2024年7月オープン!「大阪ステーションホテル」で大阪の文化や駅の歴史を感じる【すみずみ宿泊ルポ】

2024年7月オープン!「大阪ステーションホテル」で大阪の文化や駅の歴史を感じる【すみずみ宿泊ルポ】

大阪府 おでかけ 泊まる ホテル アフタヌーンティー るるぶ&more.編集部
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大型複合ビル「JPタワー大阪」にオープンした「THE OSAKA STATION HOTEL, Autograph Collection(おおさかすてーしょんほてる、おーとぐらふ これくしょん)」(以下、大阪ステーションホテル)。昔の駅の改札をイメージしたフロント、電車や機関車のナンバープレート、行先案内板を飾ったエントランス、初代大阪駅の切妻屋根を表現したロビーラウンジなど、鉄道や駅をテーマにした遊び心あるデザインが特徴のホテルです。高層階にあり、夜景もたっぷりと堪能できる大阪のラグジュアリーホテルで、大人な休日を堪能しませんか?

Summary

JR大阪駅西口直結とアクセスのよい立地にあるホテル

©THE OSAKA STATION HOTEL, Autograph Collection
©THE OSAKA STATION HOTEL, Autograph Collection

JR大阪駅西口と直結している大型複合ビル「JPタワー大阪」の7階と29~38階にある「大阪ステーションホテル」は、2024年7月31日に開業しました。「JPタワー大阪」とは、商業施設「KITTE大阪」と劇場「SkyシアターMBS」、オフィス、ホテルで構成された複合施設。大阪駅に誕生したニュースポットとして、いま話題となっています。

初代大阪駅の跡地に建てられたことから、「大阪ステーションホテル」と命名されました。コンセプトは「THE OSAKA TIME」。「旅⼈と街を繋ぐ、新しい物語がここからはじまりますように」との思いが込められており、館内のいたるところに鉄道の要素が散りばめられています。

まずは29階のロビーでチェックイン。フロントは昔の駅の改札をイメージしたというアイランド型のつくりになっています。

「ダイヤグラム」がオシャレにデザインされている
「ダイヤグラム」がオシャレにデザインされている

ロビー壁面は、列車の24時間の運行が一目でわかるよう横長に書き表された「ダイヤグラム」がデザイン化され、スタイリッシュに飾ります。

過去に新幹線で利用されていた「封筒型の紙コップ」
過去に新幹線で利用されていた「封筒型の紙コップ」

ロビー中央にある「STATION SQUARE」(駅前広場)には、昔の新幹線などに設置されていた封筒型の紙コップで水が飲める「WATER STATION」も。

「WATER STATION」では、ホテルオリジナルのヘッドマークピンズコレクションがゲットできるガチャガチャを発見! ここでしか買えないオリジナルグッズなので、ぜひチェックしてみて(1回500円)。

また館内には、そこかしこに「こんなところにも鉄道モチーフが!」という発見もあるので、じっくりと見てみましょう。

客室は全418室。眺望抜群の客室を徹底レポート

「大阪ステーションホテル」の客室は全部で418室。18タイプの客室が設けられています。今回ご紹介するのは、最上階の38階にある「スペシャリティ コーナー ツイン」。客室番号表示は鉄道信号機の合図灯「カンテラ」をイメージしたデザインです。「スペシャリティ」カテゴリの客室に滞在すると、SPECIALTY SALONやOFUROが利用でき、特に充実したホテルステイが楽しめます。

スタンダードな客室は35~40㎡ですが、こちらの客室の広さは57㎡。コーナールームということで窓の面積が広く、日中は明るくて開放的な空間です。

ベッド前の大きな窓の外には大阪の街が広がっている
ベッド前の大きな窓の外には大阪の街が広がっている
眺望のよさもホテルの自慢のひとつ
眺望のよさもホテルの自慢のひとつ
©THE OSAKA STATION HOTEL, Autograph Collection
©THE OSAKA STATION HOTEL, Autograph Collection

夜になると夜景がとてもきれいで、ロマンチック。夜の大阪の街並みを眺めながら、客室でゆっくりと過ごすのもよさそうです♪

ちなみに、まんまるの形がかわいいベッドサイドライトは、たこ焼をモチーフにしたものだそう。

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客室からは大阪の街を一望できるのはもちろん、真下には線路を走る列車も見えます。鉄道好きにはたまらない景色!

