おでかけ 2024.08.26

「道の駅果樹公園あしがくぼ」清流と里山の味覚が楽しめる｜埼玉・秩父

かき氷季節のフルーツフルーツ狩りご当地グルメうどんカツ丼

埼玉と長野を結ぶ国道299号にある道の駅「道の駅果樹公園あしがくぼ」。車でのアクセスはもちろん、西武秩父線芦ヶ久保駅直結なので、鉄道でのアクセスも至便という珍しい存在です。秩父の里山に囲まれ、目の前を清流・横瀬川が流れる自然豊かなロケーションも魅力。12軒の農園が集まった果樹公園村の果物をはじめ、秩父の自然が育んだ味覚、ご当地グルメ、アクティビティなどが楽しめるスポットをご紹介します。

Summary

芦ヶ久保駅直結の道の駅
採れたて旬野菜と果物、地酒や地元麺類などが並ぶ【直売所】
個性的なご当地グルメが味わえる【あしがくぼ食堂】【水辺のうどんそば】
焼きたてパン、ワンハンドグルメ、和紅茶　みやげはココで【いわざくら館】
地元産紅茶や果物を使ったスイーツもチェック【水辺のカフェ】
四季折々のアクティビティも盛りだくさん

芦ヶ久保駅直結の道の駅

「道の駅果樹公園あしがくぼ」は、西武秩父線芦ヶ久保駅直結なので、ドライブだけでなく鉄道でのアクセスも便利な珍しい道の駅です。清流横瀬川のほとりにたち、周囲に広がる自然に溶け込むウッディなたたずまい。新鮮な地元の農産物、地酒、埼玉ならではのローカルグルメが揃います。秩父エリアのゲートウェイ的存在で、果樹公園村での果物狩りや、川遊び、冬はあしがくぼ氷柱見物の拠点にもなります。

採れたて旬野菜と果物、地酒や地元麺類などが並ぶ【直売所】

自家製手打ちそば3人前450円。自家製手打ちうどん2～3人前350円 — 「自家製手打ちそば」3人前460円。「自家製手打ちうどん」2～3人前350円

武甲酒造の武甲正宗大吟醸720ml3630円、矢尾本店の大吟醸秩父錦720ml2200円 — 武甲酒造の「武甲正宗大吟醸」720ml3630円、矢尾本店の「大吟醸秩父錦」720ml2200円

季節ごとにテーマをもつ味わいが楽しいクラフトビール各330ml660～770円 — 季節ごとにテーマをもつ味わいが楽しい「クラフトビール」各330ml660～770円

秩父兎田ワイナリーのフルーツワイン720ml2640円、秩父ワイン源作印のワインGKT。赤白とも720ml2090円 — 秩父兎田ワイナリーのフルーツワイン「兎田」720ml2640円、秩父ワイン「源作ワインGKT」。赤白とも720ml2090円

「花咲山醸造所（横瀬そば会）」の手作りどぶろく花咲山20?1800円、300?850円（保冷剤・保冷バック付き） — 「花咲山醸造所（横瀬そば会）」の手作りどぶろく「花咲山」720m1800円、300ml850円（保冷剤・保冷バック付き）

開店時刻が近づくと、近隣の農家が丁寧に育てた旬の野菜や果物が続々と運び込まれます。朝採りもあり新鮮さバツグンなうえに、かなりリーズナブル。果樹農園も多いので、季節の果物が揃います。全国大会で幾度も受賞歴のある秩父の2軒の造り酒屋の地酒、地酒の蔵元が手掛けるユニークなクラフトビール、地ワインも要チェック。道の駅で自家製麺しているそばやうどんもおすすめです。自家製麺しているそばやうどんは食堂のメニューでも使われています。

個性的なご当地グルメが味わえる【あしがくぼ食堂】【水辺のうどんそば】

わらじカツ丼（並）980円。大は1180円 — 「わらじカツ丼（並）」980円。大は1180円

横瀬ラーメン（トッピングは変更になることがあります） — 「横瀬ラーメン」950円（トッピングは変更になることがあります）

そのほか横瀬町特産の紅茶をスープとチャーシューに使った新しいご当地グルメの「横瀬ラーメン」もお見逃しなく。

ずりあげうどん600円 — 「ずりあげうどん」600円。好みの薬味を入れたタレにつけていただく

「あしがくぼ食堂」に隣接する「水辺のうどんそば」では、ゆでうどんをずり上げ（引き上げ）て、タレや生醤油で味わう「ずりあげうどん」をぜひ！　農作業や山仕事の合間に大鍋を囲んでみんなで食べた習慣から生まれた秩父地域の郷土料理で、薬味の豊富さも特徴です。ネギや揚げ玉など7種の薬味を自由に選べるほか、ごま油、マヨネーズなどで味変も可能です。

