【ベトナム・フーコック】大学がモチーフのホテル「JWマリオット・フーコック・エメラルド・ベイ・リゾート&スパ」へ入学!?【#編集部のおでかけキロク】
こんにちは、編集部員の”のじょ”です。今回は、ベトナム南部、フーコック島の最強ホテル「JWマリオット・フーコック・エメラルド・ベイ・リゾート&スパ」に泊まってきました。こちらのホテル、施設全体がまるまる「ラマルク大学」という架空の大学になっているんです! 各学科の棟に宿泊したり、実験室のバーでお酒を飲んだりと、最高に贅沢な学園生活をレポートします。
Summary
架空の「ラマルク大学」をモチーフにした「JWマリオット・フーコック・エメラルド・ベイ・リゾート&スパ」
「JWマリオット・フーコック・エメラルド・ベイ・リゾート&スパ(JW Marriott Phu Quoc Emerald Bay Resort & Spa)」は、ベトナム南部にあるフーコック島のなかでも指折りの5つ星ホテル。そしてマリオットグループのホテルで唯一、大学をモチーフにしたホテルなんです。このホテル全体が「ラマルク大学」とよばれており、ゲストは学生として迎え入れられます。
ちなみにフーコック島の観光についての記事はこちらをご覧ください!
●今行きたいベトナムの観光地・フーコック島でしたい7つのこと【#編集部のおでかけキロク】
フランスの博物学者であるジャン=バティスト・ラマルク氏にちなんで名づけられており、この「ラマルク大学」は、19世紀に打ち捨てられたところを建築家ビル・ベンズリー氏による建築・デザインによりホテルとして生まれ変わった…というストーリーのもとすべての施設が設計されています。
ゲストが最初に通されるのは、1500冊以上の蔵書を有する「Dean's Library(学部長の書斎)」です。こちらがフロントロビーなのですが…豪華すぎる…。私の人生のどこにもこんな素敵な大学はありませんでした…!
大学のモチーフにもなっている島の固有種・フーコック犬のオブジェや、学長の蔵書、スポーツ大会のトロフィーなどが飾られています。
こちらは試合で打ち負かした相手のユニフォームを没収して飾っているのだそう。本当に歴史が息づいているみたい…!
1929年のアジアラグビーチャンピオンシップで優勝したときのトロフィーが噴水になっていたので思わずパシャリ。だんだん世界観になじんできました。…あ、記憶がよみがえってきました…確かに優勝しましたよね!
チェックイン手続きを終えると、「STUDENT BOOK」がもらえて、そこに各施設の営業時間がまとめられています。生徒手帳までもらってこの学園に無事入学できたところで、さっそくお部屋に向かってみましょう。
動物学の棟にお泊り! 広々としたバスルームなどお部屋の注目ポイントはここ
人類学、芸術学、農業学など全部で15の学科の棟があるなかで今回宿泊したのは「Zoology(動物学)」の棟。敷地内は広いのでバギーで移動することもできます。ここでしかお目にかかれなそうなゾウ型のトピアリー。棟ごとに建物の色が違い、外観のディスプレイや館内に飾られている画が、その学問によって変わってくるんです。
部屋の種類はラマルクルームとオーシャンビューが望めるエメラルドベイと、デラックス エメラルドベイ、ターコイズスイートがあるほか、ヴィラタイプもあります。部屋のなかのレイアウトは、どの棟も基本的には同じです。
既に動物のモチーフがそこかしこで見られます。ドキドキしながらドアオープン…。
ドアを開けていきなりこんな素敵な廊下が! 上のランタンもおしゃれすぎる。左側には大きな姿見が掛かっています。
廊下の途中でくるりと振り返って反対から撮影。
講義室をイメージしているとだけあって、客室とは思えない造りになっています。そして動物の絵がずらり。
廊下での充実した撮影タイムを経てやっと部屋のなかに。一番シンプルなラマルクルームのお部屋ですが、53㎡あり広々としています。真ん中に配されたキングサイズのベッドがうれしい。無料のWi-Fiもあるほか、コンセントもユニバーサルタイプで日本のプラグでも使用できました。
バスルームはこちら。洗面台が2面についています。片側の壁でシャワーを浴びて、悠々と歩いて浴槽へ。ベトナムは浴槽に浸かる文化はないため、高級ホテルでもしっかり浴槽が付いているケースは珍しいのだとか。
アメニティはイギリスの高級ブランド「Aromatherapy Associates」を使っています。シャンプー・リンス・コンディショナーほか、歯磨きセット、シェーバー、くし、マウスウォッシュ、シャワーキャップなどひと通り揃っています。うがい用の水のボトルがあるので、水道水でうがいするのが心配な人はこちらを使うと安心です。
キャリーケースを置くクローゼットはこちら。そう、クローゼットも大きすぎて写真に入らないほどなんです!
