三宿「氷屋kitsune」でフルーツを使ったユニークかき氷を!おいしさの相乗効果を楽しもう
ヘアメイクアップアーティストとして働いていたオーナーがかき氷にハマり、2024年2月にかき氷専門店「氷屋kitsune」をオープン。子どものころから意外な食材を組み合わせて食べるのが好きで、手がけるかき氷もオリジナリティあふれるものばかり。そんなかき氷が、今、かきごおらーの間で話題なんです!
行くたびに新しい味に出合える週替わりメニュー
ロゴの“かき氷キツネ”が描かれたちょうちんと“氷”の旗が店舗の入り口に掲げられた「氷屋kitsune」。池尻大橋駅と三軒茶屋駅の間にある「BARワンダーラスト1号店」に間借り店舗としてオープンしました。
店内はウッディで落ち着いた雰囲気。カウンター5席と4人掛けのテーブルが1つあります。
開店は7時。オーナー自身がかき氷を食べ歩いていたときに仕事前に行っていた経験から、通勤前や夜の仕事明け、ハシゴをする際の1軒目に使ってほしいと早めの時間に決めたといいます。
メニューは10種類ほどを用意。そのときに仕入れられる旬のフルーツを使うため週ごとに替わり、休み明けの土曜に新しいメニューが発表されます。
取材時には「アップルパイ」「すももティラミス」「ビーツとピスタチオ」「キウイモヒート」「赤紫蘇ゴルゴンゾーラ」などが並び、どんな味だろうと興味をそそられるものばかり。素材の組み合わせがユニークなメニューは「このフルーツにこの素材を合わせたらおいしいんじゃないか?」と考え作られているのだそう。
「氷屋kitsune」のかき氷は、シロップやクリーム、トッピングなどを数種類入れてひとつのメニューを仕上げているのが特徴。ボリュームがあるので飽きないよう、食べ進めるなかで味が変わるようにしているのだとか。
サイズは3種類。写真左2つはメニューによって使い分ける通常サイズ、左から3つ目がハーフ、一番右がハーフよりも小さなまかないです。ハーフとまかないは2杯目からオーダーでき、いろいろなかき氷を食べてみたい人にはうれしいサービス。ハーフはすべてのメニューでオーダー可能ですが、まかないは週替わりで2種類のまかない用のメニューがあります。
季節のフルーツのおいしさを生かしたかき氷
7月上旬まで発売予定の「桃と紅茶」は、ダージリンミルクをベースに、桃シロップ、豆乳紅茶クリーム、杏仁豆腐を入れていきます。
氷とそれぞれの素材をバランスを見ながら重ねていったら、最後に豆乳紅茶クリームをかけ、桃コンポート、紅茶クランブル、白ワインとレモン・ライムのジュレをのせて完成です。
ふわふわの氷にかけたダージリンミルクはあっさりしているので、モモともよく合います。濃厚な豆乳紅茶クリームが味のアクセントになり、氷との食感の違いも楽しめます。クリームは冷た過ぎないため、氷よりも温かく感じられ食べ進めやすくしてくれますよ。
意外な組み合わせがクセになる変わりダネ
「自家製黒糖あんこと4種のチーズ」は開店記念で作られましたが、好評だったため通年で提供することになったメニュー。
ミルクベースをかけた氷にマスカルポーネチーズとカマンベールチーズのクリームを塗り、クリームチーズと10時間炊いたあんこをのせて、ペコリーノ・ロマーノチーズをたっぷり削りかけてできあがり。
「絶対に合うと思って作りました」とオーナーが言うとおり、クリーミーさ、香りと塩気というそれぞれのチーズの特徴があんこと相性抜群で、氷のおいしさを引き立てます。
かきごおらーは1日に数杯食べることもあるので、甘過ぎず、重くならないよう気をつけているという「氷屋kitsune」のかき氷。今年の夏は朝からかき氷を食べて、氷活デビューしてみるのはいかがですか?
■氷屋kitsune(こおりやきつね)
住所:東京都世田谷区三宿1-2-12 BARワンダーラスト1号店
TEL:なし
営業時間:7時~14時30分(14時LO)
定休日:木・金曜
Text:河部紀子(editorial team Flone)
Photo:yoko tajiri
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