一年中楽しめる!京都の絶対にいくべき絶景スポット6選【SAORIの絶景おすそわけ VOL.2】
トラベルクリエイターのSAORIです。絶景やおしゃれなスポットが大好きで、カメラ片手に年間100日以上旅をしています。今回のテーマは京都の絶景。歴史ある京都の街は、何度も訪れるほど大好きな旅行先。趣ある京都の雰囲気と今っぽさがマッチしている、一年を通じて楽しめるおしゃれなスポットを紹介します。
Summary
美術品だけではない! 建物の美しさも魅力的な「京都市京セラ美術館」
「京都市京セラ美術館」は、公立美術館として日本で現存する最も古い美術館建築です。
地下鉄東西線東山駅より徒歩約8分で到着します。
2020年春に、創建当時の建築を最大限保存しながら、現代的なデザインを加え、新たな美術館として生まれ変わりました。
昭和8年(1933)に建てられた歴史的な建築物をベースに、今っぽさがマッチしたデザインとなっているので、中にいるだけで、うっとりしてしまいます。
美術品は、現代作品から古典アートまで幅広く展示されています。
美術館として楽しめるのはもちろんですが、美術館の建物が本当に美しく、館内を散策するだけでもテンションが高まります。
私が特に好きなのが、こちらのらせん階段です。広く白い空間に、木のぬくもりを感じるこの階段が大好きなんです。大きな階段なので、1枚目のような階段を上る姿を写真に収めるには、向かい側から写真を撮ると、素敵に写真が撮れるのでおすすめです。
随所に帝冠様式という昭和初期に流行した和洋折衷の建築様式の名残りを感じるデザインがあり、どこを切り取ってもおしゃれな空間です。カフェも併設されているので、ゆっくりと過ごせるのもうれしいところ。
雨の日や暑い日や寒い日などいつでも楽しめるので、京都観光の1つに立ち寄ってみてください。
嵐山散策の休憩に行くべき!「eX cafe 京都嵐山本店」
「eX cafe 京都嵐山本店」は、昭和初期の邸宅をリノベーションした純和風建築で、ランチや和スイーツがいただける人気カフェです。
京福線嵐山駅からは徒歩1分、JR線 嵯峨嵐山駅からは徒歩10分ほどかかります。
壁には、現代アートが飾られたおしゃれな空間になっています。
また、敷地内には約400㎡もの日本庭園が広がっています。
お座敷やテーブル席などがあり、落ち着いた和の空間に庭園を望む席では、京都らしさを満喫することができます。
和風なパフェやかき氷、お団子などがいただけるので、お腹を満たしつつ京都も満喫できる最高のスポットです。
「eX cafe 京都嵐山本店」でぜひ食べて欲しいのが、「ほくほく、お団子セット」です。
見た目にもかわいく、つい写真を撮りたくなってしまいます。
自分でお団子を七輪で炙り、小豆やみたらしをつけて食べるスタイルです。
見た目だけでなく、ほんとにおいしいお団子でした。お抹茶との相性もバッチリ。
自分でお団子を焼く体験がとにかく楽しい!!
嵐山の散策で少し足を休めたいときには、ここに来てひと息つくことをおすすめします。
壮大な風景に感動! 緑のトンネル「竹林の小径」を散策
嵐山にある「竹林の小径」は、京都を代表する観光スポットの1つです。
縁結びで有名な野宮神社から、美しい庭園や龍の天井画がある天龍寺の北門を通り、小倉山の斜面に広がる大河内山荘庭園へ抜ける約400mの道です。
背の高い竹林が道の両脇に続きます。
平安時代には貴族の別荘地だったといわれていて、晴れた日には木漏れ日がとても心地よく、また太陽のない日は昼でも薄暗くなります。
まるで緑のトンネルを歩いているかのような感覚に包まれる場所です。少し空気がひんやりと澄んでいて、ささやかな光が差し込む道のりに、とても癒やされます。
「竹林の小径」の近くには、渡月橋など、嵐山ならではの多くのみどころがあります。さらに京都屈指の名所だけあっていつも混雑しています。
ですので、ここを訪れる際は早朝に行くのがおすすめです。
早朝は人が少なく静かで、ゆっくりと竹林を散策することができます。
また、「竹林の小径」は少し長い距離を歩くので、歩きやすい靴で行くとよいと思います。朝からお散歩するのもとても気分がいいので、京都旅の朝は少し早起きをして、この絶景スポットを訪れてみてください。
少し足を延ばして、常寂光寺、二尊院、あだしの念仏寺、鳥居本などのある奥嵯峨エリアへ。落ち着いた雰囲気のなかで、京都の風情が感じられる竹林もありますよ。
伝統的な京町家をリノベーションした「ブルーボトルコーヒー 京都カフェ」
「ブルーボトルコーヒー 京都カフェ」は、築100年超の伝統的な京町屋をリノベーションしている建物です。京都市営地下鉄東西線蹴上駅から徒歩7分、南禅寺から徒歩2分ほどで到着。
店内に入ってみると、自然光が差し込む大きなガラス窓があり、高い吹き抜けの天井!
