【京都】2024年10月オープン!懐かしいゲームに再会できる「ニンテンドーミュージアム」に行ってみよう
京都府宇治市に新しく誕生した「ニンテンドーミュージアム」。懐かしいゲームや玩具などの展示、体験、ワークショップ、カフェにショップが入ったミュージアムです。任天堂の歴史にふれつつ楽しい仕掛けがたくさんの注目スポットをご紹介!
Summary
任天堂の歴史を辿る「ニンテンドーミュージアム」
館内を紹介する前に、任天堂の歴史を簡単に説明します!
マリオやポケモンなど、人気ゲームを多数世に出している任天堂。その歴史は古く、明治22年(1889)に創業者の山内房治郎が京都市下京区にて花札の製造を開始したのが始まりです。
1969年にトランプや花札、ゲーム機の修理などを行う工場が建設され、1988年には名称を「宇治小倉工場」としました。宇治小倉工場は長らく倉庫としての役割を果たしていましたが、2024年10月に任天堂の歴代商品を展示する施設「ニンテンドーミュージアム」に生まれ変わります。
写真は、歴史を感じる花札の展示。鮮やかな色彩が色あせることなく残っている様子は、当時から高い技術力を誇っていたことがよくわかります。
1977年に初めて家庭用ゲーム機器を発売して以来、多くのゲーム機器を発売している任天堂。子どもの頃によく遊んだあのゲームやキャラクターにもう一度出会えるかも?さっそく中を見ていきましょう!
入場したらもうゲームの世界! 展示室は懐かしのあのゲームたちが大集合
入場ゲートを入ると人気ゲーム「スーパーマリオブラザーズ」でおなじみの土管やハテナブロックが目にとびこんできます。まるでゲームの中に入り込んだようで、わくわくしますね。土管は中に入ることができるので、ここで記念撮影をするのがおすすめです
館内にはポケモンマンホール「ポケふた」が!懐かしいゲームボーイも描かれています。これは館内に入った人だけが出合えるレアなポケふたですよ。ぜひチェックしてみてくださいね。
では館内に入ってみましょう。エントランスでは5体のキノピオがお出迎え。実はこのかわいいキノピオたちには楽しい仕掛けがあります。
なんと頭を押すと声を出すんです! 全員押すと合唱しますよ。ついでに首もゆらゆらして、とってもキュートなキノピオたちです。
展示は、第1展示棟の2階から見学スタート。ここでは過去に発売されたゲームソフト・ゲーム機などの展示をしています。
こちらは各ゲーム機で発売されたゲームソフトが並んでいます。展示棚の上部にあるモニターとスピーカーからは各ゲームソフトのプレイ映像が流れていて、懐かしさ満点です。
ゲームソフト展示の裏側にはゲーム機の展示。各ゲーム機の特徴や当時のCM映像などを見ることができます。
このほかにもテーマごとの展示や、ファミリーコンピューター以前に発売した商品、ゲーム&ウオッチなど、さまざまな商品が展示されています。海外で発売されたパッケージなど、珍しいものもたくさんあるのでじっくりと見学するのが楽しいですよ。
館内専用「コイン」を使って遊びを体験しよう
入館時にもらえる入館証には10枚の「コイン」が付与されます。そのコインを使って、第1展示棟1階の体験展示で遊ぶことができます。
注目の体験展示をいくつか紹介します。まずは、スーパーファミコンの巨大なコントローラーを操作する体験展示で遊んでみました。一つのコントローラーを二人でプレイしないといけないので、息を合わせるのが結構難しい! でも、懐かしいゲームのビッグコントローラーは見るだけでテンション上がること間違いなしです。
NINTENDO 64のビッグコントローラーもありました。このほかにもWiiやファミコンもあります。子どもの頃に戻って友人や家族とぜひ遊んでみてくださいね。
こちらは1980年に任天堂が初めて発売した液晶画面搭載の携帯ゲーム機「ゲーム&ウオッチ」の巨大版。スクリーンの前に立ち、自分の影を映しながら身体を動かして操作します。シンプルなゲームですが、熱中してしまうおもしろさ!
展示室の中心にあるのが「しぐれでんSP」。かつて京都嵐山にあった「百人一首」をテーマにした施設の体験展示です。施設で貸し出してくれるスマートフォンが短歌の上の句を読み上げてくれるので、足元に散りばめられた札の中から下の句を探します。液晶の上を歩くので、できればスニーカーなどフラットな靴で訪れるのがおすすめ。ハイヒールなどの尖った靴や、金属が使われた靴では遊べません。
「ウルトラハンドSP」は、1966年に発売した玩具の体験。「ウルトラハンド」を操作して、レーンを流れるボールをつかんで土管に入れて遊びます。初めて出会う玩具でも簡単に操作できるので、ゲームに不慣れな人でも楽しめますよ。このほかにもわくわくする体験展示が盛りだくさん! ぜひお気に入りのゲームを見つけて遊んでみてくださいね。
花札のワークショップもおすすめ
有料ワークショップコーナーでは、任天堂のルーツである花札で遊んだり作ったりすることができます。遊びの体験は二人一組で参加。一人につき500円で体験できます。花札のルールをよく知らない人でも、スマートガイドが説明を交えながら札を自動判別してくれるので簡単にプレイすることができます。
このほか、一回2000円で、4枚1セットの花札を特製のキットで製作することもできます。任天堂創業時に職人さんが1枚1枚手づくりしていた工程を疑似体験! 時間がある人はぜひ申し込んでみてください。どちらのワークショップも、当日館内のインフォメーションで事前予約が必要ですよ。
フード&グッズも見逃せない
ゲームや展示以外にも、飲食施設「HATENA BURGER」もあります。ここではお好みの具材を組み合わせて自分だけのオリジナルバーガーがオーダーできます。お店が具材をチョイスしたバーガーセットやキッズバーガーセットなどもありますよ。
京都らしい「鰆の西京焼き」や「九条ネギ」などの具材をチョイスしてオリジナルバーガー2100円~をオーダーしてみました。和のテイストですが、どの具材を組み合わせても不思議とマッチしますよ。具材の組み合わせは27万通り以上! 自分だけのハンバーガーをぜひ味わってみてください。
最後はやっぱりグッズが見たいですよね。ショップではゲームやキャラクターをテーマにしたオリジナルグッズを販売しています。商品のパッケージにミュージアムのロゴが入っているものはニンテンドーミュージアム限定商品。ゲーム機ごとにグッズが陳列されていて、見ているだけでもワクワクします。
文房具やハンカチなど実用的なものから、ワクワクするユニークなグッズまで、種類が多くて目移りしてしまいます。ちなみに、写真の中央上の小さなゲームボーイは、「ゲームハードキーホルダーコレクション 1983-1999 Nintendo Museum」。コントローラーをモチーフにしたキーホルダーは全6種類あり、どれが出てくるか箱を開けるまでのお楽しみです。
注目の新施設「ニンテンドーミュージアム」(要予約)はいかがでしたか?ここでご紹介したのはほんの一部で、まだまだ楽しい仕掛けがもりだくさん!大人も子どもも楽しめて一日遊べるミュージアムに、ぜひ訪れてみてくださいね。
■ニンテンドーミュージアム(にんてんどーみゅーじあむ)
住所:宇治市小倉町神楽田56
開館時間:10〜18時(最終入場時刻16時30分)
定休日:火曜(祝日の場合は翌日)、12月30日~1月3日
料金:大人3300円、中学・高校生2200円、小学生1100円、未就学児無料
※予約は抽選制。公式HP要確認。
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Photo:マツダナオキ、鈴木誠一
Text:西出まり絵(エディットプラス)
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