おでかけ
2024.09.23
ハワイ産コハナラムの蒸留所ツアー＆テイスティングという大人の工場見学へ
ワイキキからひと足のばした「クニア」にハワイ固有種のサトウキビを使用して作られるコハナラムという、ラム酒を製造している蒸留所があるのをご存じでしょうか？こちらでは、ラム酒のテイスティングツアーを開催しています。ハワイリピーターにもぴったりな大人の見学ツアーをご紹介します。
Summary
コハナラムとは
ワイキキから車で約45分の町クニアにあるのが、コハナラムの蒸留所、兼テイスティングルームです。こちらで製造されているコハナラムとは、所有している畑で育つハワイ固有のサトウキビを使用したラム酒で、人工的な味や色付けなどを一切せずに、品種ごとの自然な味わいを楽しめるもの。メイドインハワイのおみやげにもぴったりですよ！
ショップ兼テイスティングルームは広々、むき出しの天井に雰囲気を感じます。蒸留所になる前は、パイナップルとサトウキビを栽培する農園だったんだそう。こちらでは、テイスティングつき蒸留所ツアーを開催しているんです。なお、試飲を行いたい人は、必ずレンタカーではなくUberやザバスなどを利用して訪れてくださいね！
いざ見学＆テイスティンツアーへ
ツアーの参加は公式サイトから予約が必要！今回は、蒸留所見学ツアー、ラム酒テイスティングつきのものに参加しました。こちらは試飲を含めて約1時間のツアー。まずは、受け付けでパスポートの確認、ツアー参加のリストバンドをつけます。
パスポートの確認は必須なので、忘れないように持っていきましょう！
まずは、外のサトウキビがずらっと並んだサトウキビガーデンへ。コハナラムでは、ハワイ固有のサトウキビを34種類育てているんだそう。こちらは右に17種、左に17種と合計34種の異なるサトウキビが並んでいるのですが、素人には違いがほぼ分かりませんでした。ガイドさんが丁寧に説明してくれるので知識がなくても楽しめます！
次は、樽貯蔵庫へ。ラム酒の琥珀色は樽熟成の過程で作られます。その熟成樽が保管されているのがこちら。ずらっと並んだ樽は圧巻の風景で、樽のいい香りが漂っていました。
次に蒸留所へ。所有している畑からサトウキビを収穫し、すぐにサトウキビジュースにします。そのジュースが酸化する前にすぐに発酵させ、サトウキビ酒にして、複式の蒸留器にいれてラム酒を作るんだそう。
建物の外から蒸留器の説明を伺います。外でも既にラム酒の香りがふわっと広がっていました。テイスティングへの期待が高まります。
いよいよ、お待ちかねのテイスティングに。ラム酒のテイスティングには、3種類のコースがあり、どれかを選んで試飲を行います。今回は一番人気のクラシックコースに。2種類のホワイトラム酒と1種類の樽熟成ラム酒、そしてカカオとハチミツリキュール酒の飲み比べができるものです。
左の2つは、無色透明でクリアな色のKea（ケア）というラム酒。ハワイ語で「白」を意味します。2種類の味の異なるサトウキビから作られた味の違いを楽しめ、アルコール度数は、40％と高め！
真ん中右は、Koho（コホ）と呼ばれるラム酒でハワイ語で「セレクト、厳選」を意味します。選ばれた樽の中で数年間熟成させたもので最も人気なんだそう。
こちらはアルコール度数45％。
一番右のKokoleka（ココレカ）は、ハワイ語で「チョコレート」という意味で、食後のデザート酒として楽しめる一品。コラボ商品として販売しているチョコレートなどに使われているのは、こちらのラム酒。アルコール度数は30％。
あまり度数の高いお酒が得意でない方には、4種類のフレーバーカクテルをいただけるカクテルコースがおすすめ。アルコール度数は22％ほど。パイナップルが店員さんのイチオシなんだとか！お気に入りを探してくださいね。
テイスティングが終わると、ツアーは終了です。最後に、ツアー参加者にはウイスキーグラスがプレゼントされます。試飲して気に入ったお酒を買って、このグラスで飲むのが帰国後の最高の楽しみ方ですよ！
ショップにはおみやげがずらり
試飲で楽しんだラム酒ももちろん購入することが可能です。こちらは、KOA（コア）というラム酒です。ハワイ語で「勇敢な/力強い」の意味で、樽から直接ボトルにいれるため毎回アルコール度数が違うんだそう。色も綺麗ですよね。
こちらはフレーバーカクテルのダイキリ。冷やして飲むのがおすすめ！ボトルの見た目も可愛いので、おみやげにもぴったりですね。
ラムの香りがふわっと香るハチミツも人気商品のひとつ。ラム酒の製造で使用し終わった樽を使って、香りをハチミツにつけるんだそう。
コハナラムでは、ハワイの企業とコラボした商品を多数販売しています。そのひとつがパイナップル型のクッキーでおなじみの「ホノルル・クッキー・カンパニー」とコラボしたクッキー。
アルコールは飛び、トロピカルな味を感じるマカダミアナッツのクッキーです。パッケージも可愛いので、おもわずパケ買いしたくなること間違いなし。
こちらは保冷バッグ。ラム酒3本がぴったりと入るサイズで、お酒を持ち帰る際に購入する観光客も多いんだそう。パッケージにラム酒とサトウキビが描かれていて、ここでしか手に入れることができないデザインですよ。
いかがでしたか？蒸留所ツアーはもちろん、テイスティングにおみやげ選びと大人でも童心に戻って楽しめることなしの大人の見学ツアーをご紹介しました。ハワイリピーターはもちろん、お酒が好きな方はぜひ足を運んでみてくださいね。
■コハナラム蒸留所（こなはらむじょうりゅうじょ）
住所：92-1770 Kunia Rd,
電話：808-649-0830
時間：10時30分～17時
休み：なし
コハナラムテイスティングツアー 料金：＄35（21歳以上の大人）、＄15（13歳～20歳）、13歳以下は無料
所要時間：約1時間
毎日：12時～、14時～、16時～
テイスティングのみ クラシックラム 4種類飲み比べ ＄15 熟成ラム 4種類飲み比べ＄30 ダイキリカクテル 4種類飲み比べ ＄15
TEXT：るるぶ情報版（海外）編集部
PHOTO：田尻陽子
●店舗・施設の休みは原則として年末年始・お盆休み・ゴールデンウィーク・臨時休業を省略しています。
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更が発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。
この記事を書いた人
