「ザ・リッツ・カールトン スパ 東京」で、足とネイルに特化した極上フットケアを堪能【ご褒美の新定番】
いよいよ夏本番。自信をもって素足で過ごせるよう、リゾートシーズンに向けてワンランク上のフットケアはいかが。今回は、日本では「ザ・リッツ・カールトン スパ 東京」でしか受けられないという、医療と美容を組み合わせた、フランス発のご褒美フットケアメニューを体験してきました!
Summary
憧れのラグジュアリーホテル「ザ・リッツ・カールトン東京」の天空スパ
東京メトロ六本木駅直結、「ミッドタウン・タワー」の上層階に位置するホテル「ザ・リッツ・カールトン東京」。その46階にあるのが今回の目的地、「ザ・リッツ・カールトン スパ 東京」です。
「ザ・リッツ・カールトン スパ 東京」には、2000㎡のフロアに室内プールやジェットバス、トレーニングマシンが揃ったフィットネススタジオがあり、9つのトリートメントルームとスパスイート、ホットタブ(大型の浴槽)やドライサウナ、スチームサウナなどが用意されています。
※完全予約制
受付を済ませたら、カモミールティーをいただきながらカウンセリングシートに記入。病気の有無や定期的にケアを行っているか、ネイルポリッシュを使用しているかなどの設問に答えます。
洗練された空間と、スタッフの細やかな心遣いに感嘆しつつ、トリートメントへの期待が高まる時間です。
「ペディ:マニ:キュア スタジオ バイ バスティアン・ゴンザレス」とは
「ペディ:マニ:キュア スタジオ バイ バスティアン・ゴンザレス」は、ポディアトリスト(足医学専門家)の第一人者であるバスティアン・ゴンザレスさんが、母国フランスで立ち上げたサロン。
日本では「ザ・リッツ・カールトン スパ 東京」内でのみ、手足とネイルに特化した独自のトリートメントケアを提供しています。
「ペディキュア」と聞くと足の爪へのカラー塗布を思い浮かべがちですが、実はラテン語で「足」を意味する「pedis」と、「手入れ」を意味する「cura」が語源。つまり「ペディキュア=足のお手入れ」なのだそう。
ここでは、ゴンザレスさんが世界の主要都市でポディアトリスト(足医学専門家)として活躍した経験から考案した、医療と美容を融合させたユニークな施術メニューが用意されています。
トリートメントルームは完全個室のプライベート空間。洗練されていながらも、木のあたたかみを感じる一室です。
担当してくれるのは、「ペディ:マニ:キュア スタジオ バイ バスティアン・ゴンザレス」のスタジオマネージャー、ブノワ・ペリエさん。フランスで足病学の国家資格を取得している、ゴンザレスさんからの信頼も厚い足医学のスペシャリストです。
至福の「バスティアン・フットケア」体験レポート
椅子に座り、いよいよトリートメントスタート。本日セレクトしたのは「バスティアン・フットケア(1時間15分)」 2万8600円のメニューです。
ちなみにこちらが座席からの視界。地上200mから東京の街を一望でき、目からもぜいたく気分が味わえます。
足の状態を確認した後で、まずはネイルトリートメントから。
長さを整えていきますが、普段からネイルのサイド部分を切りすぎていたせいで、食い込み気味で巻き爪のリスクがあるそう。今後はストレートに切り揃えるようアドバイスを受けました。
なお、施術に使う器具は本物の医療機器のような専用器具。衛生面に配慮し、洗浄や殺菌を徹底しているそう。
爪ヤスリはなるべく爪先にかかる負担を減らすためにも、金属製ではなくガラス製がおすすめなのだとか。
電動の器具も使用し、丁寧にケアしてもらえます。器具の動作音も控えめ。
甘皮の処理もとてもスムーズ。素人がやりがちな、とにかくギュウギュウ押し上げるようなやり方は当然アウトだそう。プロの手際のよさと技術の高さを目の当たりにできる瞬間です。
ペリエさんによれば、ポディアトリスト(足医学専門家)はヨーロッパを中心に約1万2000人ほどおり、歯科医と同じくらいの立ち位置なのだとか。