客室にはミネラルウォーター、電気ポット、コーヒーメーカーも完備。

冷蔵庫の中のホテルオリジナル日本酒「ええじかん」などのドリンクは無料で飲むことができます。

なかでも注目したいのが、地元大阪の文化を伝えるウェルカムドリンクとスイーツ(内容は客室により異なる)。「スペシャリティ コーナー ツイン」では、大阪の「つぼ市製茶本舗」が手がける日本茶「利休の詩」や、大阪のだし文化を伝えるティーパック型の「神宗」の「飲むだし」などが設置されています。

「黄金糖」はホテルのオリジナルパッケージ入り
「黄金糖」はホテルのオリジナルパッケージ入り

さらに、100年の歴史を持つ「黄金糖」が大阪の“あめちゃん文化”を伝えます。長年愛されてきたやさしい甘さを味わってみましょう。

ベッドが備わっているお部屋の隣には、クローゼットや洗面台、浴室、シャワールームがあります。クローゼットにはパジャマと、ふかふかのバスローブが用意されていました。

室内用のスリッパもふかふかで履き心地がいいので、SDGsの観点からもぜひ持ち帰ってみては。

クローゼットに続くのは、バスルーム。独立タイプのトイレにシャワールーム、窓側にはバスタブ、洗面台があります。

シャワールームにはレインシャワーも完備しています。

シャンプー、トリートメント、ボディソープは、大阪に本社を構える「HAHONICO(はほにこ)」製です。

鏡が大きく、洗面ボウルが2カ所ある洗面台もシックでオシャレ。

ヘアブラシと歯ブラシは竹製
ヘアブラシと歯ブラシは竹製

歯磨きセットやコットン、ひげそり、爪やすり、ボディタオルなど基本的なものはすべて揃っています。そのほか、ヒマラヤ岩塩にヒノキオイルをブレンドしたバスソルト、エッセンスマスクなど癒やしアイテムも用意されているのがうれしいポイント♪

アメニティボックスにも注目。今ではほとんど見かけなくなった硬券切符の切込み「きょうこん」がデザインされています。

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「スペシャリティ」カテゴリのクレンジングクリーム、洗顔クリーム、化粧水、乳液はPOLA製。メイクアイテムだけ持参すれば、ほかは持っていかなくても大丈夫そうです。


朝食会場やSPECIALTY SALONなど館内施設をチェック!

THE-MOMENT GRILL & DINING

©THE OSAKA STATION HOTEL, Autograph Collection
©THE OSAKA STATION HOTEL, Autograph Collection

29階にある日本各地の食材や世界の素材が楽しめるオールデイダイニング。「スペシャリティ」カテゴリ以外のルームタイプに滞在する方は、朝食はこちらでいただきます。豪華列車の食堂車をイメージした内装もとっても素敵!

朝食/©THE OSAKA STATION HOTEL, Autograph Collection
朝食/©THE OSAKA STATION HOTEL, Autograph Collection

炭火焼きオーブンで作るシェフ自慢の料理にも注目です。

■THE-MOMENT GRILL & DINING(ザ モーメント グリル アンド ダイニング)
営業時間:11時30分~22時(21時30分LO)
朝食6時30分~10時、ランチビュッフェ11時30分~14時30分、ディナービュッフェ17時30分~20時30分

SPECIALTY SALON

©THE OSAKA STATION HOTEL, Autograph Collection
©THE OSAKA STATION HOTEL, Autograph Collection

