函館「ひかりの屋台 大門横丁」でハシゴ酒♪ご当地グルメとお酒に舌鼓!
JR函館駅の繁華街、大門地区にある「函館ひかりの屋台 大門横丁(はこだてひかりのやたい だいもんよこちょう)」は、約800㎡の敷地に26の飲食店がひしめく屋台村。夜ごと、ビールや日本酒、ワインを片手に、北海道のご当地料理をはじめ各店自慢の料理をつまみ、店主や客と語らう地元住民や観光客で賑わう人気スポットです。
Summary
函館ひかりの屋台 大門横丁って?
かつては青函連絡船の発着地であり、津軽海峡に面した函館駅は、函館朝市のエントランスとしても知られ、多くのホテルが建ち並ぶ函館観光の出発地。そんな駅前・大門地区にある「函館ひかりの屋台 大門横丁」は、2005年に函館駅周辺の新たな賑わいの場としてオープンしました。
函館の豊富な食材をいかした「食のコミュニティ」の創造を目指してつくられた大門横丁には、北海道のご当地料理であるジンギスカンやザンギの店をはじめ、海鮮料理や炉端焼き、串焼き、おでんのほか、韓国料理、アジアンキッチン、ビストロなど、さまざまなジャンルの料理の飲食店やバーが揃っています。
大門横丁ではしご酒! 攻略方法
大門横丁へは、函館駅に近い「高砂通り」と「大門仲通り」の二つの大通りの2カ所からアプローチできます。どちらの出入り口から入っても2つある小路の両側に個性あふれる店舗が立ち並び、中心にある「光の広場」につながっています。掃除の行き届きた共同トイレもこの広場に面してあります。
網元直営店だから新鮮!「炉ばた 大謀」
まずは、函館市の東部に位置する南かやべ地区の網元が直営する炉端焼のお店「大諮」からスタート。太平洋噴火湾に面した南かやべは、古くからイカ、サケ、マグロなどが水揚げされる漁村として知られ、国内昆布生産量の15%を占める昆布の一大産地です。
早速、名物「活〆真イカ」を頼んでひと口。透き通った身はコリコリとした食感で、すっきりとした甘味を伴って喉をすべり落ちていきます。ねっとりとした肝まで美味しくいただけるのは、新鮮なイカだからこそ! ほかにも、季節ごとの新鮮な魚介の刺し身や焼き物、自家製一夜干しなど、網元自慢の料理が揃うお店です。
■炉ばた 大謀(ろばた たいぼう)
TEL:0138-22-3313
営業時間:17~24時
定休日:無休
ほっこりおでんと鉄板焼き「わいどのおでん」
次に訪ねたのは、南かやべ地区産の真昆布を使ったダシが自慢のわいどのおでんです。 「『わいど』とは、青森県の言葉で『ぼくらの』という意味です」と教えてくれたのは、店長の木下徳仁さんです。「店のマネージャーが青森県下北半島の出身で、薬味に生姜味噌を揃えているのも青森風です」とのこと。お客さんとの会話を何よりも大切にしている、という木下店長にお勧めのおでん種と日本酒を選んでもらいました。
おすすめは、函館で明治16年(1883)創業の老舗かまぼこ店「ヤマサ宮原のごぼう揚げ」300円、人気の「大根」、「たまご」、「はんぺん」各150円の4種類。昆布だけで丁寧にひいたダシがふんわりと香り、しっかりと味が染みた具材とよく合います。「店長自慢の生姜味噌」80円もピリッとアクセントとなり、後をひく味わいです。
わいどのおでんには鉄板焼きメニューもあり、木下店長は「おでんを食べながら鉄板焼きを注文するお客様も多いです」とにっこり。深夜まで客が絶えないのも納得のお店です。
■わいどのおでん
TEL:090-5077-2018
営業時間:17~24時
定休日:不定休
ちょい飲みにぴったり「イタリアン屋台 ピッコロ」
大門横丁には、和食だけでなく各国料理の店があります。3軒目は「イタリアン屋台 ピッコロ」。北海道産のチーズとワインが楽しめる洋食系の屋台です。
「うちは2、3軒目にいらっしゃるお客様が多いようで、遅い時間ほど賑わいます」と、カウンター越しに笑顔を見せる店長の佐々木大也さん。北海道産のワインのほか、海外産のワインを「本日のワイン」として提供するほか、カクテル類も充実しています。
酪農王国の北海道は、国産ナチュラルチーズの一大生産地。新鮮な生乳を使った国産チーズと海外のチーズを組みあわせた「チーズの盛り合わせ」1080円は、ぜひワインと一緒に味わいたいもの。そこで選んでもらったのが、函館市の隣、七飯町に本社がある「はこだてわいん」です。白ワインも赤ワインもほんのり甘い味わいで、塩味のあるチーズがよく合います。
さらに、北海道産の生ハムに自家製ローストビーフ、合鴨の黒胡椒がのった「三種肉の盛り合わせ」は、ボリュームたっぷりなのに950円! コストパフォーマンスの高いお店です。
■イタリアン屋台 ピッコロ(いたりあんやたい ぴっころ)
TEL:080-8204-6275
営業時間:17時30分~25時
定休日:不定休
ジンギスカン初心者にも食べやすい「ラムジン」
ちょい飲みの最後は北海道のソウルフード・ジンギスカンの「ラムジン」で〆ます。
羊肉は食べたことがない、臭みが心配……という人も、クセのない肉を自家製のタレで食べさせてくれるから安心。帽子型のジンギスカン鍋で余分な脂を落としながらふわっと焼き上げてくれます。炭火の煙と生ラム肉の香ばしさを味わいは、大門横丁でのはしご酒の締めくくりにぴったりです。
■ラムジン(らむじん)
TEL:090-5223-0837
営業時間:18〜23時
定休日:木曜
「函館ひかりの屋台 大門横丁」へのアクセスは?
■電車で
JR函館駅から徒歩7分。もくしは、函館市電「函館駅前」電停から徒歩5分です。
■車で
函館空港から約20分です。
※飲酒する場合は車でのお出かけはお控えください。
■函館ひかりの屋台 大門横丁(はこだてひかりのやたい だいもんよこちょう)
住所:北海道函館市松風町7-5
営業時間:店舗により異なる
定休日:店舗により異なる
各店舗の情報は公式サイトで確認を
Text:本間朋子
Photo:田渕立幸
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●店舗・施設の休みは原則として年末年始・お盆休み・ゴールデンウィーク・臨時休業を省略しています。