【京都】老舗生薬メーカーが手がける複合施設「京都小川生薬」で健康茶とスイーツのペアリングを体験!2024年4月オープン
世界遺産の「元離宮二条城」からほど近い場所にオープンした「京都小川生薬(きょうとおがわしょうやく)」は、2025年に創業100年を迎える生薬メーカーが手がける複合施設。自然と健康に寄り添うことを目指すこの施設では、1階「飲 京都小川生薬 cafe」、2階「食 京都小川生薬 Restaurant」、3階「住 京都小川生薬 Villa」の3つの空間を楽しめます。今回は、カフェで体験できる健康茶とスイーツのペアリングをはじめ、ショップ、レストラン、宿泊施設など、施設の魅力を盛りだくさんでご紹介します!
Summary
「飲・食・住」が楽しめる!生薬メーカーが手がける複合施設
今回訪れた「京都小川生薬 」があるのは、地下鉄二条城前駅から徒歩約5分、烏丸御池駅から徒歩約10分のところ。徳島県が本社の生薬メーカー「小川生薬」が2024年4月にオープンした3階建ての複合施設です。
創業100年を迎えるにあたり、「苦い、おいしくないのイメージがある生薬や健康茶をもっと気軽に楽しんでもらえたら」との想いから、カフェとレストラン、宿泊施設を備えた複合施設をオープン。1階にある「飲 京都小川生薬 Cafe」では、健康茶と生薬を使ったスイーツや、健康茶を使ったお茶漬けなどがいただけます。
カフェスペースは木の温もりを感じる落ち着いた空間。壁は地層をイメージするため版築壁に、ドングリを模したころんとしたフォルムの椅子を採用するなど内装にもこだわっています。
ちなみに、かわいいドングリがなるブナ科の木は、生薬の原料としても利用されるそう。
注文は、日本語だけでなく、英語・韓国語・中国語も対応可能なタッチパネルを使って事前清算します。
健康茶と生薬を使ったスイーツとのペアリングが楽しめる人気メニュー
「飲 京都小川生薬 Cafe」で一番人気のメニューは、「ペアリングセット」1800円。小川生薬が取り扱っている約250種の健康茶から厳選した5種類の健康茶と、生薬を使ったスイーツ5種がセットになっています。
健康茶は右から「日本産有機桑の葉茶」「北海道産あずき茶」「北海道産有機ごぼう茶」「日本産烏龍茶」「日本産しょうが緑茶」がラインナップ。色鮮やかな並びで、写真映えするのも推しポイント♪ 「日本産烏龍茶」「日本産しょうが緑茶」はホットのみ、ほかの3種はホットかアイスか選択可能です。
「ペアリングセット」には、「日本産有機桑の葉茶」と「有機ごぼうブラウニー」、「北海道産有機ごぼう茶」と「有機どくだみナッツ」など、おすすめのティーペアリングを紹介したメニュー表もあるので、参考にして香り豊かなお茶を堪能しましょう。
こちらの「有機豆乳しょうがプリン」はとろりとした舌触りのプリンで、生姜のピリッとした味わいが特徴的です。おすすめのペアリングは、「日本産しょうが緑茶」。「生姜×生姜」の組み合わせで、冷え性対策になりそうです。
カリウムが豊富な小豆を使った「北海道産あずき茶」は、和製ハーブといわれるクロモジをさっぱりとしたジェラートに仕上げた「くろもじジェラート」と味わってみて。クロモジの持つハーバルな風味が口の中に広がり、リラックス効果も期待できます。和のハーブの魅力を堪能できますよ♪
また、「罪のないチーズケーキ」は生地に生姜、シナモン、コショウに似た風味をもつヒハツパウダーを加えています。血流促進の効果があるといわれ、血圧の安定やむくみ改善が期待できる一品。こちらは、ほうじ茶のようなあっさりした味わいの「日本産烏龍茶」とぜひ一緒にどうぞ。
午前中だけ、1日10食限定の健康茶漬け
少し遅めのモーニングやブランチにおすすめなのが、2024年7月から提供スタートした「京のいろどり健康茶づけ選べる健康茶3種」880円。10~12時の2時間だけ、限定10食のメニューで、ボリュームたっぷり、ヘルシーなお茶漬けがいただけます。
こちらのメニューの特徴は、お茶漬けにかけるだしのベースとなる健康茶を選べるところ。はじめに、とうもろこし茶、ごぼう茶、生姜緑茶の3種類を飲み比べして、自分の好みのお茶を選びます! 今回は、ごぼうの風味がしっかりと感じられる真ん中のごぼう茶をセレクト。
しばらくすると、お盆にのった料理が席に運ばれてきます。お茶漬けのお供には、「ごまだれ鯛カイワレ乗せ」「生姜鶏そぼろ」「みぶな明太」「京のゆで卵」「野沢菜わさび」「しし唐佃煮おかか」「山クラゲ赤しそ和え」といった具材に、ゴマ、海苔、ぶぶ(お茶)あられが加わった10種が並び、とっても豪華です!