最上階には、38階の「スペシャリティ」、37階の「THE SUITE」、各階にある「スイート」の宿泊者が利用できる「SPECIALTY SALON」も。朝食、アフタヌーンティー、イブニングカクテルなど1日5回のフードプレゼンテーションが提供されます。今回紹介した客室に宿泊の場合も利用可能です。

■SPECIALTY SALON(スペシャリティ サロン)
営業時間:7~21時(20時30分LO)
朝食7~10時、軽食10~15時、アフタヌーンティー15~17時、イブニングカクテル17~19時、ナイトキャップ19~21時
利用条件:スペシャリティ(38階)、THE SUITE(37階)、スイート(各階)に宿泊のお客様

合わせて楽しみたい優雅なホテルアフタヌーンティー時間

©THE OSAKA STATION HOTEL, Autograph Collection
©THE OSAKA STATION HOTEL, Autograph Collection

「大阪ステーションホテル」をとことん楽しみたい方は、チェックイン前やチェックアウト後に29階の「THE LOBBY LOUNGE」でアフタヌーンティーをいただくのもおすすめ。ペストリーシェフが全国の生産者や青果商と厳選した旬の果物を使った季節を感じられるメニューです。

2024年8月は桃をテーマにしていましたが、9月からはイチジクを使ったアフタヌーンティーが登場。ウェルカムドリンクをはじめ、ひと口サイズのスイーツ、パフェ、セイボリーと、ボリュームたっぷりのメニューで、ゆっくりとティータイムを満喫できます。

ウェルカムドリンクのモクテル
ウェルカムドリンクのモクテル

アフタヌーンティースタンドの上から1、2段目には、イチジクを使ったカヌレ、レアチーズケーキ、タルト、シュークリーム、ロールケーキ、パウンドケーキがラインナップ。

セイボリーにはイチジクの甘さを引き立てるブルーチーズといただく「ロックフォールといちじくのマリネ」も
セイボリーにはイチジクの甘さを引き立てるブルーチーズといただく「ロックフォールといちじくのマリネ」も

こちらの「いちじくとマスカルポーネのパルフェ」はイチジクを2個たっぷりと使用したパフェ。赤ワインのジュレ、イチジクのコンポート、マスカルポーネのクリームが層になっています。大人な味わいと、美しいビジュアルが◎。

レモンドレッシングでいただく、さっぱりとしたニース風のサラダ
レモンドレッシングでいただく、さっぱりとしたニース風のサラダ

ドリンクはフランスの名門「ダマンフレール」の紅茶をはじめ、ハンドドリップのコーヒー、ソフトドリンクなどがいただけます。おいしい料理とドリンクを堪能しながら、優雅なひとときを過ごしたい方はぜひ! アルコールメニューがフリーフローでいただける夜の部に訪れるのもおすすめです。2024年10月以降も、季節ごとの果物を主役にしたメニューが楽しめる予定だそう。

■THE LOBBY LOUNGE(ザ ロビー ラウンジ)
時間:11~22時(21時30分LO)
ドレスコード(全時間帯):スマートカジュアル ※男性のノースリーブシャツ、およびサンダル履きでの利用は不可
※アフタヌーンティーは3日前正午までの予約制

周辺のおすすめ観光スポット&リアルなおすすめタイムスケジュール

【ホテルから徒歩すぐ】KITTE大阪

ホテルがある「JPタワー大阪」内に位置する、まだ広く知られていない日本の“いいもの”や地域の食文化などを体験できる、日本全国の名店が揃う商業施設です。

■KITTE大阪(きっておおさか)
住所:大阪府大阪市北区梅田3-2-2 地下1F~6F
TEL:06-7739-4800(代表)
営業時間:飲食11~23時、物販・サービス11~20時 ※一部営業時間が異なる店舗あり
定休日:元日および建物設備点検日

