは、水の泡をイメージしてつくった6mの「水色」のシンボル。店内にBGMとして流れている「ポチョン」という水の音と合わせて眺めると、涼しげな気分になれて心地いいです。
さらに店内には和魂洋才を思わせる装飾がいたるところに施されていて、和紙の壁紙や切子ガラスのペンダントライト、錫(すず)を使用したバーカウンターなどがあります。
今回紹介した他にもこれまで味わったことのない和食がたくさん!ランチとディナーそれぞれでコース(ランチ3500円〜、ディナー7000円〜)も展開しているので「水色」の料理を存分に堪能したい方はおすすめです。
絶景が目の前に広がる優雅な空間で過ごす時間はきっと思い出に残るはず。ぜひ友人や大切な人と訪れてみてくださいね。
◼︎水色(みずいろ)
住所:東京都港区東新橋1-8-2 カレッタ汐留 46・47F
TEL:03-6281-4813
営業時間:ランチ11時30分〜14時30分(13時30分LO)、ディナー17〜23時(22時LO)
定休日:無休
アクセス:都営大江戸線汐留駅から徒歩1分
※ディナータイムはサービス料+10%がかかります
Text&Photo:小杉環太(エフェクト)
●店舗・施設の休みは原則として年末年始・お盆休み・ゴールデンウィーク・臨時休業を省略しています。
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更が発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。