箱根の別荘地で極上のリラックスステイを堪能! リゾートホテル「nol hakone myojindai」【すみずみ宿泊ルポ】
箱根の別荘地、宮城野エリアにある「nol hakone myojindai(のる はこね みょうじんだい)」は、自家源水を使用した温泉で、都会の喧騒を忘れてゆったり過ごせるリゾートホテル。地域の食材を使ったレストランの朝食も絶品と話題です。今回はそんな魅力いっぱいのホテルで、おこもりステイを満喫してきました!
Summary
閑静な別荘地エリアにあるリゾートホテル
箱根登山鉄道の終点、強羅駅から車で約15分ほど。人気観光地である箱根のなかでも、別荘地が集まる閑静な宮城野エリアに、「nol hakone myojindai」は位置しています。
駐車場を抜け奥に進むと、クラシカルな外観がお出迎え。レトロでどこか温かみのある雰囲気で、本当に自分の別荘に訪れたかのような高揚感があります。
エントランスを入った先には、吹き抜けで広々としたロビーがお出迎え。開放感たっぷりの空間はもちろん、ウッドや石などの自然な素材を使用したインテリアや、おしゃれで温かみのある照明のデザインからは、素朴でやさしい風合いを感じます。
心安らぐやさしい香りに、旅の疲れも癒やされます。
ロビーの奥にあるのは、ゆったりくつろげるラウンジスペース。大きな窓からは、美しい中庭や箱根の山々を一望できるので、チェックインまでの間、ラウンジでゆっくりくつろぐのもおすすめです。
ラウンジでひと休みしたらチェックイン。これから始まる箱根ステイへの期待でドキドキが止まりません!
カウンターには、スキンケアセットのアメニティが置いてあるので、忘れずにもらっておきましょう!
チェックインを済ませたら、いよいよお楽しみの客室へ。このホテルは、ロビーを中心に東西に宿泊棟が広がっている作りになっています。
客室に向かう廊下には大きな窓が設置されたスペースがあり、個人的にお気に入り! きれいな庭を見渡せるだけでなく、窓から差す日の光はとてもロマンチックでした♪
ゆったり羽を伸ばせるくつろぎ空間!おしゃれな客室をチェック
和の心を感じる露天風呂付き客室「Deluxe Onsen Twin & Tatami」
「nol hakone myojindai」には、全29室の客室が用意されています。
今回宿泊したのは、露天風呂付きの「Deluxe Onsen Twin & Tatami」という客室。定員は1~4名です。
手前にベッド2台、奥に畳のリビングスペースという構成の和洋室で、ベージュやウッドを基調とした落ち着きのある空間になっています。広さは52㎡とゆったりとした造りになっているので、思いっきりくつろいで宿泊を楽しめます。
ベッドの向かいには、テレビや棚が置かれたスペースが。寝ながらテレビというなんともぜいたくな過ごし方ができちゃいます!
