原宿「ANAKUMA CAFE」でクマからコーヒーを受け取る非日常体験
原宿にある「ANAKUMA CAFE(あなくま かふぇ)」は、日本のどこかにあるという「穴ヶ森(あながもり)」からやってきたクマが営む体験型のテイクアウトカフェ。グリーンカラーの店内には小さな穴が空いており、そこからクマが直接フードやドリンクを手渡してくれます。コーヒーをはじめ、ドーナツやカヌレなどメニューひとつひとつにこだわっているのも魅力。そんな非日常体験ができると今話題のカフェをご紹介します。
Summary
「ANAKUMA CAFE」のストーリー
「ANAKUMA CAFE」は、クマのぼるすがオープンしたカフェ。オープンにはこんなストーリーがありました。
◇ストーリー◇
「ANAKUMA CAFE」のクマたちは日本のどこかにあるという「穴ヶ森」からやってきました。
ぼるすたちは緑豊かな穴ヶ森が大好き。
平和な時間がそこには流れていました。でも最近、穴ヶ森の様子がおかしい。
木々は伐採され、住むところも食べるものもどんどん減るばかり。
やがてクマたちは食料やナワバリをめぐって争いを始めました。
こんなことになってしまったのは誰のせいなんだろう。
人間のせいだ!と人間とケンカをしようとするクマもいましたが、
ぼるすは人間と話し合うため、たくさん人間のことをべんきょうしました。
人間界を探検しに穴ヶ森を出たぼるすは知らない世界にびっくり。
人間たちが「カフェ」で楽しそうにしているのを見つけました。
「ボクもカフェをやりたい!」クマと人間が分かり合える世界をつくり、
豊かな深林を取りもどすためぼるすは「ANAKUMA CAFE」をオープンしたのです。
キュートなクマが働くテイクアウトカフェ
そんな「ANAKUMA CAFE」の原宿店は、原宿駅竹下口から徒歩2分とアクセス抜群な場所にあります。グリーンカラーがキュートな建物で、クマのロゴが描かれたランプが目印。
「ANAKUMA CAFE」は体験型のテイクアウトカフェ。コンパクトな店内の壁に空いている小さな穴からクマがフードやドリンクを手渡してくれるんです! お店で働くクマは現在7頭いて、ランダムで接客してくれます。何度も訪れて推しのクマを見つけるもの楽しそうです。
クマから商品を受け取る癒やしの非日常体験
ここからは実際に体験してきた様子をレポート。
まずオーダーは入口から向かって左側にあるタッチパネルで行います。
注文を終えたら小さな穴にGO!
クマがモフモフの手をニョキっと出して待ってくれているので、やさしくレシートを渡します。
「ANAKUMA CAFE原宿店」ではドリンク1杯につき、ガチャガチャに使える専用コインが1枚貰えます。
ガチャガチャから出てくる景品はさまざま。オリジナルチョコがもらえる券やワンドリンク無料券、大当たりには1カ月ドリンク無料券もあるそうです。
ガチャガチャを体験したあとはクマとコミュニケーション。クマは話すことができませんが、かわいい手振りでリアクションをとってくれので楽しい。握手をしたり、一緒に記念写真を撮ったりもできて商品の待ち時間も退屈しません!
商品ができたら1つずつ丁寧にお渡し。
クマの手が変わったので「別のクマだ!」と新鮮さを感じながら受け取りました。
あわせて返却してもらったレシートを見てみるとうれしいコメントが書かれていました。
注文から商品の受け取りまでのやりとりが素敵なエンターテイメントになっていて驚き。クマの接客は一度体験したらリピートしたくなることこと間違いなしです。
また店内ではクマ宛のお手紙を書くことができ、名前や住所などを記入のうえ専用ポストに投函すると後日自宅にクマからの返事が届きます。内容は届いてからのお楽しみ…。家に帰ってからも非日常体験を楽しめるのでぜひ手紙を出してみて。
最高の一杯を目指したこだわりのコーヒー
「ANAKUMA CAFE」のコーヒーにはこだわりがたくさん!
