【軽井沢町】開業130周年を迎える万平ホテルがリニューアル!宿泊者以外が利用できるスポットも

【軽井沢町】開業130周年を迎える万平ホテルがリニューアル!宿泊者以外が利用できるスポットも

クラシックホテル リゾートホテル 軽井沢 軽井沢のカフェ 長野県 るるぶ&more.編集部
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ジョン・レノンや三島由紀夫など偉人からも愛されてきた「万平ホテル(まんぺいほてる)」。2023年1月から1年8ヶ月の間、大規模改修のため休業していましたが、2024年8月16日、ソフトオープンを迎えました!さっそく編集部が紹介します。

Summary

130年前に誕生したリゾートホテル

山荘風のアルプス館外観
山荘のような外観が特徴的なアルプス館

明治27年(1894)、当時の主人である佐藤万平が中山道沿いにあった旅籠「亀屋(かめや)」を模様替えし外国人向けホテルとして開業したことが「万平ホテル」の始まりです。

外国人への需要の高まりを感じた万平は、外国人にも発音しやすいように自らの名をとって「万平ホテル」に改名し、今の名前になりました。そこから今まで、老舗ホテルとして数多くの人に愛されています。

ダイニングの開場を知らせるチャイム
ダイニングがオープンする時間になると鳴らされるチャイムは、万平ホテルに永く続く伝統の儀式

長い歴史のある「万平ホテル」ですが、2024年10月に130周年を迎えるにあたり大規模改修を実施。

10月のグランドオープンに先駆け、全30室の客室を要する愛宕館とアルプス館内にあるメインダイニングルーム、カフェテラス、ショップの4か所が8月にソフトオープンしました。

絢爛なメインダイニングルーム

シックなダイニングルーム
シックなメインダイニングルーム

2018年に登録有形文化財指定されたアルプス館(1936年築)の1階に位置するメインダイニングルームは、今回の改修で席数が126席に増え、よりいっそう利用しやすくなりました。
厳かなメインダイニングルームの象徴である巨大なステンドグラスや、寺院や書院に見られる格(ごう)天井は健在です。

北欧調デザインの白い石床の個室
タイル床が敷かれたサンルームの一角

また、リニューアルによって、暖色で統一されたメインダイニングルームの中庭寄りには、タイル床がすっきりした印象を与えるサンルームが設けられました。

メインダイニングルームの奥には、白い石床の個室も新たに設置。
グレーの壁、白のクロスで覆われたテーブル、深緑のビロードの椅子…全般にクラシカルなモードのホテルですが、随所にこうした北欧的なデザインも取り入れられています。

カフェテラスで伝統のアップルパイ&ロイヤルミルクティーを堪能

内と外に分かれたカフェテラス
自然との一体感が楽しめます

アルプス館1階正面に位置するカフェテラスは、リニューアルによって102席(屋内50席、テラス52席)へと席数を増やし、愛犬と一緒に過ごせるスペースも確保されました。テラス自体は以前からありましたが、席数が増えたことで、より多くの人がくつろげる空間に。軽井沢銀座の雑踏から10分ほどで得られる、安らぎと充足のひと時はそのままです。

アップルパイとミルクティーのセット
アップルパイとロイヤルミルクティーは、ぜひオーダーしていただきたい一品

おすすめメニューは、ジョン・レノンが愛したとされる伝統の「アップルパイ」、レノンがレシピを伝えたとされる「ロイヤルミルクティー」です。

果実感しっかり目のアップルパイは、オーソドックスで深みある味わい。ミルクたっぷりのロイヤルミルクティーも芳醇な茶葉の香りが存分に感じられます。

■カフェテラス
営業時間:9時30分~18時(17時LO)

スイーツにオリジナルグッズ。ギフトアイテムもさらに充実

新たに登場した土産コーナーでは、オリジナルの商品も購入できる
リニューアルしたショップでは、オリジナルの商品も購入できます

元々はフロント側にあったショップは、カフェテラスの隣にリニューアルオープン。以前より広い区画となり、落ち着いて買い物しやすくなりました。

アップルパイは長きに亘り、軽井沢の定ギフトとして愛されています
アップルパイは長きにわたり軽井沢の定番ギフトとして愛されています
パウンドケーキは万平ホテルの人気ギフト
新商品「りんごとくるみのケーキ」

2023年4月のG7外相会合の際にも振舞われた看板商品の「アップルパイ」3000円は引き続き販売。

また、人気のパウンドケーキには「伝統のフルーツケーキ」2800円に加えて「りんごとくるみのケーキ」2700円が新たに登場しました。

記念発売プレミアムクッキーは可愛らしくて、食べるのがもったないほど!
記念発売された「万平ホテルプレミアムクッキー缶」

さらに今回のソフトオープンを記念し、「万平ホテルプレミアムクッキー缶」(6800円)が新発売。ホテルのシンボルであるメインダイニングルームのステンドグラスをモチーフにしたシックな缶の中には、芳ばしいバターが香る11種類のクッキーがずっしりと詰め込まれています。なかでも万平を象徴するすずらんを象った、すずらんクッキーは食べるのがもったいないくらいかわいいです。

■ショップ
営業時間:8~20時

万平ホテル初! 温泉風呂付きの愛宕館

新たに誕生した愛宕館の客室
新たに誕生した愛宕館の客室

今回の改修された愛宕館は、全室に万平ホテル初となる温泉風呂を備えています。テラス付きの部屋や、スイートルームも2室あり、どの部屋からも軽井沢の自然を楽しめます。

リニューアルしても変わらず。フランクながら筋の通った接客こそ最大の値打ち

クラシカルな雰囲気のロビー
クラシカルな雰囲気のロビー

万平ホテルではゲストを出迎える際、スタッフは「いらっしゃいませ」とは言わず、「こんにちは」「こんばんは」と日常的な挨拶をします。避暑地のホテルだから堅苦しさは一切ありませんが、だからこそ、各スタッフの丁寧な接客がよりいっそう際立ちます。改修されましたがおもてなしの心はそのままです。2024年10月2日に予定されているグランドオープンに向けての準備のため、再び休館に入った「万平ホテル」。グランドオープンでは、メインとなるアルプス館の客室と碓氷館の客室が全室リニューアル(愛宕館30室含めて全86室)。既にソフトオープンしているメインダイニングルームやカフェテラス、ショップに加え、バンケットやバーもオープンするようです。

■万平ホテル
住所: 長野県北佐久郡軽井沢町軽井沢925
TEL:0267-42-1234
チェックイン15時 / チェックアウト11時
アクセス:JR軽井沢駅よりタクシーで約5分/上信越自動車道 碓氷軽井沢ICより約20分

Text:鈴木 隆祐
Photo:土屋 史弥

●店舗・施設の休みは原則として年末年始・お盆休み・ゴールデンウィーク・臨時休業を省略しています。
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更が発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。

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