また、木目調のオブジェやドライフラワーのインテリアも飾られていて、小物や全体のトーンまでおしゃれさ抜群。非日常のステイ体験が堪能できます。
ベッドはセミダブルで、眠る時もゆったり広々。寝心地のよさも抜群なので、旅の疲れもぐっすり眠って癒やされます。
照明は、細かく明度を調節できるのもうれしいポイントです。
客室の奥にあるのは、畳にテーブル、座椅子が並べられたリビングスペース。畳の上でお茶をしたり、ゆったりお話をしたり、思い思いの休息時間を過ごせます。
ワードローブは十分にスペースがあるので、長期宿泊でも安心。靴を置くスペースも余裕があります。
扉付きで衣服が見えないのも、意外とうれしいポイントですよね。
洗面所はシックなブラウンのタイル張り。ガラスでトイレとシャワールームが区切られているスタイリッシュな造りとなっています。
“Onsen”タイプの客室限定!専用露天風呂で日頃の疲れをリセット
「Deluxe Onsen Twin & Tatami」の魅力はたくさんありますが、最大のポイントはなんといっても客室専用露天風呂。信楽焼の大きな浴槽は、手足を伸ばしても余裕があるサイズ感なので、思う存分くつろげます。
温泉には日本有数の温泉地「箱根十七湯」のひとつである「宮城野温泉」を、自家源泉より引湯しています。
主な効果には、神経痛・筋肉痛・関節痛・五十肩・関節のこわばり・冷え症・病後回復期疲労回復・健康増進などがあります。
※温泉の効果には個人差あり
チェアとテーブルなども用意されています。春夏のあたたかい季節には、温泉に入った後に、お茶などを飲みながらゆっくり体を冷ますのもいいかも。
洋室タイプの客室「Deluxe Onsen Twin」も
客室は、和洋室タイプのほかに、ベッドとフローリングの洋室も用意されています。「Deluxe Onsen Twin」は、露天風呂付きの洋室です。
和洋室同様ベージュトーンを基調としていて、落ち着いたブラウンウッドのフローリングに大きなセミダブルのベッドが2つ設置されています。
リビングスペースには、テーブルを囲んでチェアと2〜3人がけのソファがあり、畳のスペースとはまた違うおしゃれさ。こちらでも旅の特別な時間をゆったり満喫できそうです。
館内着からボトルまで!?こだわり満載のグッズにも注目
ホテルでは、充実したおこもりステイを楽しんでもらうために、豊富なアメニティが用意されています。
客室には、寝巻きとしても使える館内着(写真左)と、寒い時期に重宝する羽織(写真右)を用意。どちらも柔らかな肌ざわりで、着心地もばっちり! まるで家で過ごしているかのようにリラックスできます。
また、ホテル内での移動時には、客室に置いてあるメッシュバッグを使用できます。水着や着替えがすっぽり入る大容量サイズなので、サーマルプールや大浴場を使用する際にとっても重宝します!
透け感あるメッシュのブラウントートで、シンプルながらおしゃれな見た目もうれしい!
ハンドソープやボディソープ、シャンプーやコンディショナーは、「nol hakone myojindai」オリジナルブランドのこだわりアイテムが用意されています。オリジナルアロマのいい香りで、使いながらとても心地よい気分になれてGOOD。
※ハンドソープ、ボディソープ、シャンプー、コンディショナーは持ち帰り不可
もちろん、アメニティも完備。ボディタオルにブラシやコットン、シャワーキャップ、カミソリなども揃っています。
ホテルのコンセプトに合わせた柔らかい色調のデザインで、使っているだけでもなんだか特別な気分になります。
特徴的なアメニティが、このボトル。館内のラウンジなどで飲料を入れて、客室で飲めるようになっているんです。耐熱性のあるプラスチックボトルなので、軽いうえにホットドリンクを入れてもOK!
旅行の後、普段使いにも重宝しそうな便利さがうれしいですよね。
おこもりステイのレベルがぐっと上がるサービスにも注目
サウナも楽しめる大浴場
客室露天風呂と同様、「宮城野温泉」を自家源泉より引湯した大浴場は、屋内風呂と露天風呂の2種類。箱根の澄んだ空気と一緒に、森に沸き立つ秘湯のような空間でゆったり名湯に浸かれます。
自家源水を使用したサーマルプール
無色透明の「宮城野温泉」を使った屋内プール「サーマルプール」もおすすめ。
温泉を使っているので、広々としたプールで泳ぎを楽しみつつ、肌にもやさしいのがうれしいところ。