とはいえ日本でこの職業があまり聞き慣れないのは、もともと日本が革靴の文化ではなく、下駄や草履を履いて生活していたため、足の悩みが近年まで表面化しにくかったことも影響しているのではないかと話してくれました。
トリートメントに使用するのは、すべてゴンザレスさんが開発した「レベレンス ド バスティアン」シリーズの商品。天然素材とエッセンシャルオイルを配合して作られた、なめらかな質感と上品な香りが特徴のプロダクトシリーズです。サロンで販売もしているので、気に入ったら購入もできます。
さらに、本物のレザーを使用した艶出し専用のバッファーで磨きをかけていきます。柔らかいので摩擦感が少ないのが特徴です。
エッセンシャルオイルと薬用植物を配合したネイル用クリームは、爪を強化しながら保護することにより、ささくれなどを防いでくれます。
続いて角質や乾燥した皮膚を取り除いてくれるスキントリートメントへ。
親指の横にあるタコを処理してもらったのですが、驚くほど痛みは感じませんでした。医療用の手術などとは違って、痛みが生じないよう工夫を施しているのだそう。
かかとも削ってもらいましたが、乾燥した皮膚の除去なので、むしろ心地よい感触です。
仕上げは膝下までのフットマッサージ。窓際のドアを閉め、照明も落としてリラックスムードで施術してもらえます。
力加減も聞いてくれるので、好みの強さでマッサージしてもらえてまさに至福のひととき。
使用している「ル バーム フィート バーム」は、植物由来成分を配合したフット用のクリームで、足のだるさを解消して肌の乾燥や爪の変質を抑えるほか、疲れによる足の痛みを軽減する効果が期待できるそう。
足の裏の皮膚はほかよりも硬く、水分が浸透しにくいため、足の裏の保湿には水ベースのクリームがおすすめなのだとか。
パール入りのドライオイル(植物オイルのなかでも特に浸透率が高く、水分バランスを整えてくれるオイル)で仕上げて施術完了。爪はピュアなピンク色に、皮膚のトーンも一段上がり、見違えるようなヘルシーな輝きでびっくり。
ドライオイルはベタつかずに仕上げることができるので、足だけではなくボディやフェイスにも使用できる万能さ。パール入りということもあって、これからの季節はデコルテなどに使うのもおすすめです。
サロンにはカラーもありますが、あまりの自爪のきれいさに感激し、塗らないで帰る人が大半だそう。
爪の健やかなコンディションを維持するためには、長時間でなくてよいので、毎日少しずつマッサージするセルフケアが大事だとも教えてくれました。
「ヒートエクスペリエンス」でぜいたくに“ととのう”
「ザ・リッツ・カールトン スパ 東京」でトリートメントを予約すると、同フロアの「ヒートエクスペリエンス」の利用も可能に。トリートメントの1時間前から、ドライサウナやスチームサウナ、ホットバスやコールドバスが楽しめます。
施術前に“ととのう”のもおすすめです。体と心をすっきりさせてからトリートメントを受けられるのもまたぜいたく。
リラクゼーションルームではドリンクやドライフルーツ、ナッツなどもいただけます。
パウダールームにはスキンケアのアメニティなども充実しているので、後に予定があっても安心です。
「ザ・リッツ・カールトン スパ 東京」内で受けられる、極上のフットケアをご紹介しました。
ラグジュアリーホテルの高層階サロンで、足先から美と健康を追求してみてはいかが。
■ザ・リッツ・カールトン スパ 東京(ざ・りっつ・かーるとん すぱ とうきょう)
住所:東京都港区赤坂9-7-1東京ミッドタウン 「ザ・リッツ・カールトン東京」46F
TEL:03-6434-8813
営業時間:10時~20時45分(トリートメント最終受付)※レセプションは7~22時
定休日:無休
料金:バスティアン・フットケア(1時間15分)2万8600円
Text:小山亮子(vivace)
photo:小山亮子、神村紗彩(vivace)、The Ritz-Carlton, Tokyo
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