【ホテルから徒歩で約13分】梅田スカイビル

大阪の街を見渡せる円形の「空中庭園展望台」があるビル。梅田のランドマーク的存在でもあり、建築好きにも人気のスポットです。

■梅田スカイビル(うめだすかいびる)
住所: 大阪府大阪市北区大淀中1-1
TEL: 06-6440-3899
営業時間:展望台9時30分~22時30分(最終入場22時、特別営業あり)、スカイラウンジスターダスト17~23時(その他店舗により異なる)
定休日:展望台は年中無休、その他店舗により異なる
料金:展望台大人2000円、子ども(4歳~小学生)500円、その他無料(映画館・レストランなど各店舗により異なる)

【ホテルから徒歩で約21分】大阪府立中之島図書館

明治時代に建てられたレトロな雰囲気たっぷりの図書館。ギリシャ神殿のような建物は、細部まで工夫が凝らされていて見ごたえ抜群! 建築好きや本好きにおすすめのスポットです。

■大阪府立中之島図書館(おおさかふりつなかのしまとしょかん)
住所:大阪府大阪市北区中之島1-2-10
TEL:06-6203-0474
営業時間:9~20時(土曜は~17時)
定休日:日曜、祝日、3・6・10月の第2木曜
料金:入館無料

リアルなおすすめタイムスケジュール

今回のホテルは、大阪駅直結で梅田駅や大阪梅田駅へも抜群のアクセスで、ショッピングにグルメ、建築物まで徒歩圏内で楽しめます。高層階から望む街の景色や行き交う列車の風景に加え、列車の旅を想わせる空間デザインもこのホテルに滞在するお楽しみのひとつ。

【1日目】
11:50 新大阪駅に到着。JR各線で大阪駅に移動しホテルへ
12:00 荷物を預けて、「THE LOBBY LOUNGE」のアフタヌーンティー
15:00 チェックイン。客室で荷物を広げてほっとひと息
16:00 梅田スカイビル・空中庭園展望台で空中散歩
17:00 大阪・梅田界隈でディナー
20:00 ホテル30階「OFURO」でくつろぎのひととき ※「スペシャリティ」カテゴリ滞在の方のみ
21:00 入浴タイム
22:00 客室で夜景を楽しむ
23:00 就寝

【2日目】
6:30 「THE-MOMENT GRILL & DINING」で朝食  ※「スペシャリティ」カテゴリ滞在の方は7:00からSPECIALTY SALONで朝食
8:00 「中央公会堂」「大阪府立中之島図書館」へお散歩
10:30 「SPECIALTY SALON」で軽食 ※「スペシャリティ」カテゴリ滞在の方のみ
12:00 荷物を預けてチェックアウト後、大阪梅田「KITTE大阪」などでショッピング
16:30 ホテルで荷物をピックアップして、JR各線で新大阪駅へ移動し帰路へ

大阪駅に新しく誕生したラグジュアリーな「大阪ステーションホテル」。初代大阪駅の跡地に建てられたとあって、鉄道をモチーフにしたデザインが随所に施された遊び心がおもしろく、滞在時間がより楽しいものになりそうです。食にもとてもこだわっていて、おいしい食事を楽しみたい人にも、ぴったり。駅からのアクセスがよく、観光にも便利な立地のため、大阪旅行にもおすすめのホテルです♪

■THE OSAKA STATION HOTEL, Autograph Collection
(おおさかすてーしょんほてる、おーとぐらふ これくしょん)

住所:大阪府大阪市北区梅田3-2-2
TEL:06-6105-1874
チェックイン:15時~
チェックアウト:~12時
料金:1泊1室 9万円~
アクセス:JR大阪駅西口から直結


Text&Photo:中田優里奈(ウエストプラン)

●店舗・施設の休みは原則として年末年始・お盆休み・ゴールデンウィーク・臨時休業を省略しています。
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更が発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。


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