曲線のデザインや丸いライトがおしゃれで、大人がプールを楽しむにはうってつけの場所です。夜には天井が星空のようにライトアップされるのも魅力的。
プールサイドには休憩ができるリラックスチェアがあるので、ゆったりリゾート気分を満喫できます。
プールはぬるめの水温で、途中で寒くなりすぎる心配もありません。さらっとした温泉の肌あたりが心地いいので、ずっとプールにいたくなります! さわやかなブルータイルの床にもテンションが上がります。
温泉の熱をやさしく冷ますととのいテラス&フォレストテラス
「サーマルプール」や「サーマルルーム」を楽しんだら、「ととのいテラス」で小休憩。プールの外のウッドデッキには、ゆったり休めるテラススペースがあるんです。
清らかな森の空気のなか、箱根の雄大な景色を楽しみつつ過ごすのはとっても気持ちがいい! 「サーマルルーム」で熱々になった体をゆっくり冷ますのに最高の場所なんです。
※料金:1万1000円/1時間30分
プールや浴場を満喫した後には、「フォレストテラス」でリラックスするのが、「nol hakone myojindai」でのおすすめの過ごし方。
パラソルのついたリラックスチェアや、ファイヤーピットがあるテラスは、箱根の山々を一望できるぜいたくなリラックススポット。非日常感たっぷりのリゾートを堪能しながら、箱根の雄大な自然を肌で感じられます。
こだわりハーブティーが豊富に揃うフリーフロー
また、ロビーラウンジにはフリーフローがあり、自家製のハーブウォーターをはじめとして、ハーブティーや紅茶、コーヒーなど全10種類以上のドリンクが用意されています。さまざまなドリンクを味わえるのも、ホテルに泊まる際の楽しみになります。
数種類のフレーバーシロップやアルコールドリンクも用意されているので、ラウンジで一杯、お酒を嗜みながら大人の週末を過ごすのも楽しそう。
※アルコールドリンクは有料
ハーブウォーターやハーブティー、紅茶、コーヒーは、アメニティであるボトルに入れて、客室で楽しむのもおすすめ。ハーブティーは好みの香りを自分でブレンドすることもできます!
客室でハーブティを飲みながら過ごすホテル休暇なんて、とってもぜいたくな気分!つい全種類のハーブティーを制覇したくなります。
サラダビュッフェ&プレート形式の朝食は必食!
ホテル内のレストラン「crescita(くれしーた)」では、ブランドコンセプトのひとつである「Locally」をベースに、箱根近隣や周辺の小田原、三島、御殿場、駿河湾などの選りすぐりの地元食材を使った料理を提供しています。
今回は、絶品の「朝食」をご紹介。メインのプレートのほか、日替わりスープやハーブティーと、ビュッフェ形式でサラダ、フルーツ、ドリンクも楽しめます。
店内中央にあるカウンターで、サラダなどを選びます。色とりどりの野菜やフルーツがあるなかで、自分だけのサラダを作るのは気分も上がります♪ スパイスやドレッシングなどが数種類用意されているのも、女性にはうれしいポイント。
かわいい瓶に入ったこちらは、スムージーをはじめとしたドリンク。自家製スムージーや、子どもでも飲めるジュースのほか、神奈川県産生乳を100%使用した「きんたろう牛乳」、コクのあるなめらかな口当たりの「箱根白雪豆乳」などが並んでいます。
今回いただいたプレートには、パンケーキをメインに、小田原の有名店「鈴廣かまぼこ」のシーセージ、野菜のグリル、ポテトサラダ、ヨーグルトなどがのっています。栄養満点のプレートで、朝から優雅な時間を過ごせます。
かまぼこの有名店が作るシーセージは、プリップリの食感とジューシーなうま味が感じられて絶品。地元の野菜も、新鮮かつやさしい素材の味を思う存分感じられます。
ヨーグルトは、御殿場のブランド「健太トマト」を使ったジャムと一緒に食べるのがおすすめ。珍しい組み合わせだと思いつつ、食べてみるとびっくり! 酸味を含んだトマト特有甘みが、ヨーグルトの風味とマッチしています!
全粒粉を使用したパンケーキは、マスカルポーネを使用したホイップクリームとシロップでいただきます。ふわっと軟らかく、密度の高いしっかりした生地で、ぺろっと食べられるけれど満足感は抜群。
しっかりした生地だからこそ、さっぱりとしたクリームとの相性もばっちり。個人的には、あえてベーコンと合わせて食べるのもおすすめ!
