【カレー好き必見!】カレー文化の火付け役が埼玉の里山に 「小川ぐらしの茄子おやじ」

【カレー好き必見!】カレー文化の火付け役が埼玉の里山に 「小川ぐらしの茄子おやじ」

るるぶ&more.編集部 るるぶ&more.編集部
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池袋から東武東上線で1時間強の距離にある埼玉県小川町に、2019年にオープンした欧風カレーの専門店「小川ぐらしの茄子おやじ(おがわぐらしのなすおやじ)」。カレー激戦区として知られる東京・下北沢で1990年のオープン以来、人気を集めてきた名店の味を緑豊かな里山の町でのんびり味わえます。

Summary

「小川ぐらしの茄子おやじ」ってどんな店?

「小川ぐらしの茄子おやじ」は、小川町駅から徒歩5分。店舗は、築150年以上になる古民家をリノベーションしたレトロな雰囲気。その人気のあまり、15時の閉店前にルーがなくなってしまうこともあるため、余裕をもって店を訪れることをおすすめします。

店内には、4人がけのテーブル席2卓と6人がけのカウンター席。インテリアデザインのベースにあるのは、「まずはここで最も長い時間を過ごす人、つまり自分にとって心地よい空間でありたい」という思いです。

店内のアンティーク小物や雑貨などの多くは小川町に店を再オープンするにあたって揃え直したり、知人からもらい受けたりしたものですが、下北沢の店舗から持ってきたものや店主の私物も置かれています。程よい生活感が店の魅力です。

まずは食べたい!人気ツートップのチキンカレー&やさいカレー

カレーのラインナップはチキンカレー、やさいカレー、きのこカレー、ビーフカレーの4種類に、チキンとビーフに野菜、ゆで卵も加わったほぼ全部のせのスペシャルカレー。ベースのカレーはジャガイモ、ニンジンをはじめとする数種類の野菜や合いびき肉を、10種類以上の香辛料や赤ワインと共に煮込んで作り上げられます。香辛料の風味がしっかりと引き立ち、コクがありつつも重い食感とならないよう、煮詰めすぎないことがおいしさの秘訣。子どもから大人まで、多くの人が食べられるようにと辛さは控えめ。野菜や肉のうま味を存分に引き出します。

チキンカレー1200円
チキンカレー1200円

ベースのカレーにボイルした鶏肉を投入し、最後に煮込んで仕上げるチキンカレーは、カレーににじみ出た鶏肉の風味と食べごたえを味わえる人気メニューです。下北沢時代との違いの一つが、どのカレーにも野菜がトッピングされていること。鶏肉を食べる合間に野菜を口に運ぶことで、互いのおいしさが引き立ちます。きのこカレーやビーフカレーも同様の工程で調理されます。
特にきのこカレーは、マイタケ、エリンギ、シメジ、シイタケ、マッシュルームの5種類のキノコのダシがカレーに独特のコクを与え、一度食べたら病みつきになる味。作家のよしもとばななさんは、決まってきのこカレーを注文したのだとか。

やさいカレー1100円
やさいカレー1100円

一方で、ベースのカレーをよりオリジナルの形で味わえるのが、季節や気候によって異なる4種類ほどの野菜がトッピングされたやさいカレーです。若者の町である下北沢時代に比べて少々大人向けの野菜選びを意識しているそうで、例えばシャキっとした食感が特徴のインゲンを一年を通して使うようになったと言います。また苦みなら苦み、甘みなら甘み、あるいはトロっとした食感やぷりっとした歯応えなど素材が持つ個性が活きるよう、調理の際には食材一つ一つに目標を持たせ、一方でどれか一つがことさら目立ち過ぎぬように、バランスにも気を配っているのだそうです。12月末〜3月の冬場に使われる芽キャベツは、ほろ苦さと甘さの両方を持った上でコクもあり、小川町に店を再オープンして以来の店主お気に入りの食材。意外な人気食材は秋口に使われる柿で、その甘さがスパイスの刺激とマッチします。もちろん、店主のニックネームで店名の由来でもあるナスは夏の定番野菜です。自身の好物であるため、その時々のみずみずしさや皮の硬さを考慮しつつ丁寧にソテーしているのだとか。

店内に流れる音楽にも注目!ゆったりとした雰囲気がクセになる

「茄子おやじ」初代店主の味を求めて、下北沢時代の常連客もたまに顔を見せると言います。下北沢のおしゃれさと古民家が融和した、個性的な雰囲気も魅力です。還暦を節目にして惜しまれながらも下北沢の店舗を後進に譲り、あくせくした都会での日々に別れを告げて、両親の実家がある小川町に移り住んだのが2017年のこと。都心からもそう遠くない里山の自然あふれる移住先として注目を集めるこの町で、のんびりとした毎日を過ごしながら週4日間、ランチタイムだけ店を開けています。

存在感のあるオーディオセットは、小川町に移住してきた音楽評論家の湯浅学さんに選定してもらって揃えたものです。

BGMは、店主が青春を過ごした1960〜80年代のロックやフォークミュージック、シティ・ポップといった懐かしいメロディーやジャズ。古い家並みが残るノスタルジックな町、小川町の一角で聴く懐かしい音楽は極上の響き。スパイスカレーと共に、音楽がいざなうちょっとした時間旅行をぜひ楽しんでください。

■小川ぐらしの茄子おやじ(おがわぐらしのなすおやじ)
住所:埼玉県比企郡小川町小川110-1
TEL:0493-88-8112
営業時間:12〜15時(※ルーがなくなり次第)
定休日:月〜水曜

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