「109シネマズプレミアム新宿」のラグジュアリー空間で娯楽の域を超えた優雅な映画鑑賞【ご褒美の新定番】
新宿・歌舞伎町の新たなランドマークの一つとして2023年に開業した東急歌舞伎町タワー。このビルの中にほかの映画館とは一線を画す、新たなコンセプトの映画館があります。「109シネマズプレミアム新宿」は、シアターの座席はすべてプレミアムシート、高級ホテルを思わせる優雅なラウンジ、選び抜いたドリンクやフードが揃い、“映画館に行ってお気に入りの映画を鑑賞する“という時間のすべてを、ワンランクもツーランクも上の特別な体験にランクアップしてくれるこだわりのサービスが整っています。
Summary
天上の優雅な空間でここでしかできない特別な“映画鑑賞“を
2023年、歌舞伎町に誕生し、新宿エリアの新たなランドマークとして仲間入りした東急歌舞伎町タワー。西武新宿駅とシネシティ広場の間にあり、これまでの歌舞伎町の雰囲気を刷新する足がかりとなりそうな、洗練されたムードが漂うビルです。
東急歌舞伎町タワーは、低層階に飲食店、上層階には2つの高級ホテルがあり、中層階の9・10階にあるのが今回ご紹介する「109シネマズプレミアム新宿」です。
映画館のフロアまで行くエレベーターは、西武新宿駅側にある花屋さんの隣のこのエスカレーターを上るとすぐ。またはこのエスカレーターの裏手にある扉から入ったところからもエスカレーターに乗ることができます。
エントランスやシアター、メインラウンジは9階と10階にそれぞれあるので、鑑賞する映画が上映される階を確認しておきましょう。
エントランスはモノトーンと落ち着いた色調の木目が調和するシックで高級感のある空間。上品な香りが漂い、日常とは離れた特別な空間へやってきたことを感じさせてくれます。
映画の鑑賞チケットは「CLASS S」6500円、「CLASS A」4500円の2種類。それぞれのクラスの違いは、シートのほか、「CLASS S」には鑑賞後にプレミアムラウンジ「OVERTURE」でのワンドリンクが付いています。
WEBでチケットを購入済みの人は、スマホでQRコードを表示して、エントランスのゲートをすぐに通ることができます。チケット購入がまだの人は、販売機でチケットを購入することも可能です。
エントランスのゲートの先は真っ黒な通路になっていて、ラウンジがまだ見えません。映画鑑賞エリアへと誘うアプローチになっているそうです。自然と期待感を高めてくれる演出が素敵です。
パッと目の前に現れたクール&モダンなこの空間がメインラウンジです。このラウンジは10階ですが、9階にも同様の空間が用意されています!
メインラウンジ内にはグラフィックなどのアート作品やイタリア製の照明が飾られていて、これまでの映画館のイメージを覆す高級感に驚きます。
そしてメインラウンジに流れる音楽に注目です。この映画館の音響を監修した音楽家の坂本龍一氏が作曲したオリジナルのBGMで、街の騒音に疲れた耳を心地よい音楽で洗い流し、シアターでこだわりの音響を満喫して欲しいという思いが込められているそうです。
気持ちと耳を一度リセットして、お気に入りの映画に向き合うための準備の時間を過ごせるのがこのラウンジの役割です。
ソファはシンプルモダンからポップなデザインまでさまざまなタイプのものが置かれていて、恋愛モノからアクション、アニメまで多彩な映画を上映する映画館の多様性が表現されているよう。気になったソファに腰掛けて、上映時間を待ちましょう。
メインラウンジの利用は原則、上映開始の1時間前から可能です。
夜のメインラウンジもとってもいい雰囲気。ダウンライトの明かりがラウンジ内を上品に照らし、昼間とはまた違ったムードが漂っています。
各階には、映画の世界の雰囲気を感じさせる家具が配置されたコーナーもあり、こちらもメインラウンジの一部です。10階は世界中の人々から愛される名女優の上品でチャーミングな雰囲気をイメージ。どこかの国の女王になった気分で過ごせそうです。
9階はスパイアクション映画などをイメージしたコーナーになっています。
女性にうれしいサービスがこちら。トイレにあるパウダールームもこの余裕のある造りです。大きな窓から西新宿のビル群が眺められ、空間が広く感じられます。映画に感動して泣いてしまい、お化粧が崩れてしまっても、鏡台があるのでゆっくりお化粧直しができるので安心です。鏡の前にはあぶらとり紙や綿棒、ヘアゴム、メガネクリーナーなども用意されています。
高級トリュフのメニューも! お酒も楽しめるフード&ドリンク
メインラウンジには「ウェルカムコンセッション」と「THE BAR」が面していて、こちらでドリンンクやフードをオーダーします。「ウェルカムコンセッション」のポップコーンとソフトドリンクは鑑賞チケットに代金が含まれていて、しかも映画が始まるまでは食べ&飲み放題! 上映開始時間までラウンジで過ごす時にも利用していいので、気軽にオーダーしましょう。
