【おとなのソロ部】浅草橋「ルーズリーフ専門店 Stitch leaf」のオリジナルバインダー作りを通じてルーズリーフの魅力に心ときめくソロ時間
ルーズリーフを学生時代に使っていたものの、大人になって、手に取る機会が減ったという人も多いのではないでしょうか。浅草橋に「ルーズリーフ専門店 Stitch leaf(るーずりーふせんもんてん すてっち りーふ)」には、大人にこそ手に取ってほしいルーズリーフや関連商品が勢ぞろい。なかでも好きな色を選んで作る「オリジナルバインダー」は、世代問わずに大人気です。カラフルなアイテムがいっぱいの店内でオリジナルバインダー作りをしながら、慣れ親しんだルーズリーフの新しい魅力を知るひとり時間を満喫してきました。
Summary
ルーズリーフが大好きなご夫妻が始めた専門セレクトショップ
JR浅草橋駅から徒歩約3分の場所にある「Stitch leaf」は、文房具メーカーに勤めていたご夫妻が立ち上げたルーズリーフ専門のセレクトショップ。文房具のなかでも特にルーズリーフが大好きだったご主人が、「大人でも使えるルーズリーフを作りたい。ルーズリーフでなにかを始めたい」という思いで、奥さんと一緒に始めたのだそう。
店内にはルーズリーフに関連する文房具がいっぱい! ルーズリーフのリフィルやバインダーだけでなく、合わせて使いたいスタンプやマスキングテープ、軸の色を組み合わせて選べるボールペンなども取り揃えられています。
「大人が使いやすいルーズリーフの提案」をテーマのひとつに掲げている「Stitch leaf」。
オリジナルの商品には、その思いも込められています。今回はオリジナル商品のなかからイチオシをご紹介。
バインダーの表紙を大胆にも取ってしまった「バインダーボード」は、仕事で忙しい社会人にこそ使ってほしいアイテム。デスクやパソコンの横に置いておけば思い立った瞬間にメモを取ることができます。立ったままでも文字が書きやすいため、外出時のメモ用としてもぴったりです。メモやバインダーが汚れないように保護してくれる、専用クリアカバーも販売中。
横向きでも使いやすいので利便性もバッチリ! 紐をつければ、カレンダーやちょっとした看板代わりとしても使えます。画用紙やクロッキーのリフィルを入れれば小さな画板としても使えるので、趣味用として購入するのもおすすめ。
こちらは、オープン5周年を記念して作られた「5周年記念ウィンドウミニバインダー」。持ち歩いてもかさばらない小さめサイズなので、ToDoリスト用として使ったり、スケジュールタイプのリフィルを入れて手帳として使うのもいいかもしれません。ポケットタイプのリフィルを入れればアルバムとしても。表紙の開いた窓から写真が見えるのもかわいい!
組み合わせは無限大!? 好きな色を選んで作る「オリジナルバインダー」
好きな色を選んで作る「オリジナルバインダー」は、「Stitch leaf」の代名詞で人気No.1の商品。スタッフに「オリジナルバインダーを作りたいです」と声掛けしたら、制作スタートです。
まずは並べられているサンプルを見ながら、サイズと形(タイプ)を決めます。サイズはA5、B5、A4の3種類で、形(タイプ)は定番の「ベーシック」4215円〜、のぞき窓が付いた「マド」4920円〜、マグネットでバインダーを留めることができる「マグネット」5670円〜、マドとマグネットのいいところを合わせた「マドマグネット」6070円〜の4種類があります。
大人でも使いやすいサイズとしておすすめしているのは、バインダーの形(タイプ)がすべてあるA5サイズとのこと。今回は、スタンダードな「ベーシック」で、A5サイズのバインダーを作ることにしました。
サイズと形(タイプ)が決まったら、表紙と裏表紙を決めます。棚にはカラフルなボードがずらり!A5サイズは24色のなかから好きな色を選んで作ることができるので、どの色を選ぶか迷ってしまいそう。B5サイズとA4サイズは14色のなかから選べます。
例えば、寒色系でまとめた組み合わせ。かわいらしいパステルカラーですが上品さもある色なので、オフィスで使用しても違和感がなく、大人でも選びやすいカラーです。
はっきりとした色合いの原色カラーも勢揃い。自分用だけでなく、プレゼント用として購入するのもいいかも。
いろいろ組み合わせてみて、さわやかな「レモン」と程よい甘さがかわいらしい「ローズ」をセレクト。表紙と裏表紙で違う色を選ぶ人が多いですが、同じ色を選んでももちろんOKです。
表紙と裏表紙の色が決まったら、次は背表紙とステッチの色を選びます。背表紙の色展開は、A5サイズは22色、B5サイズとA4サイズは14色のなかから選べます。ステッチは共通で26色です。
実際に合わせてみると印象がガラリと変わってびっくり! どの色の組み合わせにしようか悩んでしまいます。背表紙のカラーを見て、表紙や裏表紙の色を変える人も多いのだそう。カラー選びに時間がかかる人が多いのも納得です。
