食・グルメ
2024.10.21
【滋賀】びわ湖の絶景カフェ「シャーレ水ケ浜」 テラス席から見えるパノラマビューに感動！
滋賀県には、びわ湖の雄大な景色が目の前に広がる湖畔のレイクビューカフェが何軒かあります。昭和の時代にオープンした近江八幡の「シャーレ水ヶ浜」は、湖からいちばん近い抜群のロケーション。圧巻の絶景が待ち受けていますよ。
車でアクセスしたい、ドライブのベストスポット
西国三十三所第三十一番札所の長命寺をいだく山の麓を走る県道25号は、びわ湖の景色が望める絶好のドライブルート。「シャーレ水ヶ浜」はこの道沿いにたたずみます。
近江八幡の観光エリアからは離れた場所にあるので、車でのアクセスがベスト。窓を開けると湖からのさわやかな風が感じられて気分爽快です。
味わいのある木の看板が見えたら到着です。
公共交通機関を利用する場合は、JR近江八幡駅の北口から近江鉄道バス長命寺線に乗って「長命寺」で下車し、15分ほど歩いて。ただし、バスは平日の9時台と15時台の2本のみ。休日は運行していないので、ご注意を。
この一帯、元はキャンプ場でしたが、滋賀県で国体が開催された昭和56（1981）年にカフェに変わり、現在の姿ができあがったのは今から30年ほど前のこと。店の前のウッドデッキや浜辺へ下りる階段は、オーナーが全国から集めてきた旧国鉄の枕木を、仲間たちと一緒に組み上げて作ったのだとか。
特等席はびわ湖を一望するウッドテラス
まずは、駐車場付近からこの最高のロケーションをご覧あれ！ 琵琶湖国定公園に指定された地域であるため、県の条例により、現在はこのような立地に新しい建物を建設することができないというから、とても貴重な存在です。
ログハウス風の店内席もありますが、こちらを訪れるほとんどの人がテラス席へ。びわ湖と空の色が溶け合って、視界いっぱいにすがすがしい青色が広がります。白い雲が空をゆったりと流れていく様子や、湖上に羽ばたく鳥たちの姿を眺めていると、だんだん心がほどけていきます。
対岸に見える山々の稜線は、比良山脈。近江八景のひとつ「比良の暮雪（ひらのぼせつ）」で名高い景勝です。美しい夕焼けも見てみたいものです。
こちらがエアコンの効いたログハウス風の店内席。大きな窓が切り取るレイクビューが望めます。
昭和レトロなフードメニューがいい感じ♪
オーダーは、入店前に済ませてから席につくスタイルです。お米や卵、野菜など地元近江八幡産の素材を中心とした軽食は、「ビーフカレー」「ドライカレー」「山菜スパゲティー」「ピラフ」「ホットサンド」など、オープン当初から時代を超えて愛される王道メニューが揃います。どれもシンプルイズベスト！な、飽きのこない味わいです。ハム、卵、ピーマン、タマネギ、ニンジンそれぞれの持ち味を生かした「ピラフのサラダセット」は1100円。
「シフォンケーキ」「ベイクドチーズケーキ」「ガトーショコラ」など、ケーキも昔ながらのシンプルなケーキがラインアップ。単品500円、ドリンクとのセットは880円。水道が通らないため山からの湧き水を汲み上げて使用しており、まろやかな水でいれるコーヒーも評判です。
カフェタイムの後は、浜辺のアヒルに会いに
階段を下りた先は、シャーレ水ヶ浜専用の浜辺。ヒナから育てたというアヒルたち十数羽が暮らしています。1カップ100円でアヒルのエサが用意されているので、餌やりも楽しめますよ。
エサをまくと、アヒルたちがグワッグワッと鳴きながら集まってきます。かわいい♪
砂浜を歩いて、寄せては返す波とたわむれたり、波の音に耳を傾けたり。“びわ湖ブルー”を心ゆくまで堪能してくださいね。
■シャーレ水ヶ浜（しゃーれみずがはま）
住所：滋賀県近江八幡市長命寺町水ヶ浜182-8
TEL：0748-32-3959
営業時間：10時～16時30分LO（閉店は日没）
定休日：月曜（祝日の場合は営業、翌日休）
アクセス：JR近江八幡駅から近江鉄道バス停長命寺駅から徒歩15分
Photo：マツダナオキ
Text：佐藤理菜子
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