ほっくりコロコロ!塩バター焼きモンブラン【kyoko_plusのレシピ&テーブルコーデvol.72】
やっと秋の気配が感じられるようになってきた今日この頃。あたたかいミルクティーや焼き菓子などが恋しくなるのはなぜなのでしょうか…? 食べ物もファッションも、もしかしたら一番好きかもしれない秋到来! 今回は、和栗ペーストを贅沢に使った焼きモンブランのレシピをお伝えします。甘じょっぱいクリームが後を引く香ばしい焼きモンブランは、この秋ぜひ作ってみてほしいスイーツです。また、秋らしい写真撮影のコツと、普段意識している構図についてもこっそりお教えしちゃいますよ! よかったらぜひ、作って撮ってみてくださいね♪
ほっくりそのまま栗の味! 愛媛県産栗ペースト
愛媛県産の生栗を新鮮なうちに蒸して、砂糖とともにじっくりと炊き上げた純栗ペースト。渋皮ごとペーストにしてあるので、高級感のある色合いに。
しっかりとしたコクがあり、後を引くおいしさです。
この季節になると、お店にも並ぶ和栗のモンブランも、生栗を買ってきて…と考えると気が遠くなる作業ですが、ペーストを使えば、あっという間に完成します!
こちらの栗ペーストは、薄い板状で冷凍されているので、袋の上からぽきぽきと折って、必要な分だけ解凍して。
凍ったまま食べるのも、私のひそかなお楽しみです。
【レシピ】塩バター焼きモンブラン
材料/6個分
✓愛媛県産純栗ペースト…300g ✓生クリーム…50g ✓有塩バター…10g ✓栗の渋皮煮…6個 ✓溶き卵…1個分 ✓岩塩…適量 ✓(あれば)ミルクチョコレート…50g ✓(あれば)カカオニブ…適量 |
1.
①解凍した栗ペーストに、生クリームを少しずつ加え、ゴムベラで混ぜてなじませます。
②有塩バターを600Wのレンジで20秒ほど加熱して溶かします。①のボウルに加え、さらによく混ぜます。
③ラップの上に、6等分にした②の栗クリームをのせ、栗の渋皮煮(小さければ1個、大きければ半分)をのせます。
④ラップで包み、上をねじって茶巾絞りにします。(ラップにくっつく場合は、指を水で濡らして形を整えても)
⑤クッキングシートの上に並べ、溶き卵をハケで塗って、岩塩を適量散らします。
⑥200℃に予熱したオーブンで20~30分、表面に焼き色がつくまで焼き、網の上で粗熱をとります。
(アレンジ)溶かしたチョコレートで半分をコーティングして、カカオニブを飾っても。
秋のスタイリングと構図ポイント
涼しくなってくると、濃い色のクロスの出番です。
私はグレーやグレイッシュパープル(灰色がかった紫)が好きなので、写真のようなクロス、エプロンなどを使って撮影しています。
また、秋といえば木の実! 私の写真によく映り込む名アシスタントたちを並べてみました。
生花と違って傷みにくいので、いがぐり以外は去年も登場したものたちです。
日に焼けないように暗所で、そしてカビが生えないように除湿剤と一緒に保管することで翌年も使えるほど長持ちしますよ。
構図についても少し。
お皿やお菓子は、基本的に三角形を意識して配置しています。
縦や横に並ばないようにお皿のサイズや形を変えるのもポイントです。
松ぼっくりもほら、三角形に配置しています。
お皿の中でも三角形を意識。
また、①断面を見せたもの、②プレーンの素朴な焼きモンブラン、③チョコがけしたもの、と三者三様の魅せ方を意識しています。
特に②のプレーンは、そのまま木のうつわにのせると同化してしまうので、ひだのあるマフィンカップで立体的に見えるようにしています。小皿にのせてもいいですね。
適宜三角形を配置した後は、秋の小物たちを散らしていきます。
枝などは、ただテーブルに置くだけでなく、花瓶に挿して高さを出すことで、奥行きを感じさせることができます。
カメラの設定は暖色で。
暖かい、秋のテーブルの完成です。
photo:kyoko_plus
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