焼きたてパン、ワンハンドグルメ、和紅茶　みやげはココで【いわざくら館】

横瀬町産の茶葉を使った和紅茶。それぞれ茶葉50gで「やぶきた」650円、「さやまかおり」800円、「ほくめい」1000円

直売所横の棟「いわざくら館」では、道の駅直営工場で焼き上げたパンや特産品を販売しています。横瀬町は茶の産地でもあり、減農薬で育てた緑茶と並び、和紅茶も揃います。「やぶきた」、「さやまかおり」、「ほくめい」など銘柄ごとに数種類買って飲み比べも楽しめます。

給食を思い出すレトロな味わいのちくわコッペ260円 — ちくわの磯部揚げを挟んだ「ちくわコッペ」260円は給食を思い出すレトロな味わい

甘じょっぱいみそポテト1本250円 — 甘じょっぱいタレがマッチする「みそポテト」1本250円

たらし焼きはソース味とソースマヨネーズ味がありいずれも160円 — ご当地名物「たらし焼き」はソース味とソースマヨネーズ味の2種。いずれも160円

ジャガイモの天ぷらに甘めの味噌ダレをかけた「みそポテト」や、下味をつけて溶いた小麦粉を焼いて半分に折った「たらし焼き」など、秩父のローカルおやつも大人気。イートインはないので、すぐ外の広々したテーブルで。すぐ近くの川辺で味わうのもおすすめです。

地産紅茶や果物を使ったスイーツもチェック【水辺のカフェ】

練乳いちごかき氷700円。川辺で味わえば涼感マックス — 「練乳いちごかき氷」800円。川辺で味わえば涼感マックス

テイクアウトコーナーの「水辺のカフェ」では、地元産の果物や紅茶を使ったスイーツが自慢。夏のかき氷が評判で、なかでも自家製シロップとジャムがたっぷりかかった「練乳いちごかき氷」が人気です。地産紅茶を使用した紅茶ソフトクリームや自家製ゆずサイダーなどは通年味わうことができます。

四季折々のアクティビティも盛りだくさん

春から冬まで季節の楽しみ方があるのも、「道の駅果樹公園あしがくぼ」の魅力の一つです。目の前を流れる横瀬川は、小さなこどもたちも遊べるように浅瀬が整えられ、飛び石の橋もあり、週末や夏休みは川遊びをする家族連れで賑わいます。夏期にはこの川原で手ぶらでBBQプランを実施しています。2024年は9月30日までの開催。11～14時（延長1時間3000円。～15時まで）。2万1000円（4人）。完全申込制。

近くにある、果樹農家が集まった「あしがくぼ果樹公園村」では、果物狩りが楽しめます。案内は「道の駅果樹公園村あしがくぼ」から徒歩3分ほどの場所にある「横瀬町ブコーさん観光案内所」が行っています。

寺坂の棚田。例年9月中旬になると彼岸花が咲く。道の駅の直売所では寺坂棚田栽培の黒米も販売 — 東西400ｍ、南北250ｍにわたり広がる埼玉県内最大級の棚田

すぐ近くで四季折々の景観が楽しめるのも「道の駅果樹公園あしがくぼ」の魅力です。約5㎞の距離にある「寺坂の棚田」では、例年9月中旬になると黄金色に色づく稔りの田を真紅の彼岸花が彩ります。ちなみに道の駅の直売所では寺坂棚田栽培の黒米も販売しています。

高さ30ｍ　幅200ｍにわたって続くあしがくぼ氷柱 — 高さ30ｍ、幅200ｍにわたって続く「あしがくぼの氷柱」

例年1月中旬～2月下旬に見られる「あしがくぼの氷柱」。週末と祝日はライトアップされた幻想的な姿に出会うことができます。期間中は「道の駅果樹公園あしがくぼ」も閉店時間を延長します。場所は「道の駅果樹公園あしがくぼ」から徒歩15分です。

■道の駅果樹公園あしがくぼ（みちのえきかじゅこうえんあしがくぼ）
住所:埼玉県秩父郡横瀬町芦ケ久保1915-6
TEL: 0494-21-0299
営業時間:9～17時（店舗・季節により変動あり）
定休日:元旦以外無休
アクセス:関越自動車道花園IICから約32㎞。または西武秩父線芦ヶ久保駅下車すぐ
駐車場:第１駐車場は普通車83台、大型車5台、バイク約30台。第２駐車場は普通車50台、バイク約30台

四季折々に自然の恵みや自然の風景を楽しめる秩父。「道の駅　果樹公園あしがくぼ」を拠点に訪ねてみませんか？

text:松尾裕美
photo:村岡栄治

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