お米は、ショップでも販売されている「黒米玄米パフ」を使用した雑穀米。食物繊維がたっぷり含まれているヘルシーなご飯です。
ポットの中には、最初に選んだ健康茶をベースにしただしが入っているので、お茶碗によそったご飯に好みの具材をトッピングしたら、たっぷりと注いでいただきましょう。
バラエティ豊富な薬味やおかずが10種類もあるので、味の変化を楽しめるのもこのメニューの魅力のひとつです。ご飯もたっぷり用意されており、ボリューム満点の一品。休日の14時以降は混雑することが多いそうですが、平日の午前中は比較的ゆっくりできるそうなので狙い目です。価格も手頃なので、朝からヘルシーなご飯をいただきたい!という方に、ぜひおすすめします。
ショップや2階のレストラン、3階の宿泊施設もチェック!
1階入り口すぐの場所、カフェスペースの手前は、「京都小川生薬」限定の商品や健康茶、入浴剤などを販売しているショップです。カフェで提供している健康茶も並んでいるので、おみやげ探しをするのも◎。ショップだけの利用も可能です。
なかでも人気なのが、ティーパックタイプの健康茶。テトラ型のティーバッグが10袋入っていて、自宅でも手軽に健康茶が楽しめます♪ 特に、「日本産 有機桑の葉茶」540円はクセが少ないため飲みやすく、健康茶初心者にもおすすめ。
健康茶以外にも、「黒米玄米パフ」540円や数種類の入浴剤なども販売しているので、ぜひチェックしてみてくださいね。
2階は完全予約制のレストラン「食 京都小川生薬 Restaurant」があります。座席はカウンター席、6名席の半個室を合わせて全26席。木の温もり感じる落ち着いた空間で、生薬を使ったヘルシーな料理がいただけます。
なお、予約は公式サイトから。7時30分、9時30分、11時30分、13時30分スタートの4部制です。
3階にある宿泊施設「住 京都小川生薬 Villa」は近日オープン予定とのこと。フロア内には1室のみ(1日1組限定)。床面積約100㎡と広く、リビング、寝室のほか、浴室が2カ所あります。
2カ所の浴室は、それぞれ「鎮静」と「開放」がテーマ。生薬が原材料の入浴剤も数種類用意されているので、ぜひ好みのものを選んでみて。気分を変えて雰囲気の異なるお風呂に入れば、日頃の疲れを癒やすひとときを過ごせるかもしれませんね。
「健康茶や生薬は苦い、おいしくない」というイメージが、がらりと変わる体験ができる「京都小川生薬」。シーンに合わせて、カフェやレストラン、宿泊施設を利用してみて、お気に入りの健康茶や生薬を見つけてみてください。周辺の観光スポットへのアクセスもいいので、京都観光の際には足を運んでみてはいかがでしょうか?
■京都小川生薬(きょうとおがわしょうやく)
住所:京都府京都市中京区油小路通押小路上る二条油小路町272
TEL:075-606-5565
営業時間:1階 10~18時、2階 7時30分~15時(完全予約制)、3階チェックイン15時/チェックアウト11時
定休日:無休
Text&Photo:中田優里奈(ウエストプラン)
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