「やる気が出ない…」は要注意!他人事じゃない5月病はリラックスで予防

「やる気が出ない…」は要注意!他人事じゃない5月病はリラックスで予防

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春は、入社や異動で新生活が始まるなど、環境の変化がめまぐるしい季節。最初は緊張しながらも頑張っていたけれど、いつの頃からか「なんとなくやる気が出ない」「理由は分からないけど、心も体もだるいなあ」なんてことになっていませんか?これってもしかして5月病!?放っておくと悪化してしまう危険もある5月病にならないためにも、大事なのは予防。そこで、ヨガインストラクターの村上華子さんに5月病の予防法を聞きました。また、5月病予防にぴったりの、おすすめのおでかけスポットもご紹介します!

Summary

なんだか心も体もだるい…それって、自律神経が乱れているのかも!?

「春は環境の変化で緊張が続き、さらに気候や気圧の変化も加わって、自律神経が乱れやすい季節。人の体は本来、緊張とリラックスのスイッチをうまく切り替えてコントロールしています。ところが緊張状態が続くとスイッチがうまく入り替えられずに自律神経が乱れてしまうんです」(村上さん)

このように、アクセルとブレーキを同時に踏んでいるような状態が続くと、「5月病」になってしまったり、放っておくとうつ病になってしまう恐れもあるのだとか。

 

今の私はどんな状態?自分の体に聞いてみよう

では、5月病にならないようにするためには、どうしたらいいのでしょう?それには、まず5月病のもととなる疲れの根本を解決すること。「日頃から忙しく、人と関わることが多い人ほど、気づかぬうちに心身の疲れのサインを見逃しがちです。リラックスできる一人の時間を作って、今の自分がどんな状態なのかを振り返ってみましょう」(村上さん)

自分のことを客観的に見てみると、「なんとなくだるい」はいつからなのか、なぜなのかが見えてくると村上さんは話します。「原因が分からないまま自分に合わない対処をしていても、問題は解決しません。自分がなぜ疲れていてどんな時にリラックスできているのかを振り返って”自分の取扱説明書”を作ってみてください」(村上さん)

 

呼吸を整えて気持ちをリセット。ヨガで頭もスッキリ

呼吸を整えると副交感神経が優位になり、心と体がリラックスした状態に。体を動かすことや、それによる血流の巡りも、自律神経を整える働きがあるのだそう。特にヨガは、長い時間一定のリズムでの呼吸を促すので、体を動かしながら頭がスーッと冴えてくるのを実感できるはず。

「ヨガで体を動かすことで緊張がとれ、自然と呼吸が深まると、心と体がリラックスした状態になります。次に集中力が増し、いま自分がすべきことにフォーカスできるようになります。すると、自分が今どういう状態なのか、どうすれば自分をいい状態に持っていけるのかを冷静に考えることができます。おすすめなのは胸を開き、肩や背中のこわばりをほぐす「アンテナのポーズ」。呼吸も意識しやすいので試してみてください。」(村上さん)

 

【アンテナのポーズ】

1:正座の姿勢で胸の前で合掌。

2:息を吸いながら、合掌を頭上に引き上げる。背筋をすっきりと伸ばすように。

3:息を吐きながら、両手を大きく開き、顔を空に向ける。(下腹を軽く締めると姿勢が楽に安定する)背中を軽く反らせながら胸を開き、そのまま3呼吸。

4:顔を正面に戻したら、両腕を後ろからゆっくりとまわし下げ、手が床におりたら一息。じんわりとした余韻を感じる。

5:1~4を3セットほど繰り返す。

お出かけでリフレッシュ!視野を拡げて5月病予防!

 

気分転換という意味では、知らない街への旅行や露天風呂のあるスーパー銭湯も効果的だそう。ほかにも、寺社での座禅や、岩盤浴でゆっくりと自分と向き合う時間を作るのもおすすめ。できるだけスマホや日常と切り離した環境だとなおよしです。

ゴールデンウィークはアクティブに遊ぶのもいいけれど、長いお休みだからこそ、ゆっくり過ごせるスポットへお出かけを。

 

 

監修:村上華子(HASYOGA)

綿本彰氏のもとでヨガを学び、2008年ヨガ仲間と共に「HASYOGA(ハスヨガ)銀座」を設立。2012年に第一子を出産後は、妊娠・出産~育児の経験を踏まえながら、変化の多い女性の体に寄り添うためのヨガにも力を入れる。また、インストラクター業のかたわら、ヨガネタを得意とするフリーランスのライターとしても活動の場を広げ、ヨガの専門雑誌「Yogini」をはじめ、各種メディアで執筆しながら、様々な角度からヨガの魅力を伝える。

 

イラスト:まゆ

text:司馬唯佳

 

※当記事の情報は、編集部の取材に基づいた情報です。ご自身の責任においてご利用ください。

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