【体験レポ】「さいたま市宇宙劇場」圧巻の星空と音楽! 癒やしの小旅行へ

【体験レポ】「さいたま市宇宙劇場」圧巻の星空と音楽! 癒やしの小旅行へ

埼玉県 プラネタリウム エンターテインメント 雨の日 デート るるぶ情報版(国内)編集部
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「さいたま市宇宙劇場」は、最新の投映機が映し出すリアルな星々とデジタル映像の下、カップルでも一人でも気軽に訪れられるプラネタリウム。街の喧騒やストレスから切り離された癒やしのひと時を過ごせるスポットです。今回は、心地よい音楽とともに星空を体感できると評判のオリジナルプログラム「音楽の時間」を体験してきました!

Summary

「さいたま市宇宙劇場」ってどんなところ?

「さいたま市宇宙劇場」は大宮駅西口前に立つ複合ビル、JACK大宮(大宮情報文化センター)内にあります。大宮駅構内のてっぱく通りを通ってニューシャトル(埼玉新都市交通伊奈線)の改札そばの出口を利用すれば、ほとんど屋外に出ることなくアクセスできる駅チカのプラネタリウムです。

まずはチケットを購入!
チケットは、各プログラムの投映開始時刻の1時間20分前から5分前まで(10時30分の回のみ1時間前から)、5階のオリオンコーナーで購入できます。全プログラム共通で620円(子ども310円、3歳以下無料)というお手頃価格も魅力です。

定番の星空生解説をはじめ、通常のプログラムの上映時間は約45分。ショッピングの合間や仕事帰り、ときにはカフェの代わりに涼みに入ったり暖を取りに入ったり…。思い立ったときにふらっと立ち寄ることのできるプラネタリウムです。

チケットを購入したら、プラネタリウムの入場受付がある3階へ。受付は投映開始時刻の15分前から5分前までとなっており、上映中の入退場はできないので余裕をもって入場しましょう。

直径23mの巨大ドームスクリーン!最新機器がつくる1億個以上の星々

場内に入ると全280席のシートがずらり。直径23mの傾斜型ドームスクリーンは、埼玉県内で一番の大きさです。ゆったりと鑑賞したいのなら上側、正面から映像を楽しみたいのなら真ん中あたり、より迫力を感じたいのならスクリーンの下側に座って鑑賞するのがおすすめです。

「さいたま市宇宙劇場」の目玉は、光学式プラネタリウムの最新機種、ケイロンⅢによる星々の投映です。首都圏では他に東京都の「府中市郷土の森博物館」にしか導入されていません(2024年8月現在)。

その美しさは感動もの!実際に肉眼で見える約9500もの星それぞれが持つ色彩や輝き、300以上の星雲・星団、2000以上の暗黒星雲の細かな構造が再現されると共に、約1億個に及ぶ微細な星々で天の川が映し出されます。

さらに、星の投映に特化したこのケイロンⅢに銀河や風景、星座絵といったデジタル映像を投映するシステムを融合することで、鮮明かつ迫力のある映像をつくりだしています。

BGMと映像のみを味わう!オリジナル作品を上映する「音楽の時間」

「さいたま市宇宙劇場」の魅力がたっぷりつまったプログラムが、毎週土・日曜および祝日の18時から(2024年8月現在)上映される「音楽の時間」。星や宇宙を題材にした映像作品をテーマ性のある音楽とともに楽しむプログラムです。実は「音楽の時間」に上映される作品の制作を手がけているのは、「さいたま市宇宙劇場」のスタッフたち。これまで、新海誠監督作品の音楽をBGMにした「宙(そら)の名は。」や東武ワールドスクエアとコラボした「星空ワールド・ツアー」、月をテーマにした「ムーンライトクラシック」など、個性豊かな作品を制作してきています。

最新作である『小さな星のプラネタリウム Music by 久石譲』は、2023年のプラネタリウム100周年を記念事業公認企画として制作された作品。プラネタリウム100周年をテーマに、久石譲氏の名曲が印象的に使われています。

人と星との関係を古代にまでさかのぼり、神秘の領域からやがて科学の領域へ、さらにはプラネタリウムの進化によって人と星、宇宙との関係がより身近になった過程を振り返ります。文字による解説のみで、ナレーションは入りません。極上の映像美と音楽に心をゆだねてリラックスしましょう。

1923年にドイツで誕生した当初のプラネタリウムの星の光を再現した上で、その後のプラネタリウムの投映技術の発展を疑似体験していくシーンも。

かなたに見える土星が大きさを増しつつドームスクリーンを覆い尽くしたり、2つのきらびやかな星雲が前後左右を動き回りつつ融合したりと、デジタル映像の粋を尽くしたシーンは圧巻です。

人と宇宙、人とプラネタリウムにまつわる過去と現在が「さいたま市宇宙劇場」で一つになり、気づけばその目は未来へと向かう、そんな不思議な余韻を残しつつ作品は終了します。

「さいたま市宇宙劇場」がモットーとしているのは、劇場のスペックを最大限に活かせるような作品づくりです。ここでしか感じられない星々やプラネタリウムと人(自分)との関わり、歴史をぜひ体感してください。

写真はイメージです
写真はイメージです

「さいたま市宇宙劇場」では「音楽の時間」以外にも、科学や宇宙をテーマにした迫力ある高精細プラネタリウム用映像作品を上映する「映像の時間」、サウンドヒーリング協会監修の下で制作したオリジナル作品を上映する「癒やしの時間」(年3回、約50分)といった多彩なプログラムを上映しています。

中でも星空生解説「星空の時間」は、それぞれの解説員が個性豊かなプログラムを作成。そのため何度訪れても、解説員ごとの違いを楽しむことができ、好みの解説員を狙って訪れる人もいるのだとか。

「さいたま市宇宙劇場」のプラネタリウムを鑑賞すれば、星空や宇宙との素敵な関係が生まれそう!ぜひ星空と音楽に身をゆだねる癒やしのひと時を過ごしてはいかがでしょうか。

■さいたま市宇宙劇場(さいまたしうちゅうげきじょう)
住所:埼玉県さいたま市大宮区錦町682-2 JACK大宮3階(チケットの購入は5階)
TEL:048-647-0011
営業時間:9時30分〜17時30分(土・日曜、祝日は〜19時)
定休日:水曜、祝日の翌平日、ほか不定休あり
※機器不具合等の都合により、中止や内容の変更をする場合があります。
※団体学習投映日やイベント等により、開館・閉館時間が変更となる場合があります。

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Text・Photo:木村雄大

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