「ウェルカムコンセッション」と「THE BAR」で提供されるメニューは、どれもおいしさを追求したこだわりの品ばかり。おすすめを一つずつ紹介します。
まずはポップコーン。塩とキャラメル、そしてその2種類を半分ずつ食べられるハーフ&ハーフ、限定のチョコレートトッピングから選べます。塩味とキャラメル味で使うコーンを変えることで、それぞれの味が付きやすくなっているのだとか。
ソフトドリンクは、炭酸系やオレンジジュース、コーヒー、お茶などアイス、ホットを合わせて13種類。コーヒーはオーダーが入ってから豆を挽いて入れてくれるタイプなので、香り高いコーヒーがいただけます。
「ウェルカムコンセッション」に並ぶ「THE BAR」は、「ビール」1100円やワインが1400円~、ウイスキーが1400円~、カクテルが1200円~揃うなど、お酒の種類が豊富です。特にジャパニーズウイスキーは「山崎」や「響」、「白州」など入手困難な銘柄もあります。
さらに「THE BAR」では、おいしさにこだわったオリジナルメニューの軽食も用意されています。
まずは、109シネマズプレミアム新宿特製のソーセージを使った「シポラタソーセージのプレミアムマスタードホットドッグ」1100円。写真はレリッシュをトッピングした「シカゴスタイル」(左)と、ザワークラフトをのせた「ニューヨークスタイル」各1200円。
皮はパリッと、中の肉は粗挽きでジューシーなソーセージに、白醤油で味を整えたつぶつぶのマスタードがマッチ。映画を見ながらでも食べやすいように、歯切れのよいパンを使っているのもよく考えられています。
おすすめはこのかなりリッチな「黒トリュフ・チーズ・フレンチフライ」(左)1600円! 細めのクリスピーなフレンチフライと一緒に黒トリュフのスライスを和えて、粉チーズをまぶしてあります。黒トリュフの高貴な香りをまとった濃厚なチーズ味のサクサクポテトは、一度食べ始めると止まらないほどのやみつき感。
「モヒート」1200円などのアルコールには小さなおつまみ付きです。ワインとシャンパン以外のアルコール類とほとんどの軽食はシアター内への持ち込みが可能です。
上映開始までの時間をゆっくりと過ごしたい人にぴったりな、ラウンジ専用メニューの「英国式クリーム・ティーセット」1750円もあります。プレーンスコーンに、クロテッドクリームとジャム、紅茶がセットになっています。外はさっくり、中はしっとりした焼き上がりのスコーンは、程よい量でお腹いっぱいになりすぎないのがちょうどいいです。
坂本龍一氏こだわりの音響と、全席プレミアムシート
さて、いよいよ上映時間が近づいてきました。メインラウンジ内では音声によるアナウンスは行っていないので、坂本龍一氏が手がけたチャイムの音が鳴り、シアターの入り口の照明が点灯したら開場が始まった合図です。
シアターは9・10階合わせて8つあり、座席数は70~142まであります。通常のシアターと比べると半分ほどの量の座席数になっていて、前後の感覚が広く、列の数も少ないので、前の人の頭が視野に入ることがほとんどありません。
この映画館最大の魅力は、音楽家・坂本龍一氏が監修した音響システム。極限までリアルで自然な音を追求して、特注のスピーカーにはじまりケーブルにまでこだわったのだそう。大小の音の響きから繊細な空気感まで、映画の表現の大切な部分を担う音を鮮やかに表現できるそう。
映像設備はハイスペックなRGBレーザー映写機をメインに、正面スクリーンと左右の壁にも映像が映し出せる3面ワイドビューシアター「ScreenX」を搭載したシアターもあり、映像に包まれるような臨場感が味わえる上映作品も楽しめます。
また35mmフィルム映写機が設置されたシアターがあるのも、映画ファンにはうれしいところ。同じ作品でもデジタル版と35mmフィルム版が見比べられると楽しみが広がります。
そのほか、音のよさを生かしてアーティストのライブ映像を多く上映したりと、こだわりの音響設備やさまざまな映写技術は上映ラインナップにも生かされています。
こちらが全シアターの中央列に設けられた「CLASS S」のシート。隣の席との間に仕切りとスペースがあり、完全にプライベートな空間が保たれています。座面の幅は約60㎝あり、かなり張りのあるシートに完全に包み込まれるような感覚です。
なめらかな手触りの革のヘッドレストには、高級感のあるゴールドで映画館のロゴが刻印されていて高級感たっぷり。ここに頭を預けて映画の世界に没入できます。背もたれは電動リクライニング式。好きな角度でゆったりくつろげます。
座席の両側に充分な幅のアームレストがあり、その下も充電装置の付いたサイドテーブルになっています。ポップコーンなどを置いておけるスペースも確保されているし、右側のアームレストにはドリンクホルダーもあります。左の奥が傘立てになっているのも便利。
サイドテーブルの下が荷物入れになっています。映画館って、いつも荷物の置き場に困ってバッグを抱えながら観ていること多いですよね。荷物の存在を忘れて映画に集中できるのはありがたいです!