デザートには、自家製のミントシロップを使用したプリンをいただきます。スイーツは別腹、なんていうけれどまさにその通り。しっかりプレートを食べた後でも食べられます。
ホテル周辺「宮城野エリア」のおすすめ観光スポット3選
ホテルのある強羅・宮城野エリアは、静かな別荘地。大人が楽しめるようなスポットがたくさんあり、なかでも美術館が多く立ち並ぶ、アートな地域なんです。
そこで、ホテルと同じエリアにある、大人のおすすめ観光スポットをご紹介。
【ホテルから車で9分】彫刻の森美術館
昭和44年(1969)に開館した、日本初の野外美術館。広々として気持ちのよい緑の芝生の上には、オーギュスト・ロダンやヘンリー・ムーアなどが制作した彫刻作品120余点が展示されています。約7万㎡の起伏に富んだ敷地内には、子供が楽しめる体験型作品、ピカソ館や本館ギャラリーなどの屋内展示場が点在し、みどころ満載。レストランやショップのほか、敷地内の源泉を利用した長さ20mのかけ流しの温泉足湯もあります。
【ホテルから車で10分】ポーラ美術館
平成14年(2002)に開館。モネやルノワールなど印象派の絵画を中心に、西洋や日本の絵画、現代アート、ガラス工芸、東西の化粧道具など、多岐にわたる作品を収蔵。特に印象派のコレクションは国内屈指の充実ぶりです。ガラス張りの建物は箱根の森の緑に溶け込むように建てられ、館内では作品をゆっくりと鑑賞できます。季節感のある欧風料理が楽しめるレストランやガラス越しに森が一望できる心地よいカフェも好評で、点在する彫刻作品を巡って延びる森の遊歩道の散策もおすすめ。
【ホテルから車で10分】箱根ラリック美術館
フランスの工芸作家ルネ・ラリックの生涯にわたるきらめきのジュエリーとガラス作品約1500点をコレクションのうち、約230点を入れ替えながら展示。香水瓶やジュエリー、ラリックの仕事場など、テーマ別に展示室があり、ラリックの世界を堪能できます。ミュージアム併設の複合施設「箱根 エモア テラス」には、ラリックが内装を手がけたエレガントなオリエント急行車両とレストランがあり、車両内での極上のティータイムや、レストランでは箱根の自然の中でカジュアル・フレンチを味わえます。
リアルなおすすめタイムスケジュール
【1日目】
11:30 強羅駅に到着。シャトルバスの時間まで、「箱根彫刻の森美術館」などでアート鑑賞
16:30 シャトルバスでホテルに向かいチェックイン。客室で荷ほどき&小休憩
17:00 夕食まで時間があるので、サーマルプール&テラスでととのう
18:30 レストランcrescitaで夕食
20:30 フリーフローで食後のリラックスタイム
21:00 客室露天風呂でリラックス
22:30 就寝
【2日目】
7:30 ちょっと早めに起きて朝風呂を満喫
8:30 レストランcrescitaで朝食
9:30 チェックアウトまで時間があるので、サーマルプール&テラスでサウナやリラックスタイムを満喫
11:00 チェックアウトをしてシャトルバスで強羅駅へ
11:15 箱根ラリック美術館やポーラ美術館など、強羅駅周辺を観光。
17:00 帰路へ
自家源水の「宮城野温泉」を利用したお風呂やプールに、地域食材をふんだんに使用した絶品料理で、まるで別荘を訪れたかのようなステイを満喫できる「nol hakone myojindai」。
箱根の森のなかで、ゆったりリラックスしながらおこもりを堪能してみては?
■nol hakone myojindai(のる はこね みょうじんだい)
住所:神奈川県足柄下郡箱根町宮城野1488
TEL:0460-87-2034
チェックイン/アウト:15時/11時
料金:1室2名利用時 3万400円〜(税込・サービス料込、食事込)
アクセス:強羅駅よりシャトルバスで約15分
Photo:鳥居まなみ(vivace)/画像提供:nol hakone myojindai
Text:鳥居まなみ(vivace)
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