ステッチも表と裏で違う色を選ぶことができます。ステッチの色は揃えて引き締めたデザインにしてもいいし、とことん違う色を使ってカラフルにするのもかわいい……。このように悩む時間も楽しみのひとつです。
「こうやって折りたたんでみると、ますますイメージがわきますよ」とアドバイスをいただきました。確かに、並べて見ていたときよりも完成がイメージしやすい! 並べるだけでなく、折りたたんでも確認するのがおすすめです。
基本は自由に組み合わせを選ぶことができますが、迷ったときにはスタッフに相談することもできます。スタッフたちは数々のバインダー制作に携わってきたプロフェッショナルなので、アドバイスをもらえばきっと好みのバインダー作りができるはず。イメージ通りに組み合わせができなかったときは相談してみて。
最後にバインダーの金具を留めるリベットを選んで、基本的なオリジナルバインダー作りは終了。今回はホワイトを選びました。
バインダーにはオプションで、表紙の角を保護する「角金」片面+275円、両面+550円が付けられます。こちらも、表裏、上下で違うデザインを選んでもOK。バインダーは紙製なので、長く愛用するためにも角金がおすすめなのだとか。今回は、「No.2 SILVER」を選びました。
オプションとしてはほかにも、「チャーム金具」を表紙に付けることもできます。カラーは「ゴールド」と「シルバー」の2種類。チャーム本体は販売していないので、お気に入りのチャームをつけてお楽しみください。
ここまで選び終わったら、スタッフを呼んでオーダーシートを制作してもらいます。完成までは約4週間かかるので、楽しみに待ちましょう。(2024年9月現在)受け取りは店舗か配送かを選べます。
「4週間も待てない!」という人や「組み合わせを考えるのが苦手……」という人には、もう既に組み合わせされているバインダーも販売されています。(時期によって在庫状況は変わります。)
手作業で完成させるオリジナルバインダーにはオリジナルリフィルをセレクト!
お店の奥ではスタッフが手作業でバインダーを作成している様子を見ることができます。今回は特別に注文したバインダーが仕上がる様子を見せていただきました。
すばやく手縫いでバインダーを作り上げる様子はまさに職人技! 針を入れる角度や引っ張る強さを調整しながら、きれいなステッチになるように丁寧に仕上げていきます。
表紙と背表紙と裏表紙を縫い合わせたら、プレス機やハンマーを使って金具を取り付けていきます。しっかりと取り付けつつ、表紙に傷を付けないように慎重に……。
こうして世界にひとつだけのオリジナルバインダーが完成! イエローとピンクの組み合わせがポップでかわいいバインダーに仕上がりました。
バインダーが完成したら、中に入れるルーズリーフ選びも忘れずに。「Stitch leaf」には、オリジナルのルーズリーフが17種類も取り揃えられています。
「どうやって使うの?」と思ったときには、店主の奥さんお手製の見本をチェック! カラフルでかわいらしいイラストやデザインでまとめられているので、どうやって使うのか一目瞭然です。
今回は、アドレス帳や、お店・本・映画のレビューを書くときなどに使える「タイトルメモ」、手書きでマンスリーページが作れる「スケジュール」、ToDoリストをまとめるのにぴったりな「リスト」、方眼付きでグラフなども書きやすい「ミックス方眼」の4種類をセレクト。仕事や趣味など、シーンを問わず大活躍してくれそうです!
ルーズリーフに欠かせないインデックスも、もちろん用意されています。「Stitch leaf」オリジナル商品の「好きな色が『えらべる』オリジナルインデックス」は、全24色のなかから好きな色を6色まで選べます。「選ぶのは迷ってしまう!」という人向けに、セットになったインデックスもあります。
完成したバインダーにルーズリーフとインデックスを入れてみました。市販品ではなかなかないカラフルな1冊に仕上がって大満足! 仕事や日常生活で頼れる相棒になってくれそうです。
世界にひとつだけのオリジナルバインダーが作れる「Stitch leaf」。「勉強くらいにしか使えなそう」と思っていたルーズリーフの新しい魅力を知ることができて、充実したひとり時間を過ごすことができました。いっぱい悩んで完成させたオリジナルバインダーは愛着もひとしお。 今度の休日は「Stitch leaf」を訪れて、オリジナルバインダーを作ってみてくださいね。
■ルーズリーフ専門店 Stitch leaf(るーずりーふせんもんてん すてっち りーふ)
住所:東京都台東区浅草橋1-32-2-1F
TEL:03-6877-0853
営業時間:11〜18時
定休日:水曜、不定休 ※公式サイトのスケジュールで要確認
■おすすめの利用シーン:自分だけのオリジナルバインダーがほしいとき、 気軽にモノ作りを楽しみたいとき、仕事や趣味で使えるアイテムを探しているとき、推し活にぴったりなアイテムを探しているとき
Text・Photo:増田朱音(vivace)
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