大きな荷物がある人は、エレベーターホールのそばにコインロッカー(有料)も用意されているので、そちらに預けておくこともできます。
こちらが「CLASS S」以外のスペースに設置されている「CLASS A」のシートです。「CLASS S」と比べると、座席幅が一回り小さくて、隣との間の仕切りやスペースは確保されていませんが、通常の映画館の座席と比べるとかなりのプレミアム感です。自重で動かせるリクライニング機能と、ほぼ「CLASS S」と同等のアームレストやサイドテーブルが備わっています。
上映中のおしゃべりはもちろん禁止ですが、友達やカップルで来た時に相手の存在を感じたいときは「CLASS A」もおすすめかも!
新宿副都心を眺めながら映画の余韻に浸る
鑑賞の後、映画の余韻に浸るなら、新宿副都心の景色が一望できる10階のプレミアムラウンジ「OVERTURE」へ。「CLASS S」の鑑賞チケットには、ウエルカムドリンクが1杯付いています。コーヒーや日本茶のほか、シャンパンなどアルコールの種類も豊富です。
観た映画の気分に合わせたドリンクを飲みながら、一人でゆっくり映画のシーンを思い返すのもよし、友達やカップルで気になったシーンを語り合ったりするのもよし、シアターを出た雰囲気を損なわない距離で、余韻を楽しめる場所になっています。
9階のスーベニアショップ「POST CREDIT」も立ち寄りたいところ。映画の公式グッズや上映作品にまつわるコラボグッズ、映画館の限定アイテムのほか、歌舞伎町のおみやげや古い映画のパンフレット、中古レコードなどもあり、ユニークなラインナップです。
スーベニアショップは鑑賞チケットがなくても誰でも入れるので、歌舞伎町でのおみやげ探しに覗いてみるのもいいですね。
歌舞伎町のおみやげにおすすめなのが、新宿区の伝統野菜・内藤とうがらしの青唐辛子を使ったスパイシーなジン「歌舞伎町エシカルジン『Ne10』」200ml1540円(左)。エントランスなどでいい香りを漂わせていた、109シネマズプレミアム新宿オリジナルの香りの「ディフューザー」9900円は、ここでしか手に入らない限定アイテムです。
これまでの映画館とは一線を画すラグジュアリーな要素をすべて備えた「109シネマズプレミアム新宿」。「映画を観ること」が目的だった映画館を、「映画館に来ること」自体をまるごと満喫できる、新しい映画の楽しみ方を提供してくれる映画館です。特別な思い入れのある映画は、この映画館で観て欲しい! 一度、体験すると誰かに教えてあげたくなる、そんなプレミアムな映画体験を味わってみませんか。
■109シネマズプレミアム新宿(いちまるきゅーしねまず ぷれみあむ しんじゅく)
住所:東京都新宿区歌舞伎町1-29-1 東急歌舞伎町タワー9・10F
TEL:0570-060-109(24時間音声案内)
営業時間:平日8時30分~、土日祝8時~最終回上映(プレミアムラウンジは初回上映終了後~最終回上映終了の1時間後まで)、スーベニアショップは10~22時
定休日:無休
料金:「CLASS S」6500円、「CLASS A」4500円
アクセス:西武新宿駅からすぐ、JR新宿駅から徒歩7分など
Text:山下あつこ(アトリエshiRo)
Photo:村岡栄治/アトリエshiRo
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