まずコーヒー豆は、コーヒー鑑定士の代表的な資格である「CQI認定Qグレーダー」を保有するコーヒーのプロフェッショナルが世界中から選び抜いた豆のみを使用。そのうえで複数の産地のコーヒー豆をプロが丁寧にブレンドしています。また焙煎もプロが毎日手作業で行っているため、ひと粒ひと粒が持つ最大限のおいしさを楽しめるのがポイントです。
コーヒーのおいしさを大きく左右する要素のひとつがコーヒー豆の鮮度。
コーヒー豆から最もおいしい味が出るのは焙煎後4〜20日とされていて、それ以降になると酸化が進み、豆本来の味わいが次第に劣化していってしまうそう。「ANAKUMA CAFE」ではコーヒーの鮮度を大切にしており、焙煎してすぐのコーヒー豆を使用し、最高の一杯を提供しています。
そんなこだわりのコーヒー飲んでみたところ、まず香りのよさに驚き。凝縮されたようなコーヒーの豊かな香りが鼻を抜け、余計な苦味を感じさせない仕上がりになっています。後味もすっきりとしていて飲みやすいためはじめてのコーヒーにぴったりの1杯だと感じました。
見た目もかわいい。魅力のメニューが目白押し!
「ANAKUMA CAFE」のフードやドリンクメニューのレシピは、クマ界の三つ星シェフである店長のぼるすが一生懸命考えたものなのだとか。そんな気になるメニューをここからはご紹介します。
「はちみつバナナミルクKUMAペチーノ」は、ぼるすをはじめクマたちが大好きなハチミツをふんだんに使ったフラッペ。ハチミツとバナナを合わせたミルクをベースに、トッピングとしてホイップクリームとバナナチップス、ハチミツを使用しています。
「ANAKUMA CAFE原宿店」のすべてのドリンクは、注文時に追加料金でボトルをクマの形をしたクマボトルに変更できます。クマボトルは定番の「制服クマボトル」プラス1200円と季節限定ボトルの2~3種類展開。今回は取材時に提供されていた、浮き輪がついた「夏クマボトル」プラス1200円をセレクトしました。
浮き輪と麦わら帽子をかぶった夏らしいビジュアルがとってもキュート! ボトルだけでなく装飾品もすべて持ち帰れるので飲んだ後はインテリアとして楽しむのもよさそうです。
ひと口飲んでみると、まずバナナの芳醇な香りとハチミツのやさしい甘さが口いっぱいに広がり、そのあとホイップクリームとミルクが合わさった濃厚なミルキー感が味わえます。バナナチップスのシャクシャクとした食感がドリンクの中でいいアクセントになっていて、甘党さんにはたまらないスイーツ系ドリンクです。
「KINDAN DONUT」は三名山のひとつ霊峰白山の伏流水を使用した手作りドーナツ。保存料不使用のため小さな子どもや健康志向の人でも安心して食べられるのが魅力です。味は「オールドファッショングレーズ」、「オールドファッションチョコ」、「イチゴドーナツ」、「シナモンドーナツ」、「ローストナッツクランチキャラメルチョコ」、「ローストナッツ抹茶チョコ」の6種類あります。ドーナツは6種類セット1890円、単品450円での購入はドリンクと合わせれば可能です。
どのドーナツも生地がふわふわで小ぶりなサイズ感のため最後までペロっと食べきりやすい!
しっとりとした口当たりがよく、やさしい甘さになっているためいくつ食べてもお腹が重たくなりすぎないのがうれしいです。
非日常的な体験だけにとどまらず、フードやドリンクメニューにもこだわりがつまった「ANAKUMA CAFE原宿店」。友達と時間を共有しながらはもちろん、ひとりで体験しても楽しいのでぜひ原宿を訪れたときには立ち寄ってみてくださいね。
◼︎ANAKUMA CAFE原宿店(あなくま かふぇはらじゅくてん)
住所:東京都渋谷区神宮前1-23-28
TEL:03-6447-0720
営業時間:11〜21時、土・日曜、祝日10〜21時
定休日:無休
アクセス:JR原宿駅竹下口から徒歩約2分
Text&Photo:小杉環太(エフェクト、写真一部は「ANAKUMA CAFE原宿店」提供)
●店舗・施設の休みは原則として年末年始・お盆休み・ゴールデンウィーク・臨時休業を省略しています。
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更が発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。