【おとなのソロ部】憧れの帝国ホテルのシャンパンバー「The Rendez-Vous AWA」で気軽に上質な“泡”を楽しむソロ時間
雰囲気のいいバーで優雅にひとり時間を過ごしてみたい、1日の締めくくりや自分へのご褒美にシャンパンを飲みたい。そんな願いを叶えるバーをご紹介します。日比谷「帝国ホテル 東京」内にある「The Rendez-Vous AWA(らんでぶー あわ)」は、シャンパンを中心に134銘柄のアイテムを取り揃えたシャンパンバー。手頃な価格で楽しめるグラスシャンパンのほか、ドリンクに合うホテルメイドのフードも充実しています。ホテル本館正面ロビーに位置しているためアクセスもよく、おひとりさまでも気軽に立ち寄れます。
Summary
気軽に立ち寄れる立地のよさ
2024年3月にオープンした「The Rendez-Vous AWA」は、伝統と格式を誇る名門「帝国ホテル 東京」内にある、発泡性飲料に特化したシャンパンバーです。ホテルのバーと聞くと、敷居が高いイメージですが、正面玄関のすぐそばに位置していて、仕事帰りやショッピング後の休憩、観劇前の待ち合わせなど、さまざまなシーンで気軽に立ち寄れるのが魅力です。
店名のRendez-Vous(ランデブー)はフランス語で“待ち合わせ”、AWAは“前”を意味するAvant(アヴァン)+“スパークリングワイン/シャンパン”Wine(ワイン)+”後”を意味するAprès(アプレ)と、それぞれの頭文字を取り、さらにAWA(=泡)もかけて名付けたそう。お店の名前からも発泡性の飲み物へのこだわりを感じます。
電源/USBポート付きの席も!“泡”と“金星”をテーマにした店内
ホテルのバーは照明を暗く落としたムーディーな雰囲気を想像しますが、「The Rendez-Vous AWA」は、泡と金星をモチーフにデザインされたきらびやかでリュクスな空間。全52席あり、6人掛けと8人掛けの大テーブルが2つ、窓側を中心に2名掛けのハイテーブルがいくつも配置されています。
入って左側には金星をイメージした装飾が施されています。沸き立つ泡から誕生したというローマ神話の女神・VENUS(ヴィーナス)が金星を意味することから、店内のデザインに取り入れられています。
また、近代建築の巨匠フランク・ロイド・ライトがデザインした2代目本館(通称ライト館。現在の建物は3代目)の意匠として、光の籠柱(レプリカ)を店内で見ることができます。時代を超えたデザインが融合することで、現代アートを間近で鑑賞しているような感覚を味わえます。
きらびやかさが際立つ店内ですが、電源コンセントとUSBポートを備えた席が16席あり、利便性も優れています。
泡と金星をテーマにした店内では至る所に“泡”をモチーフにしたデザインがあって、見ているだけでシャンパンへの期待が高まります。
店内奥のワインセラーには、シャンパンやスパークリングワインなどがずらりと並ぶ、圧巻の光景が広がっています。シャンパンを中心に、希少性の高い134銘柄が揃い、それらはソムリエの李哲三(りてつぞう)さんがセレクト。
季節ごとのおすすめを常時10種類用意するグラスシャンパンは、1900円からと気軽に楽しめる価格帯なのもうれしいですね。そのほか、スパークリングワイン、スパークリング日本酒も取り揃えていて、シャンパン初心者はもちろん、泡LOVERも満足のラインアップ。
ちなみに、シャンパンとはフランスのシャンパーニュ地方で厳格な法律に則り造られる発泡性ワインのこと。長い熟成期間と瓶内二次発酵によって生まれるきめ細かな泡、豊かな香りと味わいは世界中で高く評価されています。なお、champagne(シャンパン)は英語圏での発音で、フランス語ではシャンパーニュと読みます。
グラスシャンパンは約10種類から。こだわりのフードメニューにも注目
各テーブルにタブレットメニューが置いてありますが、あえてセルフオーダーシステムにはしていません。それは、利用客との会話を通じて、その日の気分や気候に合ったシャンパンを提案したいという思いが込められているからです。予算や好みなどを気軽に伝えることで自分の希望に合ったシャンパンを楽しむことができ、シャンパンバーを最大限に満喫することができます。
グラスに注がれるシャンパンと立ち上る泡を眺めるこの瞬間、気分が上がります!