開放感あふれる場所です。
伝統的な京町家をリノベーションしたカフェなので、モダンなデザインと伝統的な趣がマッチしていて、京都に数あるカフェのなかでも、一番お気に入りと言ってもいいカフェです。
「カフェラテ」657円などドリンクメニューだけではなく、「シーズナルパフェ」891円などのスイーツメニューやフードメニューも充実しています。
木のぬくもりを感じる空間で、とても居心地がよく、ついゆっくりと過ごしてしまいます。
京都の観光地が多いエリアにあるので、観光の間の休憩にもぴったりなカフェです。
お天気のよい日であれば、フレッシュな空気を感じられる外の席もおすすめです。本格的なコーヒーやスイーツを味わいながら、京都を感じつつ、特別な時間が過ごせます。
130年超の歴史ある「ウェスティン都ホテル京都」でハートを発見
こちらは京都の高級ホテル「ウェスティン都ホテル京都」。
明治23年(1890)に東山の高台に遊園「吉水園」が誕生。その後客室、食堂を増設し、明治33年(1900)から「都ホテル」として開業したホテルです。
2021年4月、歴史と伝統を受け継ぎながら「The Queen of Elegance」“気品ある女王”をデザインコンセプトとして新しく生まれ変わっています。
宿泊はもちろんなのですが、それ以外にもおすすめしたいポイントを紹介させてください。
上の写真は、おしゃれな「らせん階段」を下から見上げるとハートに見えるという、隠れたスポットです。この階段は「ウェスティン都ホテル京都」の宴会場ロビーにあります。
京都でも歴史あるホテルで、建築家・村野藤吾さんが手がけた曲線が美しいデザインが本当に素敵なんです。
ぜひここで皆さんもこんな1枚を撮ってみませんか。
観光にも便利な立地のよいホテルで温泉もついていたりと、京都旅の拠点としてもおすすめなのですが、宿泊をしていなくても、アフタヌーンティーだけ楽しむこともできるんです。
ティーラウンジ「メイフェア」では、季節ごとに変わる英国式の3段プレートに並ぶアフタヌーンティーと、JING TEAのフレーバーティー、中国茶、日本茶など種類豊富なドリンクをフリーフローでいただけます。
ホテルで優雅にティータイムをしつつ、伝統ある建築美を楽しむのはいかがでしょうか?
■ウェスティン都ホテル京都 ティーラウンジ「メイフェア」
(うぇすてぃんみやこほてるきょうと てぃーらうんじ めいふぇあ)
住所:京都市東山区粟田口華頂町1(三条けあげ) 2F
TEL:075-771-7158(レストラン予約係 10~19時)
営業時間:11~18時
定休日:無休
石臼挽きそばの老舗「三味洪庵 京都 本店」で京都の風情を大満喫
「三味洪庵 京都 本店」は、文久元年(1861)創業。京都らしさが感じられる築100年以上の京町屋でそばをメインに一品料理やお酒も楽しめるお店です。
店内に一歩足を踏み入れると、落ち着いた和の空間が広がり、まるでタイムスリップしたかのよう。テラス席の横にはきれいな川が流れていて、風情がありとてもおすすめです(別途テラスチャージあり)。老舗でありながら、堅苦しくなく京都の味を楽しめるのもうれしいです。
私がいただいたのは「蕎麦御膳」です。コースは予約必須になります。
こちらの料理は、見た目も美しく、一品一品丁寧に作られているのがわかります。
夏限定の「すだち蕎麦」は、暑い時期にさっぱりといただけるので、夏に訪れる方はぜひ食べてみてください。
また食事だけでなく、「西京漬け(銀だら一切れ)」1005円、「ちりめん山椒(60g)」1080円などの「京のおぞよ」も店頭にて購入できます。
おみやげやギフトに購入するのもオススメです!
Photo&Text:SAORI
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