パジャマ、スリッパはもちろん、何着服をかけてもあまりそうなほどのハンガーと、靴磨きグッズや、アイロンまでありました。
テラスもこの広さ。広さって、心の豊かさなんですね…この大学に入学できて本当によかった…。
ちなみに、ほかの棟のモチーフとして、貝類学・植物学の棟はこんな感じ。薄いグリーンの壁に貝殻の標本が飾ってあります。
また、スイートルームにあたるターコイズスイートも特別に見学させてもらいました。スイートルームは寝室と別でもうひと部屋あるうえ、バルコニーの広さも倍近くあり、広々とした空間が特徴です。
ここで思いっきりゲームしたりとにかくだらだら過ごしてみたい…たとえ劣等生になっても全然いい、いやもはや留年したい…!
菌類学のスパや実験室のバーなど、広大な大学内を見学
お部屋を思いきり堪能したら、学園内に繰り出しましょう。ベトナムらしいランタンが印象的な街並みで、まるで本当のキャンパスみたい。スパやショップ、カフェやレストラン、ジムなどが並んでいます。
敷地が広大なので電話で無料のバギーサービスを頼んでもいいけど、あえて歩いて散策するのもおすすめ。だってひとつひとつの風景が本当に写真映えなので。
それぞれの施設を掘り下げて紹介してくれる「ラマルク大学ツアー」もあるので、気になった人はチェックイン時に声をかけてみて。
数々の施設を回ったなかで、編集部おすすめの施設を2つご紹介。1つ目は円形の屋根がかわいらしいこちらの建物。
ここは実験室をテーマにしたバー「Department of Chemistry Bar」。海に向かって開けたさわやかな空間でお酒をいただくことができます。
実験室がテーマなため、 天井には周期表があったり、元素記号の書かれた台や薬品が入ってそうな瓶が置いてあったりと遊び心満点。スタッフの人は化学者として白衣を模した制服を着ています。
このブランコの席が特におすすめ。後ろからの風を感じつつ、前方に小さく海を見ながら、腕利きの化学者が調合したカクテルを飲む素敵なひと時を。
■Department of Chemistry Bar
(でぱーとめんと おぶ けみすとりー ばー)
営業時間:16~23時
もう1つの施設は、菌類学科がスパになった「Chanterelle - Spa by JW」。かつて菌類学科の学生が料理、お茶の生産や、探究のためにさまざまなキノコを栽培する技術を磨く場所だったそう。キノコモチーフのインテリアがたくさんあって、キノコ型の柱を見ると、まるで自分が小さくなったみたい。
それもそのはず、このスパは『不思議の国のアリス』の世界観にもインスパイアされており、ファンタジー感のある空間で、トリートメントやマッサージを受けることができます。
■Chanterelle - Spa by JW
(しゃんとれいる すぱ ばい じぇーだぶりゅー)
営業時間:9時30分~20時 ※要予約
そのほかにも、施設はまだまだ! こちらのショップでは、よりラマルク大学生気分を味わえるオリジナルユニフォームやバッグを取り扱っています。
学園長夫人、マダム パール コリンズのために作られたレストラン「Pink Pearl」。和牛やイベリコ豚を使った贅沢な4品のコース「Classique Francais Set Menu - 04 Courses」348万8000vndなど、彼女の好きな真っピンクの空間でフレンチのコース料理がいただけます。
■Pink Pearl(ぴんく ぱーる)
営業時間:18~22時
定休日:日・月曜
サッカーができるグラウンドまで…! 写真の奥にあるグレーの台座のようなものは、かつての応援席を一部保存しているのだとか。本当にみどころが多すぎます。
ベトナム料理だけじゃない! 韓国料理や寿司まで何でもござれのビュッフェモーニング
朝食会場であるビーチサイドのレストラン「Tempus Fugit」で、6時30分からビュッフェモーニングへ。
とにかく品揃えが多い。日本では見ることすらなさそうな南国のフルーツや、フランス領だった名残を感じさせる豊富な種類のパン。温かいおかずが並ぶエリアや、パンケーキを作ってくれていろんなジャムを試しながらいただくエリア、スクランブルエッグやオムレツなど目の前で卵料理を仕上げてくれるライブキッチンなどがあります。
韓国料理エリアも。ビビンバが作れたりトッポギがあったりします。日本料理まであって、寿司や味噌汁が飲めるようになっていました。
スクランブルエッグを作ってもらい、ミニサイズのバイン・ミーとサラダバーから好きな野菜を盛り付けていただきます! ちなみに右上に写っているのは乳酸菌飲料はさっぱりした味わいの「Vinamilk(びなみるく)」。
■Tempus Fugit(てんぱす ふーぎっと)
営業時間:朝食6時30分〜10時30分、ランチ・ディナー12〜23時
大学をモチーフにした緻密な世界観をたっぷり楽しみつつ、最高級のリゾートホテルのサービスを堪能でき、ここでしか叶わないホテル体験でした。一度は泊まってみたいホテルとして、ぜひ参考にしてみてくださいね!
■JW Marriott Phu Quoc Emerald Bay Resort & Spa
(じぇーだぶりゅー まりおっとふーこっくえめらるどべいりぞーとあんどすぱ)
住所: Khem Beach, An Thới, Phú Quốc, Kiên Giang 922280
TEL:(+84)2773779999
チェックイン:15時
チェックアウト:12時
アクセス:フーコック国際空港から車で20分
Photo&Text:のじょ
●店舗・施設の休みは原則として年末年始・お盆休み・ゴールデンウィーク・臨時休業を省略しています。
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