好みと予算感を伝え、セレクトしてもらったのが「ルイ・ロデレール・ブリュ・コレクション」グラス2850円。柑橘系果物のフレッシュさと風味豊かな味わいで、ほんの少しスモーキーさも感じられました。
シャンパンと一緒に味わいたい料理のひとつが「パテ・クルート」2000円。これは、パイ生地にスパイスでマリネした鴨や鶏レバーなどのファルス(パテ)を詰め込み、オーブンで焼き上げ、仕上げにコンソメジュレを流し込んだフランスの伝統料理です。生地の食感や断面の美しさ、肉とパイ生地を一緒に火入れする技術の高さが光る料理を、シャンパンバーで味わえるのはとてもぜいたく。凝縮された肉のうま味、ピスタチオの食感もアクセントになって、これを目当てに訪れたくなるくらいお気に入りグルメ認定! 断面の美しさにも惚れ惚れします。
ブリニというミニパンケーキにのせていただく「自家製レーズンバター」1000円。上質なラム酒が香るレーズンと、まろやかなバターが織りなす、オーセンティックな味わいが楽しめます。
スイーツとシャンパンのマリアージュを楽しみたい人は、「マカロン」2個500円はいかがでしょうか。ピスタチオとラズベリーの定番フレーバーで、シャンパンが主役のバーならではのちょうどいいプチサイズ感。
ほかにも「ボンボンショコラ(2個)」600円から「キャビア(10g)」8000円まで、フードメニューは定番どころを押さえたラインアップ。
シャンパン選びに迷ったら、ソムリエに相談してみよう
せっかくなので、ソムリエの李さんに暑い夏におすすめの1杯を聞いてみました。まずは、「ビルカール-サルモン ブリュット・ブラン・ド・ブラン」 グラス3800円。グラン・クリュ(特級として格付けされたブドウ畑)で収穫したシャルドネ100%で造るシャンパン。
キリッとした辛口の味わい、きめ細かい泡立ちはご褒美シャンパンにもぴったり。黄金色の洗練された輝きの中に、立ち上る泡……。見ているだけでもリッチな気分になりますね。
シャンパン以外におすすめの1杯は「あわ八海山 瓶内二次発酵酒」グラス2350円。新潟県を代表する酒蔵「八海醸造」のスパークリング日本酒で、シャンパーニュ地方と同じ瓶内二次発酵で造られています。上品な甘みとさわやかな口当たりは蒸し暑い日にぴったり。
ホテルのバーに憧れるけど、お酒が弱くて気が引ける人には、シャンパンを使ったカクテルやモクテルもあるので、気負わずに楽しむことができますよ。ご褒美シャンパンから、仕事の後にサクッと1杯まで、シーンを選ばずにひとりで気軽にシャンパンを堪能できる「The Rendez-Vous AWA」へぜひ足を運んでみてください。
■The Rendez-Vous AWA(らんでぶー あわ)
住所:東京都千代田区内幸町1-1-1 帝国ホテル 東京 本館1F
TEL: 03-3539-8045
営業時間:17時~22時30分(22時LO、第1・3水曜は18時~)
定休日:無休
■おすすめの利用シーン:ショッピングや観劇の前後にシャンパンを味わいたいとき、ホテルのバーでちょっとぜいたくな時間を過ごしたいとき
Text:木村秋子(editorial team Flone)
Photo:yoko
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