上羽絵惣が手掛ける京都生まれの胡粉ネイルが話題!日本最古の絵具店ならではの美しさ
全国のコスメショップでもじわじわと注目されている「胡粉(ごふん)ネイル」を知っていますか?京都にある、日本最古といわれる絵の具店「上羽絵惣(うえばえそう)」が手掛けるネイルで、和の色彩や美しいパッケージが特徴です。「上羽絵惣」の店頭では、「胡粉ネイル」を全色試せるほか、限定商品も購入できちゃいます!
「上羽絵惣」があるのは、阪急河原町駅から歩いて15分ほど、地下鉄四条駅から歩いて7分ほどの場所にある「燈籠町」。烏丸通から一本東側に入った東洞院通沿いで、周辺にはオシャレな飲食店もちらほら。
漆喰壁に格子窓の京都らしい町家の建物と、どっしりとした看板が目印です。
トレードマークのロゴは、大正時代に6代目が考案したもの。看板を咥えた白狐がユニークです!店頭のガラス扉でもお出迎えしてくれるほか、「胡粉ネイル」のパッケージや、日本画用の絵の具などのパッケージにも使用されています。
「胡粉ネイル」は、「胡粉」とよばれるホタテの貝殻の微粉末を配合しています。軽い塗り心地で、日本画用絵具専門店ならではのカラーラインナップと美しい発色が魅力。有機溶剤を使っていないので刺激臭がなく、ネイルが苦手だった人にもおすすめです。店頭では、このネイルを全色試すことができます。
「上羽絵惣」京都本店限定色は、ラメがきらめくこちらの2色。「蘇芳(すおう)」は、塗ると肌なじみのよいブラウンに。「薔薇色(ばらいろ)」は発色のよいピンク色。どちらも使いやすい色あいが人気です。
このほかにも水桃(みずもも)や、京紅(きょうくれない)など、美しい名前のネイルが並びます。
京都のコスメメーカーとのコラボアイテムも
ネイル以外にも、注目のアイテムがたくさん!こちらの「宝石リップ」は、和の素材などを用いた京都発のコスメブランド「kyo・miori(きょう・みおり)」とのコラボアイテムのひとつ。
スキンケアの発想で潤いを守り、ふっくらとした唇に。左から辰砂(しんしゃ)、琥珀(こはく)、桃色珊瑚(ももいろさんご)と、こちらも和の色名。日本人の肌になじむように厳選された3色なんだそう。
こちらも「kyo・miori」との共同開発で生まれたハンドクリーム。季節ごとの12の花の柄から選べます。
中央の、狐が優雅な通称「白狐缶」は、男性へのプレゼントに人気。このお店でしか買えない限定品です!
「胡粉」の美容作用を生かして作った石鹸は、アロマや天然素材を使用した手作り石鹸を製造販売する「京都しゃぼんや」とのコラボ。10gサイズをバラマキみやげとして購入する人も多いそう。
鮮やかな水色が目をひく紙袋は、どの商品を購入しても、希望すれば付けてくれます。
日本画用絵具専門店ならではのオリジナル商品
かねてより販売を続ける日本画用絵具も、もちろん扱っています。
公募から採用した、素敵なデザインのがま口バッグに、日本画用絵具「顔彩」とスケッチブックなどがセットになった「るんるんスケッチセット」。バッグの色は薄紅(ピンク)と若葉(ライトグリーン)から選べ、持ち運びにも便利です。
お店の奥には職人さんの工房や倉庫があり、見学もできます。何代も受け継いできた建物は、大きな梁がその歴史を物語っていますね。
京都ならではの艶やかな色彩が育まれた歴史に思いを馳せながら、お気に入りのネイルカラーで指先を彩ってみてください!
text:鈴木理恵(TRYOUT)
photo:辻本しんこ
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